クロスギルドのメンバー一覧|懸賞金の仕組みと3人の役割

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この記事の結論

  • 2人がバギーを訪ねた目的は借金の取り立て。参加を申し出たのはバギーで、トップに見せたのは部下のポスターと海軍の誤解
  • 3人の懸賞金はミホーク35億9000万・バギー31億8900万・クロコダイル19億6500万。発起人が一番安い
  • 海兵への懸賞金は将校だけでなく海兵全体が対象。原作1082話でTボーン中将が市民に殺された

クロスギルドについて一番多い誤解は、「クロコダイルとミホークがバギーを担ぎ上げた」という説明だ。原作の結成場面を読み直すと、話は逆になる。2人がバギーのもとへ来たのは、貸した金を取り立てるためだった。参加を申し出たのはバギーのほうで、バギーをトップに見せたのは、真相を知らない部下が世界中にばらまいたポスターと、それを真に受けた海軍の誤解である。

つまり、クロスギルドの「表と裏」は、誰かが意図して作った構図ではない。偶然の勘違いが四皇を一人生み、その勘違いの上で、海兵に懸賞金を懸けるという前代未聞の仕組みが動いている。この記事では、作中で所属がはっきりしているメンバーを役割・懸賞金・元の所属で一覧にし、結成の経緯、懸賞金の仕組み、原作とアニメの対応まで整理する。※原作は2026年10月時点(第1194話まで)の内容に触れる。

クロスギルドのメンバー一覧(2026年10月時点)

作中で所属がはっきり描かれているのは、次の9人だ。名前の出ていない一般の構成員(バギーズデリバリー時代からの傭兵たち)は、ここでは数に入れていない。

人物 作中での立場 懸賞金 もとの所属 この人がいなかったら
バギー 表向きのトップ(「座長」)。海軍からは四皇として扱われる 31億8900万ベリー バギーズデリバリー座長、元王下七武海、元ロジャー海賊団の見習い 組織の「顔」が無くなり、海軍が四皇と誤認する理由も消える
クロコダイル 新組織を作ろうとしていた実質の発起人 19億6500万ベリー 元王下七武海、元バロックワークス社長 そもそも組織を作る動機が無い
ジュラキュール・ミホーク 最大の戦力 35億9000万ベリー 元王下七武海 「世界最強の剣士」という抑止力が無くなる
Mr.1(ダズ・ボーネス) 構成員。クロコダイルの側近 現在の額は不明 元バロックワークス ―
Mr.3(ギャルディーノ) 構成員 現在の額は不明 元バロックワークス、インペルダウン脱獄組 ―
アルビダ 構成員 現在の額は不明 元アルビダ海賊団、バギーズデリバリー ―
モージ 構成員 不明 元バギー海賊団 ―
カバジ 構成員 不明 元バギー海賊団 ―
リッチー 構成員(モージの猛獣) 不明 元バギー海賊団 ―

3人の懸賞金を足すと87億4400万ベリーになる。ここで右から2列目を見てほしい。構成員の顔ぶれは、元バロックワークスと元バギー海賊団、つまりルフィが東の海とアラバスタで倒してきた相手の寄せ集めだ。クロスギルドは新勢力に見えて、中身は物語の序盤に退場した組織の再結成に近い。

なお、Mr.2(ボン・クレー)や他の元七武海が加わった描写は無い。元七武海で加わっているのはバギー・クロコダイル・ミホークの3人だけだ。名前のある新加入者も、2026年10月時点の本編では確認できない。

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結成の経緯|誘われたのはバギーではなかった

バギーが四皇になるまで七武海の制度が撤廃元七武海が追われる立場になる▼借金の取り立てに来るクロコダイルとミホークがバギーの元へ▼バギーが参加を申し出る仕事に行き詰まっていた▼部下がポスターを配るバギーを真ん中に置いた構図▼海軍が誤解し四皇扱いに

結成の真相は原作1058話(アニメ1086話「新皇帝!千両道化のバギー!」)で描かれた。順番に並べるとこうなる。

順番 起きたこと 作中の出所
1 王下七武海の制度が撤廃され、元七武海は海軍に追われる立場になる 世界会議編の決定
2 クロコダイルは、ミホークと新しい組織を作ろうとしていた 原作1058話
3 2人がバギーズデリバリーのバギーのもとを訪れる。目的は貸した金の取り立て アニメ1086話の公式あらすじ
4 仕事に行き詰まっていたバギーが、自分から参加を申し出る 同上
5 真相を知らない部下たちが、バギーを中央に置いたポスターを世界にばらまく 同上
6 海軍がこれを「バギーがトップ」と受け取り、バギーは四皇として扱われる 同上(公式あらすじは「海軍は情報を大きく誤解」と書いている)

組織の名前と手配書が最初に出たのは、その2話前の原作1056話(105巻、アニメ1083話)だ。キッドがルフィに、バギーを真ん中にクロコダイルとミホークを両脇に並べたポスターを見せる場面である。読者は先に「バギーが2人を従えている」絵を見せられ、2話あとで種明かしをされる。海軍と同じ誤解を読者にも一度させてから正す、という順番で描かれているわけだ。

バギーズデリバリーは、のちから合流した組織ではない。バギーが座長を務めていた海賊派遣会社がそのまま母体になり、クロコダイルの新会社に吸収された形だ。クロスギルドの一般構成員が多いのはこのためである。

3人の役割と懸賞金|額と実際の立場はずれている

新しい懸賞金は、結成が明かされた原作1058話で3人そろって公表された。

人物 以前の懸賞金 クロスギルドでの懸賞金 額が表しているもの
ミホーク 七武海時代は懸賞金が凍結されていた 35億9000万ベリー 3人の中で最も高い。戦力の評価に近い
バギー 東の海で1500万ベリー 31億8900万ベリー 海軍が「トップ」と誤解した評価が入っている
クロコダイル 七武海に入る前は8100万ベリー 19億6500万ベリー 実質の発起人なのに3人で最も低い

懸賞金の順番と、組織の中での実際の重さが一致していないのがこの表の要点だ。組織を作ろうとしたクロコダイルが一番安く、表看板にすぎないバギーがルフィの30億ベリーを上回る。懸賞金は強さの物差しではなく、海軍がその人物をどう見ているかの物差しであることが、ここまではっきり出る例は珍しい。

よく見かける「ミホークがNo.2、クロコダイルがNo.3」という序列は、作中では描かれていない。「大幹部」「幹部」といった役職名もファンの呼び方で、作中でバギーに使われる呼び名は「座長」だ。

海兵に懸けられた懸賞金の仕組み

2種類の懸賞金通常の懸賞金・懸けるのは世界政府・対象は海賊・犯罪者・紙面はWANTED・狙うのは海軍・賞金稼ぎクロスギルドの懸賞金・懸けるのはクロスギルド・対象は下の階級まで含む海兵・紙面はREWARD・1082話で中将が市民に殺害追う側と追われる側が入れ替わった

クロスギルドを有名にしたのは、海兵に懸賞金を懸けるという仕組みだ。通常の懸賞金と並べると、何が逆転しているかが分かる。

比べる点 通常の懸賞金(海賊に懸かる) クロスギルドの懸賞金(海兵に懸かる)
懸けるのは誰か 世界政府 クロスギルド
対象 海賊・犯罪者 海兵。将校だけでなく下の階級まで含む
紙面の文字 WANTED REWARD
狙う側 海軍・賞金稼ぎ 市民・賞金稼ぎ
作中で確認できる実害 ― 原作1082話で、Tボーン中将が懸賞金をきっかけに市民に殺される

「海軍の将校に懸賞金」と紹介されることが多いが、対象は将校に限らない。原作1056話でキッドは、海兵が市民からの襲撃におびえている状況を説明している。海軍の側でも、センゴクとつるが「クロスギルドを早急に討つべき」と語る場面がある(アニメ1086話の公式あらすじ)。

一方で、海兵一人ひとりに懸けられた額や階級ごとの相場は、ネット上に一覧が出回っているものの、確かめられる出所が限られる。この記事では個別の額は載せない。海兵の階級そのものはワンピース海軍の階級一覧で整理している。

原作とアニメの対応表|どこで何が起きたか

アニメで追っている人のために、クロスギルドの主要な場面を原作とアニメで対応させておく。

原作 アニメ 放送 起きたこと
1056話(105巻) 1083話「動く世界!新組織クロスギルド」 2023年11月 ポスターと手配書で組織の存在が明かされる
1058話 1086話「新皇帝!千両道化のバギー!」 2023年12月3日 結成の真相と3人の新しい懸賞金
1082話 1116話「取りに行こうぜ!バギーの大宣言」 2024年8月18日 Tボーン中将の死、バギーの「ワンピースを取りに行く」宣言

2026年10月時点で、この記事が確認できたクロスギルドの最後の大きな動きは原作1082話だ。エルバフ編に入ってからの本編での動向は、確認でき次第この記事に追記する。

バギーとクロコダイルで目的が食い違っている

原作1082話で、組織の目的が2つに割れていることがはっきりする。

人物 目的 出所 目的がかなわなかったら
クロコダイルとミホーク いかなる勢力にも脅かされない軍事国家を作る アニメ1116話の公式あらすじ 追われる元七武海のままで、安全な居場所が無い
バギー 全構成員の前で「ワンピースを取りに行く」と宣言 原作1082話 表看板として担がれたまま、自分の名前だけが大きくなる

同じ回では、完成した船の船首像がバギーの顔になっていたことにクロコダイルとミホークが怒り、バギーを吊るし上げる場面もある。組織の看板と、組織を作った2人の目的が、最初から一致していない。クロコダイルとミホークがワンピースを狙う方針に同意したかどうかは、2026年10月時点で描かれていない。

3人それぞれの2026年10月時点の立場は、次の「3人の現在」にまとめた。ミホーク個人についてはミホークは結局何者かで整理している。この記事は組織としてのクロスギルドに絞る。

3人の現在(2026年10月時点)

人物 2026年10月時点で確認できること 確認できないこと
バギー 四皇の一人として扱われ続けている。懸賞金は31億8900万ベリー 1082話の宣言のあと、実際にワンピースへ向けて動いたか
クロコダイル クロスギルドの実務を握る側にいる 軍事国家の計画がどこまで進んだか
ミホーク クロスギルドの最大戦力のまま ゾロとの再戦の有無

四皇の顔ぶれと入れ替わりの流れは四皇の変遷一覧で、懸賞金をほかの大物と並べた順位はワンピース 懸賞金ランキングで確認できる。

よくある誤解を作中の描写で正す

流通している説明 作中の描写から言えること
クロコダイルとミホークがバギーを誘った 2人の目的は借金の取り立て。参加を申し出たのはバギー
バギーは2人に祭り上げられた トップに見せたのは部下のポスターと海軍の誤解
各地から元七武海が集まった 元七武海はバギー・クロコダイル・ミホークの3人だけ
海軍の将校だけが狙われる 対象は下の階級を含む海兵全体
ミホークがNo.2、クロコダイルがNo.3 序列は描かれていない。発起人はクロコダイル
表記は「クロス・ギルド」 公式のアニメあらすじの表記は「クロスギルド」(中黒なし)

クロスギルドが物語で担っている仕事

クロスギルドは、王下七武海が無くなったあとの空白を埋める装置だ。政府の公認で海賊を飼い慣らしていた制度が消えると、その海賊たちは政府に牙をむく側に回る。海兵に懸賞金を懸ける仕組みは、その反転をいちばん分かりやすい形で見せている。

そしてもう一つ、この組織は「肩書きは誤解でも生まれる」ことを証明している。四皇も懸賞金も、海軍と世間の認識で決まる。だから実力でいちばん下のバギーが、いちばん目立つ場所に立つ。クロスギルドの一覧は、ワンピースの世界で権威がどうやって作られるかの見本でもある。元七武海の全員の消息は、このグループのまとめである王下七武海一覧にまとめている。

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よくある質問

クロスギルドのメンバーは誰?

中心はバギー・クロコダイル・ミホークの元王下七武海3人です。ほかに所属がはっきり描かれているのは、Mr.1(ダズ・ボーネス)、Mr.3、アルビダ、モージ、カバジ、リッチーで、合わせて9人。名前の出ていない一般構成員は、バギーズデリバリー時代からの傭兵たちです。

クロスギルドは何話で結成された?

組織の存在が明かされたのは原作1056話(アニメ1083話)、結成の真相と3人の懸賞金が描かれたのは原作1058話(アニメ1086話)です。

クロスギルドのリーダーはバギー?

海軍と世間はバギーをトップとみなし、四皇として扱っています。ただし作中の実態は、新組織を作ろうとしていたのはクロコダイルで、バギーは自分から参加を申し出た側です。バギーがトップに見えたのは、部下がばらまいたポスターを海軍が誤解したためです。

海兵に懸賞金を懸けるのはなぜ強いの?

追う側だった海兵が、市民や賞金稼ぎから狙われる側に変わるからです。原作1082話では、Tボーン中将がこの懸賞金をきっかけに市民に殺されています。

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