鋼の錬金術師の時系列|クセルクセスの前史からイシュヴァール、約束の日まで【原作・2009年版】
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この記事の結論
- クセルクセスの前史の後には、戦争に関わる人々と幼い兄弟の二つの背景があります。現在の旅は石の調査から北方へ進み、約束の日と決戦後へ続きます。回想を知る放送回と、作中で起きた時期を分けて追えます。
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この記事の2009年版は、テレビアニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』を指します。
作中で最初に起きる大きな出来事はエルリック兄弟の旅立ちではありません。クセルクセスでフラスコの中の小人とホーエンハイムの過去があり、その後の時代には、軍側の戦争の背景と、兄弟の幼少期の背景があります。戦争の全期間と兄弟の成長は重なる時期があるため、二つの背景を完了順の一列には並べません。放送の順序と、出来事が起きた順序を分けて整理します。
最初に押さえる作中順
| 順序 | 出来事 | 後の物語につながる点 |
|---|---|---|
| 前史 | クセルクセスでフラスコの中の小人とホーエンハイムが関わる | 二人の身体と賢者の石をめぐる背景 |
| 旅以前の背景・軍側 | イシュヴァールの戦争と殲滅戦 | スカー、ロイ、ホークアイらの立場に影響 |
| 旅以前の背景・兄弟側 | 母の死、修業、人体錬成の失敗 | 失った身体を取り戻す目的が生まれる |
| 現在の旅の序盤 | 賢者の石を探し、原料を知る | 石を使うことの意味が変わる |
| 中盤 | 国土錬成陣の仮説、ブリッグズでの調査 | 個人の旅と国を巻き込む計画がつながる |
| 終盤 | 約束の日、中央での攻防 | 計画を止め、兄弟が自分たちの代価を選ぶ |
表の「旅以前の背景・軍側」と「旅以前の背景・兄弟側」は、並行して追う二つの流れです。母の死が殲滅戦の後に起きたという順序を表していません。
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第40話が後半にあるのに、出来事が先なのはなぜ?
2009年版第40話は、フラスコの中の小人の過去を振り返ります。登場人物の正体を理解する手がかりが後で明かされるため、視聴順では終盤寄りでも、作中では兄弟が生まれるより前です。第30話のイシュヴァールも、ロイたちが現在に戦争を始めた回ではなく、現在の問いから過去を振り返る回です。
兄弟が旅を始めてから何が変わった?
序盤では、賢者の石は失った身体を取り戻す手段として探されています。やがて原料を知り、単に手に入れればよいという問題ではなくなります。ブリッグズに向かう頃には、賢者の石と軍上層部の動きを、二人の身体の問題と並べて追う必要が出ます。どの時点で何を知ったかを記録すると、後半の選択を最初から計画していたように誤読しにくくなります。
約束の日と、その後を分ける
「約束の日」は現在の旅の終盤に置く決戦です。告知される第45話は準備段階、実行と反撃は終盤、その後の兄弟の選択と再出発は第63〜64話という順序で確認できます。決戦中の陣や戦闘の詳細は専用解説へ進み、年表では前後関係を押さえられます。
公式の各話資料で見返す目印
第18話でエドが訪れるのは、すでに遺跡になったクセルクセスです。第40話は、遺跡を訪れた時の続きとして現在が進んだ場面ではなく、かつてそこで起きたことを知る回です。第20話ではホーエンハイムが故郷に戻り、エドとピナコが過去の人体錬成の痕跡を確かめようとします。過去を説明する回と、現在の人物が過去の証拠を調べる回を分けると、前後関係を追えます。
前史を「当時起きたこと」と「現在確認したこと」に分ける
クセルクセスの出来事を理解するために第18話と第40話を続けて見ることはできますが、作中では同じ日ではありません。第18話でエドが訪れたのは遺跡です。第40話が見せるのは、その場所にいた人物の過去です。「昔の出来事」「いま見つかった痕跡」「視聴者に説明された回」の三つを置くと、エドが遺跡に行ったことを王国が滅びた時点に置かずに済みます。
イシュヴァールも同様です。戦争を経験したロイやホークアイが現在の物語で語るため、現在の会話の年と戦闘の年を一つにまとめません。第30話で会話に入る相手も、エドに語るホークアイと、スカーに語るマルコーで違います。この時間差が、同じ戦争をめぐって何を知っているかの差になります。
| 調べたいもの | 放送順の目印 | 作中順での扱い |
|---|---|---|
| 昔のクセルクセス | 第40話 | 旅より前の前史 |
| クセルクセスの遺跡を訪れる | 第18話 | 旅の途中 |
| イシュヴァールの戦争 | 第30話の回想 | 兄弟の旅より前 |
| 約束の日を知る | 第45話 | 決戦に向けた準備 |
| 国土錬成陣が実行される | 第60〜61話 | 決戦当日 |
クセルクセスの当時と、遺跡を訪ねる現在
第40話の過去では、23号と呼ばれていた人物の血をもとにフラスコの中の小人が生まれます。小人は23号にヴァン・ホーエンハイムという名前を付けます。兄弟の父がいつからその名で呼ばれているかを知る手がかりであり、エドが目の前の敵と父の見た目を比べた時点よりもずっと前の出来事です。
一方、第18話のエドは、ブレダの手引きで既に遺跡になったクセルクセスへ行き、そこでフーと再会します。第28話では兄弟がお父様を見て、父に似た顔に驚きます。視聴順は第18話、第28話、第40話でも、表に置く作中順では第40話の過去が先に来ます。年月が分からない部分を埋めるより、王国が存在した時点、遺跡になった後、二人の正体の関係を知る時点を別に記録します。
中盤から終盤へ向かう順序
| 現在の物語での順序 | 動く人物 | 次の局面へつながる情報や行動 |
|---|---|---|
| ダブリスで師匠と再会 | 兄弟、イズミ | 過去の修業と人体錬成を話す |
| シンからの来訪者と接触 | リン、メイ、兄弟 | 身体を戻す旅に、別の国の目的が交わる |
| 中央で地下の存在に迫る | 兄弟、リン、メイ、スカー | 従来の錬金術が使えない局面を経験する |
| 北方へ移る | 兄弟、ブリッグズ側 | 別の術と軍の計画を調べる手がかりを探す |
| 各地で決戦の情報が伝わる | リン、兄弟、協力者 | 来る決戦へ向けた準備へ入る |
| 中央の決戦 | 地上・地下の複数の集団 | 国土錬成陣の実行と反撃へ進む |
| 決戦の後 | エド、アル、旅の仲間 | 身体の回復とそれぞれの再出発 |
ダブリスで過去を話す回と、実際に幼い兄弟が修業した時期は別の位置です。第12話で幼少期の修業を知ってから、第15話でメイが登場するという放送の流れも、作中で修業が終わった後に旅が始まった順序と両立します。回想の回番号は、その出来事が現在起きた日付を表しません。
終盤の詳細は「約束の日」の解説で追えます。この年表では、計画が伝わる段階、実行の日、決戦後の順序が分かる粒度に揃えています。登場人物が別々の場所で同時に動く場合は、移動を一つの列に押し込まず、中央の決戦という同じ段階に置くと前後が崩れません。
旅の前半は、何を知った後の行動かで並べる
| 作中での段階 | 兄弟が新たに知ること | その後の行動 | 2009年版の目印 |
|---|---|---|---|
| リオール | コーネロが石らしい力を使う | 目前の現象と石の実物を追う | 第3話 |
| イーストシティ | 生体錬成をめぐる事件と、国家錬金術師を狙う襲撃 | 負傷した身体と義肢を立て直す | 第4〜6話 |
| マルコーとの接点 | 軍の研究と石が関わる | 中央図書館の資料を調べる | 第6〜7話 |
| 製法の解読後 | 石の原料が人の命に関わる | 第五研究所へ進む | 第7〜8話 |
| 研究所からの帰還 | 石・人柱・軍内部に残る謎 | 報告と次の調査へ移る | 第9〜10話 |
この順序では、石の原料を知った後に、過去に起きた母の死が移動することはありません。変わるのは現在の兄弟が持つ情報です。第6話は修理のための帰郷とマルコーへの接点を含むため、地名だけを一列に並べるより、目的が変わった地点で区切ると現在の筋を追えます。各事件の死因や技術を深掘りする場合は、対応する事件・用語の記事から読めます。
国家の計画が見える前と後
第24話の段階では、マルコーが国土錬成陣の構築が目的ではないかと考えます。これを、第61話で実際に発動する場面と同じ行に置くと、登場人物が仮説を持った時点と実行した時点が消えます。第35話のブリッグズでは、地下を調べることで国の成り立ちに疑問を持つ過程が進みます。第24話を仮説、第35話を現地で手がかりが増えた時点、第45話を計画の伝達として読めます。
本編を再開するときの話数索引
序盤の兄弟の目的だけ思い出したいなら、第2話の人体錬成の回想と第6〜8話の石の調査が入口です。軍の問題へどこからつながったかが知りたい場合は、第29〜30話の上層部とイシュヴァールの話、第33〜35話の北方を見返せます。最後に何を選んだかが知りたい場合は、第62話のアルの決意から第63話のエドの選択、第64話のその後を開きます。作中の年号を知ることより、前に得た情報が後の判断にどうつながったかを追いたい読者向けの索引です。
クセルクセスが現在に残した二つの手がかり
第26話でエドが脱出の方法を考える際、クセルクセス遺跡で見た陣を思い出します。第40話で明かされるのは王国が存在した当時の出来事ですが、第26話で使われるのは現在のエドが既に見た遺跡の情報です。遺跡訪問は単なる寄り道ではなく、後の脱出の手がかりとして再登場します。
結論
クセルクセスの前史の後には、戦争に関わる人々と幼い兄弟の二つの背景があります。現在の旅は石の調査から北方へ進み、約束の日と決戦後へ続きます。回想を知る放送回と、作中で起きた時期を分けて追えます。
参考・出典
原作の出版社紹介と正規の公開資料を確認し、アニメ版や二次解説を用いた箇所は本文で区別しています。原作全巻の直接照合や最新話の網羅を意味しません。
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よくある質問
第40話の回想は兄弟の旅より前?
クセルクセスが王国だった時代の話で、兄弟が旅立つより前の前史です。
母の死は殲滅戦が終わった後?
この年表はその順序を示していません。戦争と兄弟の幼少期は並行する背景として分けています。
約束の日の予告が出たら翌日が決戦?
第45話は計画の伝達、第47話は翌日の日食を控えた段階です。同じ時点としてまとめません。
