鋼の錬金術師の相関図・勢力図|エルリック兄弟、アメストリス軍、シン勢の関係【原作・2009年版】

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この記事の結論

  • 相関図の線は、指揮命令・情報の伝達・現場での協力で意味が変わります。軍上層部、ロイ側、ブリッグズ側、シンの二つの立場を分けてから、箱をまたぐ協力関係を読むと、終盤の共闘まで追えます。

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この記事の2009年版は、テレビアニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』を指します。

関係を整理する鍵は、軍服を着ている人物を同じ目的の集団として数えないことです。兄弟は身体を取り戻すために動き、軍上層部にはお父様の計画に関わる勢力があり、ロイやブリッグズ側には別の動きがあります。シンから来た人物も自分たちの目的を持っています。

勢力の出発点

関係の線は三種類指揮命令・ロイと部下、オリヴィエとブリッグズ兵情報伝達・ホークアイからロイへの暗号

勢力・人物 出発点 接点
エルリック兄弟 失った身体を取り戻す 国家錬金術師の資格で軍と関わる
ロイと部下 軍の内側で調査・行動する 兄弟を助ける一方、軍上層と対立する
オリヴィエとブリッグズ 北方を守る 中央の計画を知る過程で兄弟と交差
お父様とホムンクルス 国を巻き込む計画 大総統らを通じて軍の中枢に関わる
リンと護衛 シンから不老不死の手段を探しに来る グリードとの関係が生じる
メイ シンの別の一団、錬丹術を使う スカーや兄弟と接点を持つ

指揮命令と、協力の線を分ける

関係の起点 相手 線の意味 その線が分かる場面
ロイ ホークアイらの部下 指揮・任務の分担 第29話では人事によって一緒に動く条件が変わる
オリヴィエ ブリッグズの兵 北方要塞の指揮 要塞での判断と、中央での行動
グラマン ロイ 東方と中央をまたぐ協力 第32話、墓地での接触
ホークアイ ロイ 危険な情報の伝達 第40話、セリムの正体を暗号で知らせる
フー・バッカニア リンとグリード 中央司令部入口での共闘 第57〜58話、相手と目的が重なる局面

ロイとオリヴィエが中央の敵に対して動く段階でも、それぞれの部下への命令が一つになるわけではありません。味方同士を一本の線でつなぐだけでは、命令できる関係、情報を渡せる関係、その場で助ける関係が見えなくなります。図では所属の箱を残し、箱をまたぐ情報や協力の線を足すと、作戦が成立した理由を追えます。

シン側の目的と、現場で組む相手

リン側とメイ側は、それぞれ帰る先の一族のために不老不死に関わる手段を探しています。アメストリスで誰と組むかは固定されていません。リンはグリードとの関係を持ち、メイはスカーやマルコーの研究と接点を持ちます。

線の種類 リン側 メイ側
出発時からの同行 ランファン・フー シャオメイ
旅先で生まれる関係 エドらとの協力、グリードとの身体の共有 スカーとの行動、マルコーらの研究との接点
帰国後を見据えた目的 ヤオ族の立場 チャン族の立場

リンとメイを同じ国の一つの部隊にまとめると、この二列の違いが消えます。名前や外見を探す場合は人物一覧、いま誰とどんな利害でつながるかを見る場合はこの表が入口になります。

軍上層部と軍人全員を混同しない

大総統の地位は公的な権限を示し、ラースの名はホムンクルスとしての正体を示します。両方を知った後に軍を見ると一枚岩に見えますが、ロイの組やブリッグズなど、計画に対する態度が異なる人々がいます。所属、知っていた情報、実際に助けた相手の三つを分けて見てください。

公式の各話資料で見返す目印

第29話では、ホークアイ以下ロイの部下が異動したことが分かります。軍の人事を握る側と、軍の中で調査する側の関係が変わる場面です。終盤の第58話では、フーとバッカニアの連携に加え、ランファンやブリッグズ兵も関わります。シンとブリッグズを同じ勢力として扱わず、その場で協力した相手として図に置くと、出身や命令系統と共闘の意味が混ざりません。

地位・目的・協力の三つが揃わない例

エドには国家錬金術師の資格があります。それだけで軍上層部の計画を支持しているとは言えません。第29話ではむしろ、計画に加担しないため資格を返上する意思を大総統に伝えます。兄弟と軍の関係を描く場合は「資格を持つ」と「同じ目的を持つ」の線を分けます。

第58話では、シンのフーとブリッグズのバッカニアがブラッドレイとの戦いで関わります。この場面を「シンとブリッグズの指揮系統が一つになった」とまとめる必要はありません。誰がどの場面で助けたかを結ぶ方が、同じ国や部隊に属することと、共通の相手に対して協力したことを区別できます。リンとグリードも、同じ身体にいるという関係と、戦う場面で力を借りるという関係が重なります。

線が表すこと 例 線からは言えないこと
公的な立場 エドと国家錬金術師資格 中央上層部と同じ目的を持つ
部隊の所属 オリヴィエとブリッグズ兵 ロイの部下と同じ指揮単位
その場での協力 フーとバッカニア 一つの国・部隊に所属する
身体を共有する リンとグリード 同じ人物としてすべての発言をする

北方・東方・中央の肩書が似ていても目的は違う

オリヴィエは北方のブリッグズを率い、ドラクマとの国境にある要塞を守ります。補佐官マイルズはイシュヴァール人の血を引く軍人で、軍の内側から偏見を変える道を選びます。バッカニアは寒冷地向けの機械鎧を使い、要塞側の部隊を支えます。三人とも同じ要塞の側にいますが、指揮、補佐、現場での戦闘という役割を図では別々に置けます。

第32話では、ロイがヒューズの墓でグラマンに協力を求めます。東方のグラマンはロイに協力しますが、公式人物紹介では独自の政権構想もある人物です。一方、中央のレイブンはお父様に加担し、オリヴィエに不老不死を持ちかけます。中将という階級だけを見ても、その人物がロイやオリヴィエに何を求めたかは判断できません。

立場 具体的な接点 図で区別するもの
オリヴィエとマイルズ 北の要塞を守る指揮官と補佐 部隊としての所属
ロイとグラマン 第32話で協力を求める 目的が部分的に重なる関係
レイブンとオリヴィエ 中央の計画に誘う側と誘われる側 誘いと同意を区別
ロイとホークアイ 第40話の暗号で情報を渡す 公的な指揮と秘密の連絡

敵の情報を誰がどの経路で共有したか

第29話でロイの部下たちが異動したことは、軍に属するという共通点だけでは一緒に動けないことを示します。その後、第40話でロイがセリムの正体を知る手がかりはホークアイの暗号です。顔を合わせる頻度や部隊名ではなく、情報がどう渡ったかで結ぶと、中央の監視の下で味方が連絡する場面を探せます。

第45話ではリンが一時的に主導権を取り戻し、エドに計画を伝えます。グリードの身体を使う状況と、その話を誰の意思で伝えたかは別です。メイも同じシン出身ですが、ユースウェルで帰国を迷う場面があり、リンの護衛として連動しているわけではありません。二人が同じ国の出身だからといって、同じルートで情報を得たとは扱わないでください。

同じ側でも判断が分かれ、違う部隊でも共闘する

第41話ではマイルズとエドの間で、キンブリーをどう扱うかについて判断が分かれます。中央側の計画に反対していることと、眼前の相手をどう止めるかで一致していることは別です。終盤の第55話ではアームストロング姉弟が同じ現場で戦い、第58話ではフーとバッカニアらが協力します。兄弟姉妹、同じ部隊、その場の共闘という三種類の線を混ぜないことが、勢力図の読み方です。

中央の情報と北方の情報はどう合流する?

原作通常版第16巻の紹介は、兄弟がアメストリスで使う錬金術を封じられ、メイたちの錬丹術に手がかりを求める筋を示します。オリヴィエのいる北方を調べる理由は、同じ軍人だから挨拶に行くことではありません。兄弟の調査の目的、北方が持つ人員と場所、中央の上層が持つ情報がそれぞれ異なるために、接触する価値があります。

第34話では、かつてロイの部下だったファルマンがブリッグズで兄弟と再会します。中央・東方・北方の人物を固定した箱に入れて終わる図だと、人事によって接点が変わることを表せません。人物が移ったことと、以前の上司との関係がどう続くかを別に置きます。第55話の中央ではオリヴィエとアレックスがスロウスらに対抗します。普段の部隊が同じという意味で線を引くより、いつ、どの敵に対して協力したかを添えると、戦況に応じた関係の変化を追えます。

同じ人物でも、図の線が変わる例

グリードとブラッドレイはともに七つの罪の名を持ちますが、第58話では城壁側で敵対します。リンがグリードの力を借り、バッカニアの頼みに応じるためです。七人の正体を知る一覧と、その時点で誰を助けたかを示す勢力図を分ける理由が、この場面にあります。

結論

相関図の線は、指揮命令・情報の伝達・現場での協力で意味が変わります。軍上層部、ロイ側、ブリッグズ側、シンの二つの立場を分けてから、箱をまたぐ協力関係を読むと、終盤の共闘まで追えます。

参考・出典

原作の出版社紹介と正規の公開資料を確認し、アニメ版や二次解説を用いた箇所は本文で区別しています。原作全巻の直接照合や最新話の網羅を意味しません。

よくある質問

ロイとオリヴィエは同じ部隊?

ともにアメストリス軍ですが、マスタング組とブリッグズは別の集団です。

リンとメイは一緒に来た?

シン出身でも別々に動きます。

終盤の共闘はどの話が目印?

2009年版第58話ではフー、バッカニア、ランファンやブリッグズ兵が戦いに関わります。

ロイはどうやってセリムの正体を知った?

2009年版第40話でホークアイの暗号を手がかりにします。

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