名探偵コナン 大岡紅葉と伊織無我の関係|執事・公安の過去と恋の協力
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この記事の結論
- 伊織は大岡家の執事として紅葉に仕え、平次の調査や接近の手配をする
- 三年前の初対面では、公安警察官として警備の下見に来ていた
- 紅葉の手当てと言葉を覚えていることが、後の転身の動機へつながる
紅葉と伊織の関係で気になった点は?
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大岡紅葉と伊織無我は、大岡家の令嬢と、彼女に仕える執事という関係です。伊織は紅葉が好意を寄せる服部平次を調べ、二人が会うための手配にも動きます。一方、過去には公安警察官として紅葉と出会っていました。現在の奉仕、恋への協力、三年前の出会いを分けて見ると、伊織が紅葉を支える理由を追えます。
大岡家に仕える伊織
伊織は大岡家の執事で、読売テレビの公式人物紹介では三十歳とされています。紅葉に対する仕事には、日常の身の回りの世話だけでなく、彼女が望む相手を調べ、その希望を実現するために動くことも含まれます。
その具体例が平次の調査です。紅葉が結婚相手に望んでいる平次について、伊織は顔立ち、性格、推理力のいずれも申し分ないと評価しています。伊織は、主人の紅葉を全力で支える旨も述べています。
伊織は平次やコナンに会った際、和田進一という偽名を名乗ったこともあります。最初から大岡家の執事として名刺を差し出し、紅葉のために調べていると明かしたわけではありません。調査対象と同じ場へ入り、その振る舞いを見たうえで、紅葉へ報告する役を担っていました。
平次を調べ、紅葉を支える
好きな相手を知る調査と、会う機会の手配
伊織の協力は、平次を評価した報告だけでは終わりません。「執事になった理由」の事件では、平次が東京へ向かうという情報を手に入れ、紅葉のために新幹線の隣の席を確保します。紅葉は東京で百人一首の試合があると説明しますが、その移動で平次と接する機会を作ったのは伊織でした。
平次は和葉とともに、蘭に会うため東京へ向かっています。
協力する伊織自身も、事件に巻き込まれる
ところが、同じ新幹線で伊織は別の問題へ引き込まれます。酔った男にビールをかけられ、染みを落とすため洗面台へ向かうと、置かれたスマートフォンを見つけます。着信に応じた伊織へ、相手は元公安の伊織に用があると告げます。
電話の相手は、命令に従わなければ紅葉を襲うと脅します。伊織が紅葉を大切にしていることに加え、かつて公安警察官だったという経歴も把握している相手です。主人のために作った移動の機会が、その主人を脅しの材料に取られる事件へ変わります。
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公安時代につながる手掛かり
黒田との会話に出る潜入時代の偽名
「大岡紅葉の甘い罠」では、伊織と黒田兵衛のやり取りから、以前の仕事の習慣が分かります。伊織は蘭と和葉を車に乗せた後、車を降りると尾行がいないか確かめます。その動作を見た黒田は、かつての癖がまだ残っていると指摘します。
二人の会話では、尾行されていないか確認することを「点検」、尾行をまくことを「消毒」と呼びます。現在も執事として車を運転する伊織の行動に、以前の職務で身についた確認が表れている場面です。
黒田は伊織を「榊原」とも呼びます。これは昔の潜入先で使った偽名で、伊織はそう呼ばれると当時を思い出して気が滅入ると話します。平次を調査した際の和田進一とは、使った仕事も時期も異なります。黒田が古い呼び名を知っていることから、伊織が自分の過去を説明する以外の形でも、元公安という経歴が示されます。
初対面は三年前、別荘での警備の下見
第105巻File1では、伊織が紅葉と初めて会った三年前の出来事が描かれます。当時の伊織は、公安警察官として別荘へ来ていました。元総理である紅葉の祖父が、翌週から一週間滞在する予定だったため、ほかの公安警察官と警備体制の下見をしていたのです。
その最中、伊織たちは暴漢の集団に襲われます。伊織は負傷し、床下で仮眠を取っていました。紅葉は、その床下収納へ入ろうとして伊織を見つけます。現在の執事と主人として会ったのではなく、警護の仕事で来ていた警察官と、別荘を訪ねた家の娘として出会いました。
祖父の滞在は翌週なのに、なぜその日に襲撃が起きたのか。伊織は、紅葉が乗って来た車を聞いて事情を考えます。紅葉は新しい別荘を見たいと思い、普段は祖父が使う車に乗りたいと望んでいました。暴漢たちはその車を見て、元総理が来たと勘違いしたと伊織は考えます。
紅葉自身はアフタヌーンティーを済ませたら帰るつもりでした。床下へ入ろうとした理由も、給仕を驚かせようと思ったためです。本人の小さな企みと、襲撃を受けて休んでいた伊織の居場所が、そこで重なりました。
負傷していても、紅葉を外へ出そうとする
伊織は紅葉に自分が公安警察官だと話し、裏口近くにいる仲間へ連絡します。紅葉がいることを知らせ、保護を頼んだうえで、勝手口から出ていくよう促します。自分も傷を負い、休息が必要な中で、まず紅葉を別の警察官へ託そうとする行動です。
紅葉を守る現在の仕事
小さい絆創膏と、忘れなかった言葉
過去の場面に続く重要な手掛かりは、伊織の腕に貼られた絆創膏です。傷のある腕に、複数のキャラクター柄の小さな絆創膏が並んでいます。紅葉が大きな傷へ小さな絆創膏を使った手当てと、「小も大を兼ねる」という言葉が、この回想に関わります。
第105巻File2で伊織は、その言葉と、公安を辞めて紅葉の執事になったことを心の中で結び付けています。出会いの場で受けた紅葉の気遣いが、後の仕える相手を選ぶ動機へつながります。ただし、ここから退職時の手続きや、公安組織への不満の有無まで説明することはできません。
守る相手を脅されると、単独行動にも制約が出る
新幹線の事件では、伊織は紅葉を人質に取られたため、犯人の指示に従い、遺体からUSBメモリーを探すことになります。自分が身動きできればよいのではなく、離れた場所の紅葉へ危害が及ぶ恐れがある状況です。
そこで平次が異変を察知し、コナンと連絡を取りながら動きます。飲み物のメニューを見せる形で差し出したスマートフォンには、コナンからのメッセージがありました。伊織は、紅葉を近づけるために調べていた平次から、今度は危機を抜けるための協力を受けます。
第三の犯人から紅葉をかばう
新幹線では、指示されたとおり、伊織がUSBメモリーを洗面台へ置きます。平次と和葉は二人の犯人を確保しますが、伊織が回収に向かったとき、USBメモリーは消えていました。関係する者が、捕まえた二人だけではなかったのです。
伊織が思い返すのは、車内販売員の振る舞いです。すれ違った際の会釈がありませんでした。やがて、本物の販売員がトイレに拘束されていると分かります。販売員に成り代わった第三の犯人が、USBメモリーを持ち去っていました。
この犯人が紅葉と和葉へ刃物を向けると、伊織は紅葉をかばい、左胸で刃を受けます。平次が犯人を制圧した後、伊織は刃物を抜き、胸のポケットに入っていたカルタの札の束を示します。小さな札でも重ねれば厚い盾になり、刃を止めるために役立ったのです。
ここで紅葉が口にするのが、小さい物も大きい物の役目を果たすという、昔の手当てにつながる言葉です。過去には複数の小さな絆創膏で伊織を手当てし、現在は伊織が持っていた小札の束が防御になります。傷を受けた側だった伊織が、今度は主人を守る側へ回った場面に、出会いの記憶が重なります。
警察側の人物の所属は警察キャラクター一覧、平次と紅葉を含む恋愛関係は人物相関図で分けて確認できます。
参考・出典
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