キングダム 信・蒙恬・王賁の違い|3人の昇進と戦い方を比較
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この記事の結論
- 3人は出自が下僕・蒙家・王家とまったく違うが、将軍には同じ論功行賞で並んで上がった
- 千人将では蒙恬と王賁が先に臨時昇格し、信は蒙驁の推挙で後に続いた
- 朱海平原は信が突破、蒙恬が左翼の立て直し、王賁が右翼の突破と役割が分かれた
- 史実では王賁が国を滅ぼす側、李信と蒙恬は楚攻めで敗れ、蒙恬は自害する
- 2026年10月時点で連載は趙完全攻略戦の途中、単行本は80巻まで
信・蒙恬(もうてん)・王賁(おうほん)の3人は、出発点がまったく違う。信は下僕、蒙恬は蒙家、王賁は王家の本家の生まれだ。それなのに、3人が将軍になったのは同じ日、同じ論功行賞である。鄴(ぎょう)攻略のあと、3人は並んで将軍に上がった。
しかも途中の千人将では、名家の2人が信より先に上がっている。下僕から出発した信は、千人将で一度遅れ、将軍で追いついた。この記事は3人を出自・戦い方・昇進・史実の4つの軸で比べ、3人の違いがどこで生まれてどこで消えるのかを整理する。連載の状況は2026年10月時点のものだ。
3人の比較表
| 項目 | 信(しん) | 蒙恬(もうてん) | 王賁(おうほん) |
|---|---|---|---|
| 出自 | 下僕(戦災孤児) | 蒙家。祖父は蒙驁、父は蒙武 | 王家の本家。父は王翦 |
| 率いる部隊 | 飛信隊(将軍になっても名前は飛信隊のまま) | 楽華隊→将軍後は楽華軍 | 玉鳳隊→将軍後は玉鳳軍 |
| 主な側近 | 羌瘣(長く副長を務め、今は自分の軍を率いる)、軍師の河了貂 | 「じい」の胡漸、陸仙、愛閃 | 副長で槍の師でもある番陽、王翦軍から来た関常 |
| 武器 | 矛(王騎から託された矛) | 剣 | 槍(中華でも指折りの使い手) |
| 戦い方 | 先頭で敵陣を突き破る本能型 | 戦況を読んで軍を動かす知略型 | 槍の腕と正攻法の用兵。誇り高い堅物 |
| 実写映画『魂の決戦』の配役 | 山﨑賢人 | 志尊淳 | 神尾楓珠 |
3人は性格も戦い方も違うが、同世代の隊長として互いを意識しながら上がってきた。王賁は信の出自を見下すような態度を取り続けるが、ライバルとしては認めている。蒙恬はその2人の間に立ち、場を和ませる役を担うことが多い。
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昇進の順番:千人将では2人が先、将軍では3人同時
| 段階 | 信 | 蒙恬 | 王賁 | 先に上がったのは |
|---|---|---|---|---|
| 千人将 | 山陽攻略戦で、蒙驁の推挙により臨時の千人将に。輪虎を討ち、戦後の論功行賞で正式に昇進 | 山陽攻略戦で臨時の千人将に | 山陽攻略戦で臨時の千人将に | 蒙恬と王賁。輪虎に千人将が次々と討たれ、三百人将の2人が先に繰り上がった |
| 三千人将 | 合従軍の戦いのあと(33巻) | 時期は作中の資料で確認しにくい | 時期は作中の資料で確認しにくい | 断定しない |
| 五千人将 | 資料によって時期の説明が割れる | 時期不明 | 資料によって説明が割れる | 断定しない |
| 将軍 | 鄴攻略後の論功行賞(59巻) | 同じ論功行賞 | 同じ論功行賞 | 3人同時 |
途中の段階は資料によって時期の説明が食い違うので、この記事では断定しない。確実に言えるのは、始まり(千人将)では2人が先行し、到達点(将軍)では3人が並んだということだ。信の昇進を階級ごとに細かく追った記事はキングダム 信の昇進の順番、階級の仕組みはキングダム階級一覧にある。この記事は3人を横に並べることに絞っている。
戦いごとの役割:誰かが欠けたら何が起きないか
| 戦い | 信 | 蒙恬 | 王賁 | 1人欠けたら |
|---|---|---|---|---|
| 山陽攻略戦 | 輪虎を討つ | 臨時千人将として戦う | 臨時千人将として戦う | 輪虎が千人将を狙い撃ちにしたことで、3人そろって千人将に上がる流れが生まれない |
| 鄴攻略・朱海平原 | 中央で龐煖を討つ | 麻鉱が討たれたあとの左翼を立て直す | 右翼で趙峩龍の陣を突破する | 3人の誰か1人でも崩れれば鄴は落ちず、3人同時の将軍昇格もない |
| 番吾の戦い | 秦軍の大敗に巻き込まれる | ― | ― | (秦が大敗した戦い。3人の功では覆らなかった) |
| 趙完全攻略戦(連載中) | 飛信隊が中華十弓の青華雲を討つ | 「飛信隊・楽華軍・羌瘣軍」の三軍連合を発案 | 北部で、李牧が王翦軍を挟み撃ちにする策を止める | 蒙恬の発案がなければ三軍連合はない |
朱海平原は、3人の違いがいちばんきれいに出た戦いだ。突破の信、立て直しの蒙恬、正面突破の王賁。3つの役割がそろったから鄴が落ち、その功で3人が並んで将軍になった。昇進の順番が最後にそろったのは偶然ではなく、同じ戦いで違う仕事をしたからだと読める。
鄴攻略を含む合戦の流れはキングダム 合戦一覧で時系列に並べている。
史実の3人:道が分かれるのは将軍のあと
| 人物 | 史実の主な功績 | 史実の最期 | 作中で描かれたか(2026年10月時点) |
|---|---|---|---|
| 李信(信) | 燕の太子丹を追撃。楚攻めで「20万で足りる」と言って大敗するが、その後も燕・斉攻めに加わる | 記録がなく不明 | 楚攻めはまだ描かれていない |
| 蒙恬 | 李信とともに楚を攻めて敗れる。統一後は匈奴を討ち、長城を築く | 始皇帝の死後、偽の遺詔で扶蘇が自害。蒙恬は投獄されたのち、毒をあおって自害 | まだ描かれていない |
| 王賁 | 魏の大梁を水攻めにして魏を滅ぼす。燕・代を攻め、斉王建を降伏させる | 生没年は不詳 | まだ描かれていない |
作中では3人が同じ日に将軍になったが、史実ではここから道が分かれる。国を滅ぼす側に回るのは王賁、楚攻めで2人そろって敗れるのが李信と蒙恬、悲劇の最期が記録されているのは蒙恬だ。史実上の武将の最期はキングダム実在武将一覧にまとめている。
よくある誤解
| よくある説明 | 実際 |
|---|---|
| 3人の中で最初に将軍になったのは信 | 正式な将軍昇格は3人同時(鄴攻略後の論功行賞) |
| 千人将は信が一番乗り | 山陽攻略戦では蒙恬と王賁が先に臨時の千人将になり、信は蒙驁の推挙で後に続いた |
| 蒙恬は扶蘇と一緒に自害した(史実) | 扶蘇が先に自害し、蒙恬は投獄されたあとで毒をあおった |
| 李信は楚攻めで戦死した(史実) | 楚には大敗したが死んではおらず、その後も燕・斉攻めに加わっている |
2026年10月時点の3人
- 連載:趙完全攻略戦の途中。3人とも将軍として前線に立っている
- 単行本:最新は80巻(2026年8月19日発売)。三軍連合の攻撃が描かれる
- アニメ:第6シリーズ(2025年10月〜12月、全13話)は鄴攻めから朱海平原の序盤まで。蒙恬が左翼を率い、王賁が右翼で突破するところまで描かれた。第7シリーズは制作決定、放送時期は未発表
- 実写映画:5作目『キングダム 魂の決戦』(2026年7月17日公開)で、蒙恬と王賁が実写に初登場した
実写版の5作の流れはキングダム 実写映画の見る順番で整理している。
違いは出発点、そろうのは将軍
3人を並べると、キングダムが描いているのは「血筋の差が戦場の働きで埋まっていく過程」だと分かる。千人将では名家の2人が先に上がり、信は推挙で追いかけた。将軍では3人が同じ論功行賞に並んだ。
そして史実では、その先で3人の道はまた分かれる。作中の3人がこの史実にどう向き合うのか。楚攻めが描かれるまで、3人の比較表はまだ完成しない。飛信隊の側から信を見たい場合はキングダム飛信隊メンバー一覧がある。
参考・出典
本文の事実関係は以下の公式情報・資料で確認しています。
『信』を手元に
記事で振り返った信の、メーカーから一般販売されているフィギュアです。
Amazonのアソシエイトとして、BuzzBeaverは適格販売により収入を得ています。
よくある質問
信・蒙恬・王賁で最初に将軍になったのは誰ですか
3人同時です。鄴攻略のあとの論功行賞(単行本59巻)で、3人がそろって将軍に昇格しました。
蒙恬と王賁の読み方は?
蒙恬は「もうてん」、王賁は「おうほん」と読みます。蒙恬は蒙武の子、王賁は王翦の子です。
実写映画で蒙恬と王賁を演じたのは誰ですか
2026年7月17日公開の『キングダム 魂の決戦』で、蒙恬を志尊淳、王賁を神尾楓珠が演じています。2人の実写での登場はこの5作目が初めてです。
史実の李信・蒙恬・王賁はどうなりましたか
王賁は魏・燕・斉の攻略で活躍し、李信と蒙恬は楚攻めで大敗しました。蒙恬は始皇帝の死後に投獄されて自害し、李信の最期は記録がありません。
