キングダム魏の武将一覧|火龍七師と廉頗四天王の生死

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この記事の結論

  • 山陽で魏を率いた廉頗と四天王は趙の出身で、敗戦後に魏を追われ楚へ去った
  • 魏火龍七師7人のうち秦と戦ったのは4人だけで、今も戦場に立つのは凱孟だけ
  • 魏の将を討った手柄は信・桓騎・麃公・王賁・縛虎申に散らばっている

魏は、秦に将を討たれて弱った国ではない。山陽で魏軍を率いた廉頗と四天王は、もともと趙の人間で、戦のあと魏を追われて楚へ去った。魏火龍七師のうち3人は、秦と戦う前に味方同士で殺し合い、勝った3人も14年間牢に入れられていた。

名簿にして数えると、魏が失った名将の多くは、戦場ではなく魏自身の判断で手放されている。秦の将に討たれたのは、実はそれほど多くない。

名前と読み、立場、登場する戦い、そして2026年9月時点の生死を並べて整理する。単行本は第80巻(2026年8月19日発売)まで出ており、連載はその先の邯鄲攻略戦を描いている。

魏の武将一覧|読み方・立場と生死

名前(読み) 立場 主な戦い 結末 討った相手/討たれていない者の現在
呉慶(ごけい) 魏火龍七師・大将軍 蛇甘平原の戦い 戦死 麃公との一騎打ちで討たれる
宮元(きゅうげん) 呉慶の副将 蛇甘平原の戦い 戦死 縛虎申が討つ
白亀西(はくきさい) 呉慶の副将/山陽の名目上の総大将 蛇甘平原・山陽攻略戦 死亡 桓騎に本陣を落とされ、命乞いを拒んで殺される
廉頗(れんぱ) 元・趙の三大天、魏の大将軍 山陽攻略戦 生存 魏を追われ楚の客将に
輪虎(りんこ) 廉頗四天王 山陽攻略戦 戦死 信が討つ
玄峰(げんぽう) 廉頗四天王・軍師 山陽攻略戦 戦死 桓騎の策にかかって討たれる
介子坊(かいしぼう) 廉頗四天王の筆頭 山陽攻略戦 生存 廉頗とともに楚へ
姜燕(きょうえん) 廉頗四天王・中華十弓の一人 山陽攻略戦 生存 廉頗とともに楚へ
呉鳳明(ごほうめい) 呉慶の息子・魏軍の総大将 合従軍編・著雍・什虎・韓攻略 生存 魏軍の中心として健在
霊凰(れいおう) 魏火龍七師・呉鳳明の師 著雍の戦い 戦死 信が討つ
紫伯(しはく) 魏火龍七師・魏国最強の槍 著雍の戦い 戦死 王賁との一騎打ちに敗れる
凱孟(がいもう) 魏火龍七師 著雍・韓攻略 生存 信との一騎打ちは決着つかず、韓攻略編に再登場
荀早(じゅんそう) 凱孟軍の軍師 著雍の戦い 生存 凱孟軍に健在
乱美迫(らんびはく) 霊凰配下→呉鳳明配下の狂戦士 著雍・什虎攻略戦 不明 什虎攻略戦のあとの動向は描かれていない
太呂慈・晶仙・馬統 魏火龍七師 回想のみ 七師の内紛で敗れた側。秦との戦場には出てこない

右から2列目を縦に読むと、戦死は7人、生き残った将は6人(廉頗・介子坊・姜燕・呉鳳明・凱孟・荀早)と、ほぼ半々になる。趙の武将が次々と討たれていったのと比べると、魏は将がよく生き残っている国だ。趙の側の名簿はキングダム趙の武将一覧で整理した。

表記について一言添えておく。乱美迫と荀早は、ヤングジャンプの公式サイトのキャラ紹介では「乱美追」「筍早」と表記されている。公式ゲームやアニメでは「乱美迫」「荀早」なので、この記事では一般的な表記を使った。

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魏火龍七師|7人のうち秦と戦ったのは4人だけ

魏火龍七師は、魏の最高位の将軍7人を指す呼び名である。7人全員の名前が判明している。

名前 七師の内紛 秦との戦い 2026年9月時点
呉慶 関わっていない 蛇甘平原で麃公に討たれる 死亡
霊凰 勝った側。のち投獄 著雍で信に討たれる 死亡
紫伯 勝った側。のち投獄 著雍で王賁に討たれる 死亡
凱孟 勝った側。のち投獄 著雍で信と引き分け 生存
太呂慈 敗れた側 戦っていない 戦場に出てこない
晶仙 敗れた側 戦っていない 戦場に出てこない
馬統 敗れた側 戦っていない 戦場に出てこない

内紛のきっかけは、紫伯の妹・紫季歌が太呂慈に殺されたことだった。七師は二派に割れて殺し合い、紫伯・凱孟・霊凰の側が勝った。だが勝った3人も、その後14年間投獄された。3人が戦場に戻ってきたのは、呉鳳明が王を説得して釈放させた著雍の戦いの直前である。

つまり、七師のうち秦と刃を交えたのは4人だけで、しかもそのうち3人は、14年のブランクを経て著雍に出てきた。魏最強の将軍の称号を持つ者たちが、人生のいちばん長い時間を牢の中で過ごしていたことになる。

よくある誤りも2つ挙げておく。乱美迫は七師ではない(霊凰の配下の武将)。呉慶は七師に入っている(公式サイトの肩書きに「魏火龍七師」と明記されている)。乱美迫を七師に数え、呉慶を外した一覧を見かけるが、どちらも誤りだ。

廉頗四天王|山陽で魏を率いたのは趙の人間だった

山陽攻略戦で魏軍の実際の指揮を執ったのは、趙から亡命してきた廉頗だった。名目上の総大将は白亀西だが、戦を動かしていたのは廉頗とその四天王である。

  • 輪虎 — 信に討たれる
  • 玄峰 — 桓騎の策にかかって討たれる
  • 介子坊 — 生存。廉頗とともに楚へ
  • 姜燕 — 生存。廉頗とともに楚へ

敗れた廉頗に対して、魏王(景湣王)は死罪を命じなかった。追放で済ませ、廉頗は楚の客将になった。四天王のうち生き残った2人も、廉頗について魏を離れている。

山陽で魏が失ったのは、城と領土だけではない。魏の軍事の中核だった「借り物の最強軍団」が、そのまま国の外へ出ていった。廉頗という人物が史実でどんな最期を迎えるかはキングダム実在武将一覧で扱っている。

魏の将が倒れた順番

魏の主力が倒れた順蛇甘平原呉慶戦死麃公との一騎打ち副将の宮元も戦死山陽攻略戦廉頗追放輪虎・玄峰が戦死介子坊・姜燕は楚へ著雍の戦い火龍敗退霊凰は信、紫伯は王賁凱孟は生き延びる韓攻略編新鄭救援呉鳳明と凱孟が出陣新鄭陥落で撤退2026年9月時点。邯鄲攻略戦に魏は不在

戦いごとに見ると、魏は3つの大きな戦で主力を失っている。

  1. 蛇甘平原の戦い — 呉慶と副将の宮元が戦死。信が初めて戦場に出た戦いでもある
  2. 山陽攻略戦 — 輪虎・玄峰が戦死、白亀西も死亡。廉頗は追放され楚へ
  3. 著雍の戦い — 霊凰・紫伯が戦死。凱孟は撤退して生き延びる

このあと魏は、秦と3年間の同盟を結んで什虎攻略戦を共に戦った。呉鳳明はこの同盟を利用して、西の韓と南の楚へ勢力を広げると語っている。そして韓攻略編では、呉鳳明と凱孟が韓の都・新鄭の救援に向かい、王賁の玉鳳軍とぶつかった。凱孟は紫伯の仇として王賁との対戦を望んでいたが、新鄭が1日で落ちたため魏軍は撤退している。凱孟と王賁の戦いがどう決着したかは描かれていない。

2026年9月時点で進んでいる邯鄲攻略戦に、魏が関わっている描写は見当たらない。戦いごとの勝敗はキングダム 合戦一覧に時系列でまとめた。

討った相手を数える|信は2人、桓騎も2人

討った相手が描かれている魏の将を数えると、趙とは違う分布になる。

討った側 魏の将
輪虎・霊凰
桓騎 白亀西・玄峰(策にかけて)
麃公 呉慶
王賁 紫伯
縛虎申 宮元

趙の名だたる将を5人も討った信が、魏では2人にとどまる。魏の将を討った手柄は、信・桓騎・麃公・王賁・縛虎申に散らばっている。魏との戦いは、飛信隊の物語というより、秦の複数の将がそれぞれ名を上げていった舞台として描かれてきた。信の隊が誰と戦ってきたかはキングダム飛信隊メンバー一覧で隊の側から整理している。

ネットでよく見る誤り

よくある書き方 実際
霊凰を討ったのは王賁 信。王賁が討ったのは紫伯
乱美迫は魏火龍七師 霊凰の配下の武将で、七師ではない
呉慶は七師ではない 公式の肩書きに七師と明記
呉慶を討ったのは王騎 麃公
白亀西の読みは「はくきせい」 はくきさい
宮元の読みは「みやもと」 きゅうげん
凱孟は著雍で戦死した 生存。韓攻略編に再登場
姜燕は元・趙の三大天 三大天だったのは廉頗
満羽らは魏に国を滅ぼされた 満羽の国を呑み込んだのは楚
呉鳳明は史実の人物 作中オリジナルの人物

史実と作中の区別にも注意が要る。史実の魏は紀元前225年、王賁の水攻めによって滅びる。だが作中ではまだ描かれていない。紫伯を討ち、凱孟に仇として狙われている王賁が、史実では魏を滅ぼす将であることは、この先の展開を読むうえで覚えておいてよい。

名簿にして見えること|魏は将を自分で手放してきた

戦場で失った将と手放した将戦場で失った将・呉慶 麃公に討たれる・輪虎・霊凰 信に討たれる・紫伯 王賁に討たれる・白亀西・玄峰 桓騎の手で魏が手放した将・廉頗 敗戦後に追放、楚へ・介子坊・姜燕 廉頗とともに楚へ・霊凰・紫伯・凱孟 14年投獄・太呂慈ら3人 七師の内紛で失う秦に討たれた将より魏が遠ざけた将が重い

ここからは読者側の解釈になる。

名簿を並べて見えてくるのは、魏が「将がいない国」ではなく「将を使い切れない国」として描かれていることだ。趙から来た最強の廉頗は追放し、火龍七師は内紛で半分を失ったうえ、残った3人を14年も牢に入れていた。秦が討った魏の将より、魏が自分で遠ざけた将のほうが重い。

その中で、魏の軍事をつなぎ止めているのが呉鳳明である。父・呉慶を蛇甘平原で失い、師の霊凰を著雍で失いながら、王を説得して火龍を牢から出し、秦と同盟を組んで什虎を落とした。魏という国の意思決定で、戦に向けて前へ進んでいるのはほぼ呉鳳明ひとりと言っていい。

秦が六大将軍という制度で将を積み上げ、趙が李牧ひとりの頭脳で国を陣形にしているとすれば、魏は一人の若い総大将が、国の不始末を片付けながら戦っている国だ。史実の滅亡がどう描かれるにせよ、その場面の中心にはおそらく呉鳳明が立っている。秦の将軍の制度の側はキングダム六大将軍とはで読める。

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記事で気になった場面は、作品そのもので確かめるのがいちばん確実です。

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よくある質問

魏火龍七師のメンバーは誰ですか?

呉慶・霊凰・凱孟・紫伯・太呂慈・晶仙・馬統の7人です。乱美迫は霊凰配下の武将で、七師には入りません。太呂慈・晶仙・馬統の3人は七師の内紛で敗れた側で、秦との戦場には登場しません。

霊凰を討ったのは誰ですか?

著雍の戦いで信が討っています。同じ著雍で王賁が討ったのは紫伯です。この2人を入れ違えている記事が多いので注意してください。

廉頗四天王はその後どうなりましたか?

山陽攻略戦で輪虎は信に、玄峰は桓騎の策によって討たれました。介子坊と姜燕は生き残り、魏を追われた廉頗とともに楚へ移っています。

呉鳳明は死亡しましたか?

2026年9月時点で生存しています。合従軍編・著雍の戦い・什虎攻略戦を経て、韓攻略編では凱孟とともに新鄭の救援に向かいました。呉鳳明は史実にはいない作中オリジナルの人物です。

キングダム魏の武将一覧|火龍七師と廉頗四天王の生死” に対して2件のコメントがあります。

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