ハリーポッター グリンゴッツ侵入の仕掛け|本人確認・滝・金庫の呪い

※本記事には広告・PRが含まれます。

この記事の結論

  • ベラトリックスの姿と盗まれた杖が本人確認で疑いを招く
  • 忍びの滝で偽装が解け、金庫では触れる宝物が熱を帯びて増殖する
  • カップを得ても剣と協力者を失い、解放した竜で脱出する

最も突破が難しそうな防御は?

投票するとみんなの結果が見られます

グリンゴッツへの侵入で、ハリーたちはベラトリックスに変装してからカップを持って帰るまで、同じ手段を使い続けたわけではありません。入口の本人確認には変装と服従の呪文、地下では偽装を剝がす滝、金庫内では触れるほど危険が増す呪いが待っています。最後は警備のための竜が、脱出の乗り物になります。

『死の秘宝』終盤のネタバレを含みます。原作の流れに沿って、入場、金庫の開放、カップの回収、銀行からの脱出を分けて追います。

入口では、ベラトリックスの姿と杖がかえって疑いを招く

狙いはレストレンジ家の金庫にあるハッフルパフのカップです。分霊箱なので、ただ所在を知るだけでなく、持ち出して破壊する必要があります。公式の銀行項目によると、特に厳重な金庫ほど地下深くにあり、坑道のトロッコも小鬼が動かします。客に化ければ自力で好きな金庫まで歩ける、という造りではありません。

剣の引き渡し時期が曖昧なまま、協力の約束を結ぶ

作戦を練ったのは、ドビーに救われた後に滞在した貝殻の家です。グリップフックはレストレンジ家の金庫への侵入を助ける対価に、グリフィンドールの剣を求めます。しかしハリーたちには、残る分霊箱を破壊するために剣を使い続けたい事情がありました。

作者の剣の解説は、小鬼にとって作り手が本来の所有者であり、買った魔法使いの子孫へ品物が受け継がれることを当然とはしない価値観を説明しています。グリップフックにとって、剣を求めるのは単に高価な報酬を増やす交渉ではありません。

ハリーは剣を渡すと約束しつつ、いつ渡すかをはっきりさせない案を選びます。第25〜27章の章別解説でも、この約束のずれが後の金庫内で表面化する流れになっています。入場を助けてもらう合意と、最後まで3人の目的を共有する信頼関係は、同じではありませんでした。

3人の偽装は同じ薬ではない

人物 入口を通るための姿
ハーマイオニー ポリジュース薬でベラトリックスに変身
ロン 外見を変えて別人に見せる
ハリー グリップフックを背負い、透明マントで一緒に隠れる

公式の侵入作戦解説は、この3つを分けて説明しています。魔法省へ潜入したときのように、3人ともポリジュース薬を飲む作戦ではありません。

ハーマイオニーには、姿だけでなくベラトリックスらしく振る舞う難しさもあります。礼儀正しく受け答えしてしまう彼女へ、ハリーは相手を見下す本人の態度へ合わせるよう注意します。途中で合流するトラバースは彼女を本人と思って同行しますが、マルフォイの館での事件後になぜ外出しているのかなど、答えにくい話題も持ち込みます。

銀行の入口では、隠す魔法などを探る検査棒を持つ警備員が待っています。原作第26章の場面解説によると、ハリーは警備員を錯乱させ、検査をかわします。透明マントで姿が見えなくても、そのまま全ての検査を無視してよいわけではありません。

ハーマイオニーはベラトリックスの杖も持っています。ところが銀行側のボグロッドと、途中で出会った死喰い人トラバースは、その杖が盗まれていると知っていました。本人らしい持ち物を揃えたことが、本人ではないと疑われる材料になってしまいます。

ここでハリーが服従の呪文を使い、相手を支配して先へ進みます。したがって入口の成功を「変装が完璧だったから」とだけ説明することはできません。見た目の偽装に、担当者への強制が加わって初めて地下へ入れたのです。杖が奪われた前後は、登場人物の杖と持ち替えでも整理しています。

トラバースは地下の全行程へ同行しません。ハリーは彼を隠れさせ、金庫へ向かうために必要なボグロッドを連れていきます。

関連する原作・映像を見る

原作・書籍を読むハリー・ポッターと死の秘宝〈新装版〉下紙の書籍。巻・上下を商品ページでご確認ください。Amazonで見る ›楽天ブックスで見る ›映像を見る画像:Blu-ray・DVDハリー・ポッターと賢者の石Prime Video/料金・配信状況はリンク先で確認Prime Videoで確認映像ソフトを選ぶハリー・ポッターと賢者の石【Blu-ray】Blu-ray・DVD/商品・版の詳細はストアで確認Amazonで確認楽天ブックスで確認

Amazonのアソシエイトとして、BuzzBeaverは適格販売により収入を得ています。

忍びの滝は、入場に使えた偽装を取り去る

地下を走るトロッコの先には、忍びの滝(Thief’s Downfall)があります。公式の侵入作戦解説では、魔法による偽装を取り去る滝と説明されています。入口の小鬼たちを通り抜ける役には立った姿も、ここを越えて保持できるわけではありません。

滝を通過した後は、ハーマイオニーもロンも元の姿へ戻ります。トロッコから投げ出された一行を、ハーマイオニーが衝撃を和らげる呪文で助けます。さらにボグロッドへの服従の呪文も掛け直す必要があり、ハリーは彼を再び支配して進みます。先ほど制圧した担当者が、無条件に最後まで従い続ける展開ではありません。

追手の気配が近づく中でハーマイオニーは防御し、グリップフックは地下で必要な手順を教えます。滝で露見した後は、秘密を保つ段階から、発覚した状態で先へ急ぐ段階へ移っています。

小鬼の知識は、変装がなくなっても必要

内部協力者のグリップフックは、元銀行員です。どの金庫を目指すかだけでなく、地下の銀行固有の仕組みを知っています。公式の警告詩の解説によると、金庫はすべて同じ鍵で開けるのではなく、小鬼が触れて開く種類もあります。

竜を退かせ、ボグロッドの手で扉を開ける

金庫の手前には、地面へつながれた大きな竜がいます。ここで使うのが、金属音を出す道具(原語Clankers)です。グリップフックの説明では、竜はその音の後に苦痛が来ると予期しているため、音を聞くと後退します。グリップフックが道具の使い方を知っていることが、竜と正面から戦わずに通る助けになります。

ボグロッドを連れてきた理由も、ここで明確になります。彼の手をレストレンジ家の金庫の扉へ当てさせて開けるのです。グリップフックの知識、道具への反応、銀行員による開放が続いて、ようやくカップのある区画へ入れます。これらの原作第26章の手順は、Reactorの章別解説にもまとめられています。

金庫内では、宝物を触るほど熱と複製が増える

レストレンジ家の金庫は、辿り着いて中へ入れば安全という場所ではありません。公式の分霊箱の防御解説は、カップを守る仕掛けとして、忍びの滝、ジェミニオとフラグランテの呪い、竜を挙げています。

ジェミニオは複製、フラグランテは焼ける熱に関わる呪いです。金庫の宝物は触れると熱を帯び、増えていきます。手当たり次第に動かしてカップを探そうとすると、火傷するうえに周囲の物量が増し、身動きまで奪われます。

公式の警告詩の解説は、増えたコピーには価値がなく、膨張する金に押し潰される危険があると説明しています。増殖は財産を増やすための仕掛けではありません。侵入者が品物に触れて探すという行為を、そのまま危険へ変える防御です。

カップを取る動作の途中で、剣がグリップフックの手へ移る

高い場所の取っ手に、剣を通して引き寄せる

ハリーは高い位置にカップを見つけますが、呼び寄せる呪文で簡単に回収できません。そこで剣を伸ばして取っ手へ引っ掛けようとします。ハーマイオニーがハリーを浮かせて届くようにするものの、その動きで別の宝物にも触れてしまい、熱い複製がさらに増えます。

ここでの回収は、剣をカップへ突き刺して破壊する行為ではありません。小さなカップの取っ手へ刃を通し、物を引っ掛けて取る使い方です。目的の分霊箱を確保する動作と、後に分霊箱を壊す動作を分ける必要があります。

足元の宝物にグリップフックが埋もれかけ、ハリーは彼を引き上げます。その間に剣が手から離れます。ハリーの肩へ戻ったグリップフックは剣をつかみ、振り上げたことで、取っ手に掛かっていたカップが空中へ飛びます。ハリーはそれを受け止め、熱くても手放しません。

持ち出したカップと、持ち去られた剣

金庫の扉が外から開き、増殖した宝物が押し出される中で、3人は外へ出ます。一方、グリップフックは剣を持って追ってきた小鬼たちの側へ走り、3人を泥棒だと告げます。公式のグリップフック解説も、彼が剣を得て3人を置き去りにしたことを説明しています。

剣は、整然と報酬として手渡したのではなく、金庫内の混乱の中で持ち去られました。ハリーが引き渡しを後回しにしたかった武器を失い、カップだけを確保した結果です。剣のその後は魔法道具の持ち主一覧で確認できます。

竜の拘束を解き、入ってきた坑道を壊しながら脱出する

小鬼や警備員が迫る場所で、3人は呪文を放って抵抗します。しかし来た道を案内してくれる協力者はもういません。そこでハリーは、つながれていた竜を脱出に使おうと考えます。

ハリーが竜を地面へ縛る拘束を魔法で外し、ロンとハーマイオニーとともに背へ乗ります。竜は自由になったことで上へ向かい、3人も坑道を広げるために呪文を使います。狭い通路を、人が入場したときと同じ形のまま戻るのではありません。巨体が通れるよう破壊しながら上がり、銀行の大理石の広間と扉を突破して空へ出ます。

公式の警告詩の解説は、この半盲のウクライナ・アイアンベリーが劣悪な環境で飼われていたことと、3人による解放を取り上げています。行きには金庫を守る障害だった存在が、帰りには警備側の追跡から離れる手段になります。ただし、飼い慣らして命令どおり飛ばしたわけではありません。

遠くまで飛んだ後、竜が山間の湖へ近づくと3人は水へ飛び降り、岸へ上がります。銀行の外へ出ることと、竜から安全に降りることまでを含めて脱出です。カップは手元に残りますが、この時点ではまだ破壊していません。銀行での回収の成功と、その後に果たす分霊箱破壊の目的は別の段階です。

読み終えたら『ハリー・ポッター』をもう一度

関連する原作や映像ソフトもあわせて。商品名と巻数をご確認ください。

原作・書籍を読む『ハリー・ポッター』シリーズKindle版を1巻から最新刊までAmazonで見る ›楽天ブックスで見る ›

Amazonのアソシエイトとして、BuzzBeaverは適格販売により収入を得ています。

よくある質問

3人ともポリジュース薬で変身した?

ハーマイオニーはベラトリックスに変身します。ロンは外見を変え、ハリーは透明マントで隠れます。

金庫で増えた財宝は本物?

公式解説では価値のないコピーとされます。触れるほど増え、火傷や圧迫の危険が生じます。

銀行からどうやって逃げた?

金庫を守っていた竜を解放し、3人がその背に乗ってカップとともに脱出します。

あわせて読みたい

コメントを残す