キメラアント一覧|護衛軍・師団長の能力と生死を整理
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この記事の結論
- 女王・王・直属護衛軍の5体は全滅し、師団長・兵隊長では挙げた11体中6体が生き残った
- 王と護衛軍2人を倒したのは戦闘ではなく貧者の薔薇の毒。戦って倒された護衛軍はピトーだけ
- キメラアントは五大厄災ではない。危険度Bで五大厄災のどれよりも下に置かれている
キメラアントを階級順に並べて生死を書き込むと、きれいに逆転する。女王・王・直属護衛軍の5体は全員が死に、生き残ったのは師団長と兵隊長ばかりだ。
しかも、王メルエムと護衛軍のうち2人を倒したのは戦いではない。ネテロは一騎打ちで王に勝てず、体内に仕込んでいた貧者の薔薇の毒が、王とそばにいた護衛軍を倒した。護衛軍3人のうち、戦って倒されたのはネフェルピトーだけだ。この記事では主なキメラアントを階級ごとに一覧にし、この逆転が物語の何を語っているかまで読む。
キメラアントの階級
キメラアントの群れは、女王を頂点にした厳格な序列で動いている。
| 階級 | 役割 | 主な個体 | 念との関係 |
|---|---|---|---|
| 女王 | 群れの母。食べた生物の特徴を子に反映して産む | 女王 | 念は使わない |
| 王 | 女王が産む群れの頂点 | メルエム | 生まれながらに圧倒的な力を持つ |
| 直属護衛軍 | 王を守る3人。王の誕生後は女王ではなく王に仕える | ネフェルピトー、シャウアプフ、モントゥトゥユピー | 生まれた時から念が使えた |
| 師団長 | 兵隊長を率いる幹部 | コルト、ザザン、レオル、ウェルフィンら | 念能力を持つ個体が多い |
| 兵隊長 | 戦闘兵を率いる | イカルゴ、ヒナ、ラモットら | 念能力を持つ個体がいる |
| 戦闘兵・雑務兵 | 最下層 | 無名の兵 | — |
女王が死ぬと統制は崩れ、師団長たちは「自分が王になる」と各地へ散った。この時点で群れは一枚岩ではなくなっている。
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主なキメラアント一覧
名前が出る主なキメラアントを、能力と最期まで並べる。念系統は、作中で明示されていないものは載せていない。
| 階級 | 名前 | 能力 | 最期 |
|---|---|---|---|
| 女王 | 女王 | — | メルエムが腹を破って生まれ、治療を受けたが死亡。死の前に「メルエム」と名付けた |
| 王 | メルエム | 圧倒的な身体能力。食べた相手のオーラや能力を取り込む | ネテロの自爆による貧者の薔薇の毒で死亡。コムギと軍儀を指しながら最期を迎えた |
| 直属護衛軍 | ネフェルピトー | 玩具修理者(ドクターブライス)、黒子舞想(テレプシコーラ) | 大人の姿に変わったゴンに倒される |
| 直属護衛軍 | シャウアプフ | 蠅の王(ベルゼブブ)、麟粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ) | 貧者の薔薇の毒で死亡 |
| 直属護衛軍 | モントゥトゥユピー | 能力名なし。体の形を変え、怒りをオーラに変えて戦う | 貧者の薔薇の毒で死亡 |
| 師団長 | コルト | — | 降伏して生存。女王の最後の子を育てる |
| 師団長 | ペギー | — | メルエムに殺される |
| 師団長 | ザザン | 審美的転生注射(クイーンショット) | 幻影旅団のフェイタンに焼き尽くされ死亡 |
| 師団長 | レオル | 謝債発行機(レンタルポッド) | モラウとの戦いで溺死 |
| 師団長 | ヂートゥ | — | 死亡 |
| 師団長 | ブロヴーダ | — | 生存。NGLの村へ帰郷 |
| 師団長 | ウェルフィン | 卵男(ミサイルマン) | 生存。ヒナらとジャイロを探して流星街へ |
| 師団長 | メレオロン | 神の不在証明(パーフェクトプラン) | ハンター側に付き生存 |
| 兵隊長 | イカルゴ | 蚤弾(フリーダム)、死体と遊ぶな子供達(リビングデッドドールズ) | ハンター側に付き生存 |
| 兵隊長 | ヒナ | 除念 | 生存 |
| 兵隊長 | ラモット | — | キルアに倒され死亡 |
護衛軍3人の念系統は、ネフェルピトーが特質系、シャウアプフが操作系、モントゥトゥユピーが変化系。ただしこれは2022年の冨樫義博展で公開された設定資料で示されたもので、作中の台詞で明言されたわけではない。系統の仕組みそのものは念能力 六系統一覧で整理している。ザザンを倒したフェイタンを含む旅団側は幻影旅団メンバー一覧で扱っている。
階級が上ほど全滅している
一覧の「最期」の列を階級ごとに集計すると、偏りがはっきりする(この記事で挙げた個体の範囲)。
| 階級 | 挙げた個体 | 生存 | 死因の内訳 |
|---|---|---|---|
| 女王・王 | 2 | 0 | 出産の傷1・貧者の薔薇1 |
| 直属護衛軍 | 3 | 0 | 貧者の薔薇2・ゴン1 |
| 師団長 | 8 | 4 | メルエム1・幻影旅団1・モラウ1・その他1 |
| 兵隊長 | 3 | 2 | キルア1 |
上の5体は全滅し、下の11体のうち6体が生き残った。生き残ったのはコルト、ブロヴーダ、ウェルフィン、メレオロン、イカルゴ、ヒナ。降伏した者、ハンター側に付いた者、群れを離れた者だ。逆に言えば、最後まで王のそばに残った者は一人も生き残っていない。
王を倒したのは戦いではなかった
王と護衛軍が倒れた経緯を順に追うと、最上位の3体を止めたのが人間の兵器だったことが分かる。
ネテロは王との一騎打ちで勝てなかった。敗北が決まったところで、体内に仕込んでいた貧者の薔薇で自爆する。毒は王の体に回り、そばにいたシャウアプフとモントゥトゥユピーも毒で死亡した。メルエムは残された時間をコムギと軍儀を指して過ごし、彼女の腕の中で息を引き取る。コムギも毒で亡くなったことが示唆されているが、はっきり描かれてはいない。
護衛軍の中で、戦いによって倒されたのはネフェルピトーだけだ。そのネフェルピトーを倒したのも、カイトの死をきっかけに大人の姿へ変わり、自分の未来を代償にしたゴンだった。
よくある誤解を作中の描写で正す
キメラアントまわりは名前が多いぶん、取り違えも多い。調べた範囲で言えることを整理する。
| 流通している説明 | 実際に言えること |
|---|---|
| キメラアントは五大厄災の一つ | 含まれない。暗黒大陸由来の外来種として危険度Bで、五大厄災はそれより上 |
| 護衛軍の系統は作中で明言されている | 2022年の冨樫義博展の設定資料で示されたもの |
| モントゥトゥユピーは強化系・放出系 | 展示資料では変化系 |
| レオルを倒したのはイカルゴ | モラウとの戦いで溺死した |
| メレオロンは兵隊長、イカルゴは師団長 | 逆。メレオロンが師団長、イカルゴが兵隊長 |
| ビゼフやチードルはキメラアント | ビゼフはNGLの長官、チードルは十二支んで、どちらも人間 |
| コムギの死亡は確定している | 毒による死が示唆されているにとどまる |
とくに五大厄災との関係は混同が多い。暗黒大陸の危険度評価ではキメラアントは総合B、五大厄災はB+からAで、キメラアントは5つのどれよりも下に置かれている。詳しくは暗黒大陸 五大厄災一覧で整理した。
生き残ったのは「人間に近づいた者」だった
ここからは読みの話になる。キメラアントは食べた生物の特徴を受け継ぐ種族で、師団長や兵隊長の多くは人間を素材に生まれている。生き残った6体を見ると、人間だった頃の記憶や、人間との関係を取り戻した者が目立つ。ブロヴーダは村へ帰り、メレオロンとイカルゴは人間の側に付き、コルトは女王の最後の子を育てている。
一方で、王のために生まれ、王のために完成された護衛軍は、王と一緒に消えた。そしてその王自身も、最期に選んだのは軍儀を指すコムギと過ごす時間だった。キメラアント編は、最強の種族が「人間らしさ」に近づいた順に救われていく話として読むと、あの結末の静けさに筋が通る。女王の最後の子として生まれ直したのがカイトだったことも、この流れの延長にある。
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よくある質問
キメラアントの階級はどうなっている?
女王を頂点に、王、直属護衛軍、師団長、兵隊長、戦闘兵・雑務兵の順に並ぶ。王の誕生後、直属護衛軍は女王ではなく王を守る側に回る。女王の死後は統制が崩れ、師団長たちは各地へ散った。
直属護衛軍3人の念系統は?
ネフェルピトーが特質系、シャウアプフが操作系、モントゥトゥユピーが変化系とされる。ただし出典は2022年の冨樫義博展で公開された設定資料で、作中の台詞で明言されたものではない。
生き残ったキメラアントは誰?
主な生存者はコルト、ブロヴーダ、ウェルフィン、メレオロン、イカルゴ、ヒナ。女王・王・直属護衛軍は全員死亡しており、生き残ったのは降伏した者やハンター側に付いた者、群れを離れた者だ。
キメラアントは暗黒大陸の五大厄災なの?
五大厄災には含まれない。暗黒大陸から来た外来種として危険度評価のリストに載っており、総合危険度はB。五大厄災はB+からAで、キメラアントより上に置かれている。



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