ワンピース カゲカゲの実の仕組み|影・ゾンビ・塩と解除条件

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この記事の結論

  • 影の持ち主と、影を入れて動かすゾンビの体は別の人物
  • 塩はゾンビの口へ入れる必要があり、影を失った本人は日光が危険
  • モリアを一度倒した時点と、1000体の影を集めた後の回収は状態が異なる

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カゲカゲの実は、人から切り取った影を別の体へ入れて、ゾンビを動かす能力だ。影を奪われた本人は生きているが、日光を浴びると体が消えてしまう。ゾンビの口へ塩を入れれば、体から影を抜くことができる。一方、モリアを一度倒すことと、奪われた影がすべて戻ることは同じではない。スリラーバークでの作用と回収を、影の持ち主、ゾンビの体、能力者に分けて整理する。

ゾンビは「影の持ち主が死んだ姿」ではない

ホグバックの体と、モリアの影で動く

スリラーバークのゾンビには、体を用意する役と、動かす役がいる。東映アニメーションの人物紹介によると、ホグバックは死体から没人形(マリオ)を作り、モリアと手を組んでゾンビを大量に生み出していた。モリアはカゲカゲの実で相手の影を奪い、その没人形へ入れる。

影を奪う手順は、原作第455話のブルックの回想に描かれる。捕らえられた剣舞者の足元へモリアがかがみ、床に落ちている影を引き出して、大きなハサミで切り離した。影を失った剣舞者はその場に倒れる。続いてモリアが切った影を縫い合わされた死体へ入れると、それまで動かなかった体が動き始めた。

実例が、ルフィの影を入れられたオーズだ。公式紹介では、モリアは氷の国で発見した古い巨体を900号のスペシャルゾンビとし、そこへルフィの影を入れて目覚めさせている。オーズという体の持ち主と、その体を動かす影の持ち主ルフィは、別の人物になる。

影には、元の持ち主の技や性質が表れる

別の体に入れられた影は、その体に独特の振る舞いをもたらす。東映の人物紹介では、ゾロの影を入れられた剣士ジゴロウは、ゾロの技を使えると説明されている。「背中の傷は剣士の恥」という言葉も、元の持ち主に通じるものだ。

サンジの影が入ったペンギン、犬ッペは、モリアの命令に逆らってまでナミを守る。女性を蹴らないというサンジの姿勢も残っている。

原作第462話では、ブルックがリューマへ、自分の人格や技術は受け継いでいても、記憶や感情は持っていないと話す。リューマが気に入って使う剣技にも、ブルック自身にとっては大切な思い出が結びついていた。技を使えることと、元の持ち主の人生を覚えていることは異なる。

ただし、同じ影を持つことが、戦闘で同じ強さになることまでは意味しない。アニメ第352話の公式紹介では、ブルックは自分の影を持つリューマに挑むが、肉体のレベルではリューマが上で、かなわない。

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影を奪われた本人は、なぜ生きたまま追い出される?

原作第456話では、ブルックがフランキーとロビンに、影を奪われた者を生かしておく理由を説明する。体と影は引き離されても結びついており、本来の体が死ねば影も消える。その影で動いているゾンビも、同時に命を失ってしまうのだ。

モリア側が強い相手を影の材料にする場合、その本人を殺せば兵士の影まで失う。そこで、影を奪って意識を失った強者は、船に乗せてスリラーバークの外へ追い出される。本人を生かし、影を取り戻しに来られないように遠ざける処置だった。

日光で消えるのは、影を失った本人の体

影を奪われた人には、ゾンビを作られることとは別に、日中を歩けない危険が生じる。公式のスリラーバーク編紹介は、影を失った人が日光を浴びると身体を失うと説明している。島から逃げ出すだけでは、その後の生活を取り戻せない。

最終決着後の第375話でも、影が本人の体へ戻る前に日が昇り、ルフィ、サンジ、ロビン、ローラが頭から燃えていく。影の回収は、戦いに勝ったあとの後片づけではなく、持ち主が消える前に間に合わせなければならない救出になる。

塩を口へ入れると、影とゾンビの体が離れる

効く場所は、ゾンビの口

原作第456話でブルックが取り出す弱点は塩だ。海の力を持つ塩によって、偽の魂として働く影と、その影を入れられた体との結びつきが保てなくなると説明する。そのうえで、塩はゾンビの口へ入れなければならないと教えている。

フランキーは、それまでに倒したスパイダーモンキーが吐き出したものを思い返す。ブルックは、それが体に入っていた影だと答える。

この対処をオーズへ試したのが、アニメ第372話だ。ゾロが敗れた隙を使い、ウソップは塩を詰めた袋をオーズの口へ撃ち込む。ところが、モリアの影法師が袋を取り出してしまう。塩を使う作戦には、口まで運ぶだけでなく、相手の妨害を越えて効かせる必要があった。

モリアを倒せば、自動で全部戻る?

アニメ第373話では、ナイトメア・ルフィが、乗っていたモリアごとオーズを倒す。ルフィへ入っていた100人分の影は抜けていくが、これで奪われた影がすべて元の人へ戻ったわけではない。一味はモリアを起こそうとする。

理由は、モリアに影へ向けて、本来の持ち主へ帰るよう命令させる必要があるからだ。

この後、モリアは「影の集合地」で1000体分の影を自分へ取り込む。第374話が説明するのは、この大量の影による強化だ。最終的にルフィがモリアを倒すと、第375話ではその口からすべての影が吹き上がり、間一髪で持ち主へ戻る。1000体の影を体内へ集めた段階での敗北と、その前に一度オーズごと倒された段階では、影の置かれている状態が違っている。

死体以外にも、影は使われる

ナイトメア・ルフィは、生きた体への取り込み

原作第476話では、ローラたちは塩でゾンビから出した影を捕まえ、奪われた自分たちの影を探していた。その過程で、捕らえた影を生きた人間へ入れて利用できることも見つけている。ルフィへ最初に入れたのは海軍の剣士の影だった。剣を使えないと答えたルフィが、取り込み後には木を斬り分ける。影の持ち主の戦闘技術を、その場で使えるようになる実演だ。

ただし、影を受け入れるには精神力が要る。ローラたちは、精神力が足りなければ意識を失い、取り込みが無駄になると説明する。自分たちは2〜3体にとどまるところ、ルフィなら20〜30体はいけるのではないかと期待していた。実際のルフィは、用意された100体すべてを受け入れ、本人の意識を保ったまま返事をする。

生きた体に影がとどまる時間は、最大でも10分。時間が過ぎると影は本来の持ち主へ戻ると説明される。ローラたちは、この制限内にモリアを倒すため、集めた影をルフィへ託す。死体を兵士として動かし続けるゾンビと異なり、ナイトメア・ルフィは短時間の強化を決戦に使う方法だった。

影法師と影革命で、体の形や位置も変える

モリアは、自分の影を分身の影法師(ドッペルマン)にして戦わせることもできる。アニメ第358話では、本人が寝転んでいても、影法師がルフィの攻撃を防いで反撃する。ルフィがモリア本人を殴ろうとしても、この分身が間に入るため届かない。奪った他人の影を死体へ入れる兵士作りとは別に、自分の影を前へ出して身を守る使い方だ。

オーズがゴムゴムの技を使う場面にも、モリアの別の操作が入っている。第371話の公式紹介は、オーズの体が実際に伸びるのは、モリアの分身である影法師の「影革命」によるものだと説明する。

同じ回では、ロビンがハナハナの実でモリアを拘束する。しかしモリアは影法師と瞬時に入れ替わって攻撃をかわし、逆にロビンの影を切り取ってしまう。

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