ワンピース 電伝虫の種類一覧|通話・盗聴・映像とバスターコールの違い

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この記事の結論

  • 電伝虫は、通話・盗聴・妨害・映像・発令で役割が異なる。
  • 金はバスターコールの発信、銀は海軍側の受信を担う。
  • ワノ国のスマシは親分タニシを介し、エッグヘッドでは配信の発信源が狙われる。

電伝虫の使い方で印象に残っているのは?

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電伝虫は『ONE PIECE』の世界で通話や映像の伝達を担う生き物だ。携帯用の子電伝虫、盗聴用の黒電伝虫、通信を妨害するツノ電伝虫など、用途が異なる種類が登場する。金と銀の電伝虫は、通常の通話とは別にバスターコールの発令と受信を担う。

本記事では原作に登場する主要な電伝虫を、何を送るか・受け取るかで整理する。映画やイベント独自の個体は主表に含めず、ワノ国のタニシ、エッグヘッドの全世界配信、エルバフの電語虫と雪電伝虫も扱う。

電伝虫の種類一覧:通話・傍受・映像・発令で分ける

種類・呼び名 主な用途 見分けるときの要点
通常の電伝虫 離れた相手との通話 受話器や番号を指定する機器が付く。顔や模様の違いをすべて別種とは数えない
子電伝虫 携帯して行う通話 小型で持ち歩けるが、島を越える長距離の連絡には向かない
黒電伝虫 他の電伝虫の通信を傍受 相手と話すための端末ではなく、盗聴側が使う
白電伝虫 通話の盗聴を防ぐ 自分の会話を守る対策。周囲の通信すべてを止める用途とは分ける
ツノ電伝虫 念波の妨害 会場などの通信を不能にし、外部との連絡を断つ
ゴールデン電伝虫 バスターコールの発令信号を送る 押すためのボタンがあり、会話する受話器とは役割が違う
シルバー電伝虫 ゴールデン電伝虫の信号を受ける 海軍側の受信役。金と銀を同じ発信機として扱わない
映像電伝虫 映像の送受信・投影 撮る側と映す側、または機器を含む一式を区別する
監視電伝虫 施設内の映像監視 小型の監視役と、届いた映像を見る場所が組になっている
配信電伝虫 広域に向けた映像配信 エッグヘッドでは、全世界への放送を止めるため発信源が狙われる
スマートタニシ(スマシ) ワノ国で使う携帯通信 個体の念波が弱く、親分タニシを中継に使う
親分タニシ スマシの念波の中継 各郷に置かれ、周囲の小型端末をつなぐ要になる
光画タニシ ワノ国での映像伝達 壁へ中継映像を投影する
電語虫(デンゴムシ) エルバフ国内での通話 使用範囲が国内のみと明記される
雪電伝虫 防寒音声認識型の通話 寒冷地で使われ、ロキが受話器を持たず会話する

この表は登場個体の匹数や、生物学上の全種数を示すものではない。通常通信・映像・監視という分類の中にも機器や使い方の違いがあるため、作中の呼び名と実際に担う役割を合わせて載せている。

通常の電伝虫と子電伝虫:声をつなぐ仕組み

15巻第127話では、リトルガーデンにいるサンジがMr.3を装い、クロコダイルと電伝虫で会話する。クロコダイルは相手をMr.3だと思って連絡を続け、サンジはその誤認を利用する。電伝虫が言葉を伝えることと、通話相手の身元が保証されることは別だと分かる場面でもある。

小型の子電伝虫は、移動中や潜入先へ携帯しやすい。ただし、通常の大型個体と異なり念波の届く範囲が狭く、同じ島の中での連絡に使われる。海を越える長距離通話との違いがある。アラバスタでサンジが仲間の救出へ動く際にも使われる。

受話器や番号指定の装置は、人間が電伝虫へ取り付けた機械だ。41巻SBSの説明に加え、第822話では、野生の小さな個体がいると聞いたフランキーが、必要なら通信に使えるようにできると話す。生き物の念波を利用しながら、連絡先の指定や通話の操作には人の作った部品を組み合わせている。

外見にも、使用者や話し手に似る特徴がある。95巻SBSは、身近な人物をまねる性質と、通話中の表情の変化について説明する。顔や髪形、模様が似ていることだけで新しい種類を一つ増やすのではなく、通話・盗聴・映像などの用途と分けて見る必要がある。

黒・白・ツノ電伝虫:盗聴と通信妨害の違い

黒電伝虫は、別の電伝虫を通じた会話を聞くために使われる。第1089話では、黄猿の腕に付いた黒電伝虫によって、ヨークと五老星の通信が海軍側にも聞こえる。通話先へ話しかけずに会話を得られるため、当事者二人だけの連絡で終わらない。

白電伝虫は、その盗聴に対する防御を担う。第593話のイワンコフのそばにいる個体には、希少な白電伝虫で、盗聴を妨害する念波を飛ばすという説明が付く。会話を続けながら外部の傍受を防ぐ用途であり、周囲の連絡そのものを不能にするツノ電伝虫とは働きが異なる。

一方、ツノ電伝虫は念波を妨害する。ホールケーキアイランド編の第861話では、ベッジ側が茶会会場を孤立させる準備の一つとして説明する。警備や敵勢力が外部に連絡できなくなれば、会場内で起きた異変へ援軍を呼ぶことも難しくなる。

ゴールデンとシルバー:バスターコールでは送信と受信が別

ゴールデン電伝虫は、バスターコール発動の信号を送る側だ。エニエス・ロビーでスパンダムが所持する背景には、青キジから託されたことがある。所持者本人の戦闘力ではなく、発動の権限を伴う道具を使えることが脅威になる。

エニエス・ロビーでは、スパンダムが誤ってゴールデン電伝虫を押す。彼がその瞬間に想定した通常の連絡と、実際に送ってしまった発令の信号が食い違ったことで、島にいる者たちも砲撃の危険へさらされる。道具の取り違えが被害の範囲を大きくした場面だ。

シルバー電伝虫は、海軍側でゴールデン電伝虫からの信号を受ける専用の個体だ。オハラの発動場面でも、発信する金と、艦船側の受信を担う銀が対応する。エニエス・ロビーでは本部が発令要請を受け、艦隊が動き出す。

指揮系統については海軍の階級の解説で整理している。

映像・監視・配信:撮る場所と見る場所を追う

インペルダウンの監視では、小さな監視役から届く映像を監視室で確認する。離れた通路の様子を一か所で把握できるため、侵入者や囚人の移動を看守側が追う手段になる。

頂上戦争では、マリンフォードの映像が外へ中継される。バギーたちが映像電伝虫を使って行動するため、戦場の管理者が望むとおりに情報を止めきれない。戦闘そのものと、それが外の人々にどう見えるかという二つの出来事が進む。

エッグヘッドでは、ベガパンクの全世界配信を止めるため、発信源の電伝虫が捜索される。配信電伝虫は鉄の巨人に守られており、五老星は巨人の周囲へ集まる。巨人が攻撃され海へ沈む局面で放送が途切れるため、発信設備を守れるかどうかが、世界へ情報を伝え続けられるかに直結する。

ワノ国のタニシ:中継役を失うと小型端末もつながらない

ワノ国では、小型の通信手段としてスマートタニシ、通称スマシが使われる。第946話でカリブーが説明するのは、一匹ずつが強い念波で遠くまで直接つながる仕組みではないということだ。個々のスマシは、各郷にいる親分タニシへ念波を送る。

兎丼では親分タニシを押さえ、囚人たちの反乱を外へ知らせる連絡を断つ。通信が戻ったあとも、敵は状況を正確に把握できない。ババヌキは、お玉のきびだんごを食べて彼女に従うようになっており、クイーンへ囚人採掘場に異常はないと偽の報告を送る。通信の遮断で制圧の時間を稼ぎ、復旧後は従えた報告者を通して発覚を遅らせる、二段階の作戦になっている。

ここはツノ電伝虫を使った念波妨害とは、連絡を断つ方法が異なる。ツノは念波を妨害する道具で、ワノ国の例は中継を担う生き物を利用できなくする。作戦の目的が同じでも、相手の通信が成立する条件をどこで崩すかが違う。

光画タニシは、中継映像を壁へ投影する。康イエの処刑では、兎丼にいるルフィたちも、離れた場所の出来事をその場で見ることになる。スマシで個人へ知らせる使い方と異なり、その場にいる複数人が同じ映像に反応できる。

エルバフの電語虫と雪電伝虫:使用地域と寒さへの対応

エルバフでは電語虫(デンゴムシ)が登場する。第1143話には、エルバフ国内のみ使用可能という注記があり、火災や怪物の騒動の中、子どもたちが向かった場所を大人が知らせる場面に関わる。通信できる地域が示された道具なので、通常の電伝虫と同じように海を越える長距離通話ができるとは扱わない。

雪電伝虫は、第1134話でロキとモサ公の通話に使われる、防寒音声認識型の個体だ。毛に覆われた外見で、拘束されたロキが受話器を手に持たずやり取りしている。音声で会話を続けられることが、手を自由に使えないロキの状況と結びついている。

参考・出典

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