ロード・オブ・ザ・リング/ホビットの地名一覧|中つ国の国・都市と旅のルート
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この記事の結論
- 国・領域と、その中の都市・城・塔を別々に引ける地名索引
- 旅の仲間の三つの行路と、ビルボ一行・ガンダルフの別行動を区別
- モリアとはなれ山、二つの塔、二つのミナスを場面で見分ける
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中つ国は物語の大きな舞台で、ローハンやゴンドールはその中の国、エドラスやミナス=ティリスは国の中にある都市です。山、森、城、塔にも名前があり、同じ旅の場面で違う大きさの地名が続けて出てきます。まず「領域か、そこにある一つの場所か」を見分けると、行き先を追いやすくなります。
この記事は実写『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』6作で、旅や別行動の舞台になる主要な地名を案内します。作品の結末まで触れます。全世界の集落や古代の国を網羅する辞典ではなく、映画の行き先と場面を結ぶ索引です。正確な縮尺の地図や、映画で確認できない日数・距離は作りません。
先に押さえる国・領域と、その中の拠点
| 大きな領域・国 | 主な拠点 | 映画での目印 |
|---|---|---|
| ホビット庄(シャイア) | ホビット村、袋小路屋敷 | ビルボとフロドの故郷。丸い扉と緑の丘 |
| ローハン | エドラス、ヘルム峡谷の角笛城 | 騎馬の国。王のいる都と避難先は別 |
| ゴンドール | ミナス=ティリス、オスギリアス | 白い城壁の都と、前線の廃都 |
| モルドール | バラド=ドゥア、滅びの山、黒門 | サウロンの領域。塔・山・入口は別々の場所 |
| 闇の森 | スランドゥイルの館、南方のドル・グルドゥア | エルフの住まいと敵の砦を同じ建物にしない |
ローハン、ゴンドール、モルドールの原作地理項目を照合すると、ローハンはゴンドールの北、モルドールはゴンドールの東という大きな位置関係を確認できます。本稿はその補助線を使いますが、原作地図の細かな距離を映画の移動時間へ換算していません。
「ゴンドールへ行く」と「ミナス=ティリスへ行く」は、国と訪問する都市という関係で両立します。字幕や会話で名前が変わっても、目的地が急に入れ替わったとは限りません。逆に、どちらも人間の国だからといってローハンとゴンドールを一つの国にすると、救援へ出る意味が失われます。
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西の故郷・裂け谷と、終幕の港
| 地名 | 場所の種類 | 探す人物・場面 |
|---|---|---|
| ホビット村(ホビット庄内) | 村 | 誕生日の宴や、旅へ出る前の暮らし |
| 袋小路屋敷(バッグ・エンド) | ビルボの家 | ドワーフたちが集まる丸い扉の家。村や庄全体の名ではない |
| ブリー村 | 旅人の集まる村 | フロドたちがアラゴルンと出会う |
| 躍る小馬亭 | ブリーの宿屋 | 待ち合わせと追跡の危険が重なる場所 |
| 風見が丘(アモン・スール) | 丘と遺跡 | 黒の乗手が襲い、フロドが負傷する |
| ブルイネンの渡し | 川を越える地点 | アルウェンが追跡を振り切り、裂け谷へ急ぐ |
| 裂け谷(リヴェンデル) | 谷にあるエルフの避難所 | エルロンドの館、治療、指輪を巡る会議 |
| 灰色港 | 西へ船出する港 | 『王の帰還』の終幕の別れ |
裂け谷とリヴェンデルは同じ場所の呼び方です。原作地理辞典は、霧ふり山脈の西側に隠れた谷として位置付けています。映画では『ホビット』の地図の解読と、『旅の仲間』の会議の両方に登場するため、二つの三部作をつなぐ目印になります。
この区間は、屋敷、村、宿、丘、渡し、谷という単位が頻繁に変わります。家を出ればすぐ裂け谷、という一本の場面ではありません。傷を負う前の休息地と、傷を負った後に目指す治療の場所が違うことを押さえると、アルウェンが馬で急ぐ理由が地理と結び付きます。
山を越え、森と大河へ――旅の仲間の分岐点
| 地名 | 種類 | 映画での役割 |
|---|---|---|
| 霧ふり山脈 | 大きな山脈 | 旅の進路を隔てる障害。『ホビット』の地下世界にもつながる |
| カラズラス | 雪山と峠の区間 | 『旅の仲間』で越えようとするが、先へ進めなくなる |
| モリア(カザド=ドゥム) | ドワーフの地下都市・坑道 | 別の通路として入り、墓とバルログに遭遇する |
| ロスロリアン | エルフの森の領域 | モリア脱出後、ガラドリエルらのもとで休む |
| アンドゥイン | 大河 | 一行が舟で南へ進む道になる |
| アルゴナス | 川沿いの巨像 | 舟旅で現れる二体の巨大な像 |
| アモン・ヘン | 丘と、その周辺の別れの舞台 | ボロミアの最期、フロドとサムの出発、仲間の分裂 |
| ファンゴルンの森 | 森 | メリーとピピンが逃げ込み、木の鬚と出会う |
映画比較ガイドの地名索引も、アモン・ヘンやアルゴナス、モリアと裂け谷を別項目として案内しています。大河を進む一行の背後に山と森の区間があり、その先で同じ仲間が別方向へ進む、という見取りができます。
モリアとはなれ山は、どちらもドワーフと関わりますが別の場所です。モリアは『旅の仲間』で通過する地下の経路、はなれ山は『ホビット』で取り戻そうとする目的地です。バーリンの墓を見つけたから、ビルボが目指した王国へ到着したという意味にはなりません。
仲間が分かれた後の主なルート
アモン・ヘン以降は、全員が同じ道を後から追う旅ではありません。以下は映画の主要な経由地で、全宿営地や日数を再現した表ではありません。
| 同行者 | 主な経由地 | 道が分かれる理由 |
|---|---|---|
| フロドとサム | エミン・ムイル→死者の沼地→黒門→イシリアンとオスギリアス→ミナス=モルグル側の階段→キリス・ウンゴル→滅びの山 | 黒門からの侵入を避け、ゴラムが示す別の入口へ回る。オスギリアス行きは映画のファラミアによる足止め |
| アラゴルン・レゴラス・ギムリ | 捕らわれた二人を追跡→ファンゴルン周辺→エドラス→ヘルム峡谷→アイゼンガルド→ローハン側の集結地→死者の道→船でゴンドールへ | 救出の追跡から国を守る戦いへ移り、最後は王として別の援軍を求める |
| メリーとピピン | 捕囚から逃れてファンゴルン→エントとアイゼンガルドへ。その後、ピピンはガンダルフとミナス=ティリス、メリーはローハンの軍とペレンノールへ | 森での共同行動の後、人間の二つの国へ分かれ、同じ戦場へ別経路で近づく |
ワーナーの『二つの塔』紹介も、フロドとサム、救出へ向かう三人、エントに出会う二人という別行動を軸にしています。以降の細部は第2作の場面記録と第3作の映画・原作比較を合わせて整理しました。オスギリアスの立ち寄りや死者の軍の見せ方を含め、映画の順路を原作へそのまま移さないでください。
ローハン・ゴンドールの都と戦場
| 地名 | 何の場所か | どこを見ると分かるか |
|---|---|---|
| エドラス | ローハンの都 | 丘の上の王の館へガンダルフたちが入る |
| メドゥセルド | エドラスの王の館 | セオデンと対面する建物。都全体の名ではない |
| ヘルム峡谷/角笛城 | 谷/その中の防衛拠点 | 『二つの塔』の籠城。都から移動した避難先 |
| アイゼンガルド/オルサンク | 環状の拠点/中央の塔 | サルマンの本拠。エントが攻める場所 |
| 死者の道 | 山の中を進む道 | アラゴルンたちが別行動を取る区間 |
| ミナス=ティリス | ゴンドールの都 | 白い壁が重なる都市。ガンダルフとピピンが来る |
| オスギリアス | 川沿いの廃都・前線 | ファラミアが戦い、撤退と再出撃が描かれる |
| ペレンノール野 | 都の外の平野 | ローハンの騎馬隊やムマキルが戦う |
Wētā Workshopのミナス=ティリス解説は、山の側面に築かれた七層の城壁都市と説明し、東のモルドールからの攻撃と、ローハンからの救援を対応させています。白い都市の中を守る戦いと、外の平野へ援軍が来る戦いは、近い場所で進む異なる局面です。
塔の取り違えにも注意が必要です。サルマンのオルサンクはアイゼンガルドにあり、サウロンのバラド=ドゥアはモルドールにあります。一方の塔が攻められた後も、もう一方への脅威が続くため、エントの勝利でフロドの目的地まで制圧されたことにはなりません。
モルドールへの入口と、指輪を壊す場所
| 地名 | 位置付け | フロドたちとの関係 |
|---|---|---|
| 黒門 | 敵の領域へ入る大きな門 | 二人は正面突破を避け、後には味方の軍が外へ来る |
| ミナス=モルグル | 敵側の都市・拠点 | 緑の光と出陣する軍。白い都ミナス=ティリスとは別 |
| キリス・ウンゴル | 山越えの道と、その先の塔に結び付く名 | シェロブの危険と、捕らわれたフロドの救出 |
| バラド=ドゥア | サウロンの塔 | 目のイメージと結び付く敵の中心 |
| 滅びの山 | 火山 | 指輪を壊す目的地 |
| 滅びの亀裂 | 山の内部の処分地点 | 指輪を火へ落とす最後の場面 |
映画『二つの塔』の場面記録では、黒門の監視を避けて別の入口へ向かう順を確認できます。黒門まで来たことと、モルドールへ安全に入れたことは別です。その後の階段や洞窟の危険は、この進路変更の先にあります。
黒門へ行くアラゴルンの軍と、滅びの山へ進む二人は、同じ地点を目指して合流する作戦ではありません。映画の終盤で場面が交互に映っても、二人は敵地の内側、軍は門の外という位置を保ちます。場所を別々に置くことで、敵の注意を引く戦いと秘密の任務がつながります。
『ホビット』の東への旅と、ガンダルフの別行動
| 地名 | 種類 | 一行がすること |
|---|---|---|
| ゴブリンの町と地下の湖 | 霧ふり山脈の地下 | ドワーフが捕らわれ、離れたビルボがゴラムと会う |
| ビヨルンの家 | 森へ入る前の住まい | 一行が休み、次の旅へ備える |
| 闇の森 | 森林の領域 | 道を見失い、大グモとエルフの危険に遭う |
| スランドゥイルの館 | 森のエルフの拠点 | 投獄された一行が樽を使って脱出する |
| 湖の町(エスガロス) | 湖上の人間の町 | バルドの家や、山へ向かう支度の舞台 |
| 谷間の国デイル | はなれ山のふもとの町と廃墟 | スマウグの襲撃後、人々が移り、戦場にもなる |
| はなれ山(エレボール) | 山と、その内部の王国 | 秘密の入口から入り、故郷と財宝を取り戻す |
| からすが丘 | 山周辺の高地 | 『決戦のゆくえ』で指揮と最後の対決に関わる |
| ドル・グルドゥア | 闇の森の南方にある敵の砦 | ガンダルフが死人遣いを調べる別行動の先 |
湖の町とはなれ山の対応は、湖の町とエレボールの原作地理項目でも確認できます。エスガロスは人間の町、エレボールはドワーフの故郷です。山を取り戻したことで竜が町へ向かうため、目的地の外にいる人々まで冒険の結果を受けます。
一行の大筋は、故郷から裂け谷、山脈、闇の森、湖の町、はなれ山へ進む旅です。一方のガンダルフは途中で調査へ離れます。映画の切り替わりだけを一列の移動として読むと、ビルボたちまでドル・グルドゥアへ行ったことになるため、地名ごとに誰がいるかを確認してください。
地名を調べるときは、まず作品と同行者を決め、次に国・都市・城・通路のどの単位かを見ます。王の住む場所、民が避難する場所、敵の拠点、通過だけする場所を区別すれば、名前を覚え切らなくても旅の進路と戦いの位置関係を追えます。
参考・出典
映画の公式公開資料と、本文で出所を示した解説を照合しています。原作小説や拡大版との差は該当箇所に示し、映画6作品の設定と区別しています。
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よくある質問
中つ国は一つの国?
物語の大きな舞台で、ローハンやゴンドールなど複数の国と領域があります。
ホビット庄と袋小路屋敷は同じ?
袋小路屋敷はビルボの家です。ホビット庄という領域の中に村があり、その暮らしの一つの場所です。
モリアとはなれ山は同じ?
別の場所です。モリアは旅の仲間が通る地下都市、はなれ山はホビットの一行が取り戻そうとする目的地です。
二つの塔はどこ?
本稿で対応させるのはサルマンのアイゼンガルドにあるオルサンクと、サウロンのモルドールにあるバラド=ドゥアです。
ミナス=ティリスとミナス=モルグルの違いは?
白い都ミナス=ティリスはゴンドール側。緑の光を放ち敵の軍が出るミナス=モルグルは敵の拠点です。
ビルボもドル・グルドゥアへ行く?
本稿の旅の整理では、ビルボ一行の東への旅とガンダルフの調査を分けています。映画の場面切替を一行全員の移動とはしません。
