キングダム著雍の戦い|三軍同時攻撃の予定と実際・本陣陥落まで
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この記事の結論
- 主攻は玉鳳隊・飛信隊・録嗚未軍で、騰は助攻を担った。
- 王賁は紫伯を倒して進路を開き、飛信隊は信が凱孟を引き受けて羌瘣を先へ送った。
- 呉鳳明と霊凰は援軍が戻らない騰を狙ったが、信の介入で反撃は崩れた。
著雍の作戦で特に印象に残った働きは?
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著雍の戦いで秦が狙ったのは、敵将全員を一騎打ちで倒すことではない。王賁の提案した三軍の攻撃で魏の連動する防御を崩し、本陣へ同じ時刻に迫ることだった。ただし実際の戦場では、王賁の敗退、河了貂の捕縛、凱孟軍の抵抗が起きる。作戦は、その都度の役割分担を変えながら実行された。
三軍の予定と実際の動き、本陣陥落後までをつなげて整理する。人物ごとの最期は魏の武将一覧、前後の戦役との順番は戦い一覧で確認できる。
なぜ著雍で三軍の同時攻撃が必要だったのか
秦の総大将は騰、魏の総大将は呉鳳明だ。騰は飛信隊と玉鳳隊を呼び寄せるが、魏にも新たな三軍が加わり、秦が不利になる。そこで王翦軍への増援要請が考えられたものの、王賁は別の突破策を提案した。第4シリーズ第6話の公式紹介
呉鳳明の布陣は、周囲の部隊が互いを助け、本陣へ進もうとする敵を止める形になっていた。一か所だけを攻めれば、魏はそこへ守りを集めやすい。そこで秦は、連絡や援軍の対応に隙が生じる三つの方向を主攻とし、三日目の昼に本陣へ迫る作戦を取る。騰は主攻に加わらず、魏の注意と戦力を引き受ける側に回った。三軍の作戦と騰の役割を説明するWeb解説
三軍とは録嗚未軍、王賁の玉鳳隊、信の飛信隊である。三軍に魏火龍の三人が一人ずつ同じ形で立ちはだかったわけではない。玉鳳隊は紫伯、飛信隊は凱孟と戦い、霊凰は騰側と対峙する。主攻の組み合わせと、魏火龍の名簿を一対一に対応させると配置を見誤る。
三軍に任された予定と、実際に必要になった対応
| 秦の部隊 | 作戦上の役割 | 進軍中の障害・変化 | 最後の働き |
|---|---|---|---|
| 玉鳳隊 | 一方向を突破して本陣へ迫る | 紫伯に阻まれ、王賁が一度敗れる | 王賁が紫伯を破り、進路を開く |
| 飛信隊 | 凱孟軍を抜けて本陣へ迫る | 軍師の捕縛と、凱孟軍の防御 | 信が敵を引き受け、羌瘣が先へ進む |
| 録嗚未軍 | 別方向から本陣を圧迫 | 序盤は進軍が遅れる | 決戦時には本陣へ攻め込む |
| 騰軍 | 主攻を生かすための助攻 | 霊凰側の軍と対峙 | 魏の有力部隊を引き受ける |
この表は「どの軍が何を担当するか」の索引だ。以下では、予定通りにいかなかった場面で何を変え、その変更が本陣攻撃をどう可能にしたかを追う。主攻三軍は公式第7話でも確認できる。
初日の飛信隊を止めた、河了貂の捕縛
飛信隊は河了貂の指揮で敵の第一陣を攻めるが、乱戦の中で河了貂が敵に捕らえられる。敵将が強いという問題に加えて、軍を動かす判断役を失う事態だった。救出を優先するか、予定した進軍を続けるかで隊内の意見も割れる。公式第8話「貂の存在」
ここで羌瘣は、追ってそのまま奪い返すのでなく、敵側の軍師・荀早を押さえる。河了貂だけが捕まった状態から、両軍が軍師を人質に取る状態へ変えることで、交換を交渉する材料を作った。翌日に河了貂が戻り、飛信隊は軍師のいる体制で戦いを続ける。人質交換までを追う解説
この出来事は、三軍同時攻撃の途中に挟まる独立した救出劇ではない。飛信隊が軍師を欠いたまま止まれば、他の二軍が進んでも、秦が予定した複数方向からの圧力がそろわなくなる。羌瘣の働きは河了貂個人の救出だけでなく、飛信隊が作戦に復帰するための条件を整えたと読める。
一方、同じ初日の玉鳳隊は、関常の隊の力もあって進んでいた。各軍が同じ速度で同じ苦戦をしていたわけではない。飛信隊の遅れと玉鳳隊の順調さが同時に存在し、さらに翌日には玉鳳隊にも大きな障害が現れる。この進度の違いが、三日目の期限を重くする。
玉鳳隊は、紫伯を避けるだけでは進めなかった
玉鳳隊の前に立つ紫伯は、槍の強さと用兵を兼ね備えた相手だった。関常は部隊を危険な乱戦から離そうとするが、王賁は作戦を遂行するために紫伯を倒す道を選ぶ。王賁の意地だけでなく、受け持った進路を開かなければ全体の攻撃がそろわないという問題がある。公式第9話「紫伯の名」
最初の一騎打ちで王賁は敗れ、関常の助けで退く。ただ、長く紫伯と打ち合ったことで、再戦では相手の槍の速さと動きへ対応する足掛かりを得る。王賁は攻撃を受け続ける段階から、守りと返しを組み合わせて相手を捉える段階へ進んだ。最初の敗北と後の勝利の間には、観察した攻撃を使って対応を変える過程がある。二度の槍対決を追う解説
三日目にも玉鳳隊は苦戦する。比較的余力のある関常隊を主攻にするなど、王賁だけで全てを押し通す形にはなっていない。王賁は最後に紫伯との勝負を制し、道を開く。公式の第11話も、以前の敗北を経た再挑戦と、退却を求める関常の判断を併せて紹介している。第11話「修練の日々」
紫伯撃破で開いた進路を通って本陣へ迫るところまでが、玉鳳隊の受け持った役割だった。
飛信隊は、信と羌瘣の役割を分けて期限に対応した
決戦の三日目になっても、飛信隊は凱孟軍を簡単には抜けない。凱孟本人の武力だけでなく、荀早の隙の少ない布陣も障害となる。公式第10話は、信を中心に戦っても防御を破れない状態を説明している。第10話「中華の注目」
そこで飛信隊は、信が目の前の敵を引き受け、羌瘣が別働として魏本陣へ進む形を取った。隊長である信が必ず先頭で本陣に入らなければならないわけではない。三軍の一つとして到達する機能を保つために、敵を足止めする役と、突破して目的地へ向かう役を分けたのである。
この変更により、凱孟を倒すまで進めないという行き詰まりを避けた。信の一騎打ちを勝利で終わらせることより、本陣攻撃に参加することを優先した点が、玉鳳隊とは異なる。玉鳳隊は紫伯を倒して道を開き、飛信隊は相手の将を引き受けたまま別の戦力を先へ送った。信・羌瘣の役割を扱う解説
録嗚未軍は魏火龍本人を相手にしていないが、序盤は魏の前線を越えられなかった。二日目の夜に騰が野営地を訪れると、録嗚未は騰自身を主攻にすべきだと考える。だが騰は王賁の策を採用し続け、若い将たちを主攻から外さない。録嗚未軍も三日目には魏軍を突破して本陣へ向かった。苦戦を理由に主攻の顔ぶれを入れ替えたのではなく、残る一軍が自分の担当経路を通したのである。騰の訪問と三日目の進軍
本陣陥落と、呉鳳明を討ち損じた後の決着
三軍が魏本陣へ迫ることで、呉鳳明の想定していた防御は大きく崩れる。公式第12話は、飛信隊・玉鳳隊・録嗚未軍による襲撃と、その中でも呉鳳明が反撃の手を考える状況を紹介する。敵本陣に入れた時点でも、魏の総大将を必ず討ち取れる状態ではなかった。第12話「傑物達の世代」
羌瘣が斬った呉鳳明は影武者で、本物は本陣を脱出する。秦は本陣を奪うが、首級を挙げるという目的はその場では達成しない。羌瘣は魏本陣の陥落を知らせる狼煙を上げる。その知らせで秦が勝利へ沸く一方、呉鳳明は霊凰と合流して逆転を狙った。
狙いは騰のいる秦軍の心臓部だった。三つの主攻が魏本陣まで進んだため、騰側へすぐ援軍を戻せない。魏本陣を攻める兵力が前へ出たことは、秦の総大将を支える兵力が離れたことでもある。呉鳳明は霊凰とともに、その手薄さを突いて騰を討とうとした。本陣を守り直すのでなく、敵の総大将を狙う反撃だった。第400話の作戦の欠点を扱う解説と霊凰合流後の動き
その二人へ信が襲い掛かり、呉鳳明を狙う過程で霊凰を討つ。呉鳳明が霊凰を総大将であるかのように呼び掛けたため、信は標的を取り違えた。師を失った呉鳳明は生き延びるが、騰を討って巻き返す計画はここで崩れ、撤退へ移る。本陣の影武者と、霊凰を総大将と誤認させた行動は、別々の場面で起きた二度の取り違えである。呉鳳明と霊凰の合流後の動き
秦は著雍を得たが、凱孟との一騎打ちは信の勝利として決着していない。紫伯を倒した王賁、霊凰を討った信、本陣を落とす働きをした羌瘣は、異なる形で戦果を挙げた。敵将全員の討ち取りがなくても、戦場の拠点を奪い、相手が防衛を続けられない状態を作れば、秦の攻略目的は果たせる。
三軍の作戦を読む鍵は、同じ仕事をさせないこと
ここからの解釈として、三軍同時攻撃の「同時」は、各軍の行動を同じ形にそろえることではなく、相手が相互に助け合う時間を与えないための条件と捉えられる。途中の損失や苦戦を無視して予定表だけを読むと、河了貂の交換や羌瘣の別働といった修正の意味が消えてしまう。
読み返す際は、誰が誰を倒したかに加え、その結果どの軍が前へ進めるようになったかを追うとよい。37巻の公式目次には「本陣へ」「戦わぬ訳」「肉迫す」「陥落と退避」が順に並ぶ。進路を開く戦い、本陣への到達、奪った後の逃走と追撃を分けて読むと、三軍の連動と個々の武功の関係が見えてくる。37巻の公式目次
参考・出典
- buzz-beaver.com 該当戦役・巻解説
- buzz-beaver.com 該当戦役・巻解説
- kingdom-anime.com 公式紹介・目次
- manga-comic-netabare.com 該当戦役・巻解説
- kingdom-anime.com 公式紹介・目次
- kingdom-anime.com 公式紹介・目次
- renote.net 該当戦役・巻解説
- kingdom-anime.com 公式紹介・目次
- fumfum100.com 該当戦役・巻解説
- kingdom-anime.com 公式紹介・目次
- kingdom-anime.com 公式紹介・目次
- rekishi-shizitsu.jp 該当戦役・巻解説
- kingdom-anime.com 公式紹介・目次
- onimanga.blog.fc2.com 該当戦役・巻解説
- www.manganoshirabe.com 該当戦役・巻解説
- somanystars.net 該当戦役・巻解説
- www.s-manga.net 公式紹介・目次
関連するテーマ:キングダム勢力図|七国一覧と秦の統一の進み具合
