ハリーポッターの教科書一覧|学年・授業別の本と危険な仕掛け

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この記事の結論

  • 入学時の8冊と、進級・選択科目で追加される教材を分けて探せる
  • 怪物的な怪物の本は背をなでて扱い、プリンスの本は著者と個人の書き込みを分ける
  • 原作の指定教材、映画の小道具、現実に販売される関連本は同じ範囲ではない

一冊読めるなら、どの教材が気になる?

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ホグワーツの教科書には、呪文や薬の基本を学ぶ本だけでなく、開こうとする人へ噛みつく本もあります。ハリーが6年生で手に入れた『上級魔法薬』のように、同じ書名でも、前の持ち主の書き込みによって使い方が変わる例もあります。

原作7巻でハリーたちが使う主要な教材を、最初に確認できる学年・授業・著者から整理します。全学年の全指定図書が一括して明かされているわけではないため、判明していない教科書や著者を補って完全版の名簿にはしていません。『謎のプリンス』までのネタバレを含みます。

教科書を学年と用途から探す

まず、入学時の指定図書と、進級や選択科目によって追加される本を分けます。表の学年はハリーたちについて確認できる使用時期で、学校の全時代に共通する固定カリキュラムを意味しません。英語名は同じ本を探す際の照合用です。

教科書 著者 確認できる学年・主な用途
『標準呪文集』The Standard Book of Spells ミランダ・ゴズホーク 1年生から。学年に応じた巻で呪文を学ぶ
『魔法史』A History of Magic バチルダ・バグショット 1年生の指定。魔法界の歴史
『魔法論』Magical Theory アドルバート・ワフリング 1年生の指定。魔法の理論的基礎
『変身術入門』A Beginner’s Guide to Transfiguration エメリック・スイッチ 1年生からの変身術
『薬草ときのこ1000種』One Thousand Magical Herbs and Fungi フィリダ・スポア 1年生の指定。魔法植物や材料の知識
『魔法薬調合法』Magical Drafts and Potions アージニウス・ジガー 1年生の指定。魔法薬の基礎
『幻の動物とその生息地』Fantastic Beasts and Where to Find Them ニュート・スキャマンダー 1年生の指定。魔法生物の知識
『闇の力―護身術入門』The Dark Forces: A Guide to Self-Protection クエンティン・トリンブル 1年生の指定。闇の力への対処
ロックハートの冒険談7冊 ギルデロイ・ロックハート 2年生。闇の魔術に対する防衛術
『怪物的な怪物の本』The Monster Book of Monsters 著者未確認 3年生。魔法生物飼育学
『未来の霧を晴らす』Unfogging the Future カサンドラ・ヴァブラツキー 3年生からの占い学
『防衛術の理論』Defensive Magical Theory ウィルバート・スリンクハード 5年生。アンブリッジの防衛術
『上級魔法薬』Advanced Potion-Making リバチウス・ボラージ 6年生。上級の魔法薬
Confronting the Faceless 当該箇所では著者不明 6年生の防衛術

入学時の8冊は、公式の入学準備記事でも書名と著者をまとめて確認できます。一方、1年生で『幻の動物とその生息地』を購入するからといって、1年生から魔法生物飼育学の授業が始まるわけではありません。買う時期、専門科目を選ぶ時期、実際に読み返す場面は、それぞれ別です。

同様に『薬草ときのこ1000種』は植物と材料の知識に関わる本ですが、魔法薬の材料を調べる際にも役立ちます。科目ごとに一冊ずつ割り振るより、同じ本が別の授業や調べ物へつながる教材として読むと分かりやすくなります。教授・教師の一覧では、各科目を誰が担当するかを確認できます。

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進級すると、本が増える理由も変わる

2年生はロックハートの本が7冊

『秘密の部屋』の新しい購入リストには、『標準呪文集』の2年生用に加え、ロックハートの冒険談が並びます。英語書名ではBreak with a Banshee、Gadding with Ghouls、Holidays with Hags、Travels with Trolls、Voyages with Vampires、Wanderings with Werewolves、Year with the Yetiの7冊です。

ここで分かるのは、一科目だから必要な本も一冊、という仕組みではないことです。新任教師が自著を教材へ指定したため、ハリーたちの本のリストは同じ著者で埋まります。書店でのサイン会も含めて、授業に入る前からロックハートの名声と宣伝が学校生活へ入り込んでいます。

ただし、本に書かれた冒険がすべて本人の実績だったわけではありません。公式解説も、他人の経験を自分の手柄にした人物としてロックハートを扱います。教科書に指定されているという事実と、著者が主張する実績の信頼性は切り離して読む必要があります。

3年生からは選んだ授業によって違う

3年生で追加される魔法生物飼育学や占い学では、教材の性格が大きく変わります。ハグリッドの授業は魔法生物との接し方、トレローニーの授業は予兆の読み取りを扱うため、本も異なる専門分野へ進みます。

『未来の霧を晴らす』は、手相や水晶などの基本的な占い方を扱う本です。ハリーとロンは翌年にも占いの課題の参照に使っています。学年が変われば必ず前の本を捨てるのではなく、授業を続ける間の手引きとして再利用される例です。

ハーマイオニーの古代ルーン文字関係の読書も、選択科目が本棚を変える例です。公式の推薦図書記事ではAncient Runes Made Easy、Spellman’s Syllabary、Advanced Rune Translationなどが挙げられます。ただし、読んでいる本がすべて同じ学年の必須購入本だとまでは言えません。指定教材、授業用の参考書、自分で選ぶ読書を分けておくと、全員が同じ本を必要とする誤解を避けられます。

怪物的な怪物の本は、背をなでてから開く

ハグリッドが魔法生物飼育学で使わせる本は、本そのものが噛みつこうとします。書店側も扱いに困り、生徒もベルトなどで閉じておかなければ安全に持ち歩きにくい教材です。知識を読む以前に、その本への接し方が問題になります。

解決法は、力ずくで押さえ続けることではなく、背をなでることです。落ち着かせれば開いて読めます。ハグリッドには当然の扱い方でも、説明を聞いていなかった生徒たちには分かりませんでした。

この点は、同じ教材を全員へ渡せば同じように学べるとは限らない例になっています。先生にとって親しみのある存在でも、初心者には危険に見える。ハグリッドの魔法生物への愛情と、生徒への説明の不足が、教科書という小さな道具の中にも表れます。

一方、書店にあったという『透明術の透明本』は、学校で指定されたことを確認できる教科書とは別です。魔法界には変わった本が多くても、「書店で売っている」「図書館で読んだ」「授業で指定された」は同じ範囲ではありません。

同じ教科書でも内容が変わる『上級魔法薬』

著者ボラージと、書き込んだプリンスを区別する

6年生でハリーが使う『上級魔法薬』は、リバチウス・ボラージの教科書です。半純血のプリンスが執筆した本ではなく、プリンスが以前に使い、多くの注記を書き込んだ一冊をハリーが借ります。

ハリーは魔法薬を履修できないと思っていたため、急に授業へ戻ることになり、学校の古い本を使いました。同じ授業で新品を持つ生徒たちと、ハリーの本とでは、印刷された本文の上に追加された情報が違います。その差が実習の結果を変えます。

「生ける屍の水薬」では、豆の扱い方や混ぜ方に関する手書きの助言に従うことで、ハリーの調合が成功します。公式解説は、豆を切る代わりに短剣の平たい側で潰すことや、時計回りのひと混ぜを取り上げています。目新しい魔法の本だったからではなく、既存の手順を使い手が工夫した記録が残っていたためです。

調合の助言と、効果不明の呪文は別の危険

書き込みには薬の改善だけでなく、プリンスが作った呪文もあります。ハリーは調合で助けられた経験から本へ信頼を寄せますが、その信頼が、効き目を知らない呪文を試すことへつながります。

セクタムセンプラをドラコへ使った場面では、相手の体へ深い傷を負わせてしまいます。本が以前に役立ったことは、余白のすべての記述が安全だという保証にはならなかったのです。薬のレシピとして読む場面と、危険な個人の研究ノートとして読む場面が、同じ一冊の中にあります。

ここで大切なのは、普通の『上級魔法薬』を買えば同じ書き込みが載っているわけではないことです。書名・印刷本文・個人の注記を区別すると、ハリーだけが急に好成績を出した理由も、後に問題が起こった理由も追えます。

原作の教科書、映画の小道具、現実の商品を分ける

アンブリッジが5年生へ使わせる原作の教材は『防衛術の理論』です。映画ではDark Arts Defence: Basics for Beginnersという表紙の小道具が使われます。MinaLimaの公式インタビューは、子ども向けに見えるデザインが、生徒の知性を軽く扱う教師の態度を伝えるためだったと説明しています。

書名が違うからといって、原作の指定図書表へ映画の表紙名をそのまま混ぜると、別の本が同時に採用されたように見えてしまいます。映画で目にした本を探す場合は、小道具の名前と、原作での呼び方を照合するのが確実です。

また『幻の動物とその生息地』のように、作中の書名を持つ関連書籍が現実にも刊行されている例があります。しかし映画シリーズ『ファンタスティック・ビースト』そのものが、ハリーの教室で使う教科書という意味ではありません。購入するときは、物語本、設定資料、復刻風の小道具、玩具のどれかを商品説明で確かめる必要があります。

本の役割も一冊ごとに異なります。指定図書は授業の入口、図書館の参考書は個別の調査、プリンスの本は個人の知識と危険を残す道具です。この違いを押さえると、書名の暗記だけでなく、なぜその場面でその本が必要になったのかまで読み取れます。

参考・出典

本文の事実関係は以下の公式情報・資料で確認しています。

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よくある質問

プリンスが『上級魔法薬』を書いた?

著者はリバチウス・ボラージです。プリンスは自分の使った一冊へ改善案や自作の呪文を書き込みました。

1年生から魔法生物飼育学がある?

ハリーは入学時に『幻の動物とその生息地』を購入しますが、魔法生物飼育学は3年生からの選択科目です。

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