ハリーポッター ダンブルドア軍団はなぜ結成?偽金貨・密告と発覚まで

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この記事の結論

  • 理論だけの授業に代わる実技を学ぶため、ハーマイオニーが発案しハリーが指導
  • 偽金貨は日時を連絡し、署名簿の呪いは密告者へ発動する
  • マリエッタの密告と署名簿の奪取が重なって発覚する

参加するなら最も習いたい魔法は?

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ダンブルドア軍団が結成されたのは、アンブリッジの授業では闇の魔術への防衛を実際に練習できなかったからです。発案したハーマイオニーが仲間を集め、実戦経験のあるハリーが教えました。ダンブルドア本人が生徒を指揮して作った軍隊ではありません。

活動を支えたのは、練習する必要の部屋、日時を知らせる偽金貨、密告者へ呪いを発動する署名簿です。この3つは役目が違います。その違いを押さえると、隠れた練習場と連絡手段があっても、マリエッタの密告を止められなかった理由が分かります。『不死鳥の騎士団』のネタバレを含みます。

結成の理由は、理論だけの授業では身を守れないこと

公式のハーマイオニー特集は、アンブリッジが実技を抜いた授業を行ったことを、結成の出発点に挙げています。本を読むことが得意なハーマイオニーも、呪文を実際に唱えずに防衛を学ぶ方針には反対しました。

ハリーに頼んだのは、成績だけでは得られない経験

ハリーは最初から快く教師役を引き受けたわけではありません。公式が掲載する原作の会話では、死に直面して判断する怖さを語っています。自分が生き延びたのも、能力だけではなく助けや運によるところがあると知っているからです。

ハーマイオニーが求めたのは、成功した英雄の自慢話ではなく、実際にヴォルデモートへ向き合うことがどのようなものかを教える人でした。防衛の実技を必要とする理由と、ハリーが教える理由はここで結びつきます。

ハーマイオニーはホグズミードのホッグズ・ヘッドに生徒を誘い、ハリーから習う意思を確かめます。参加者が署名したのはこの募集の場で、必要の部屋で授業が始まるより前です。

募集後の教育令が、練習会を禁止対象に変える

ホッグズ・ヘッドの集まりの後、アンブリッジは教育令第24号で、学校のクラブや団体をいったん解散させ、再開には自分の承認が必要とします。生徒同士の練習も、許可を取らずには続けられない立場へ変わりました。

第17〜18章の章別解説でも、この順番は「最初の募集→教育令→秘密の実技の集まり」です。最初の会合を開いた時点から同じ禁止令を破っていたのではなく、後から規則が置かれ、その下でも実技を学ぶかが問われます。

あの場面を『ハリー・ポッター』でもう一度

解説で振り返った場面は、作品で読み返すといちばん伝わります。

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必要の部屋は練習場、偽金貨は日時の連絡を受け持つ

練習場を教えたのは原作ではドビー

原作では、ドビーがハリーへ必要の部屋を教えます。公式の部屋の解説によると、本当に必要とする人の目的に合わせて現れ、必要な設備を備える部屋です。ドビー自身もウィンキーを休ませるために使っていました。

入口は城の7階、トロールへバレエを教えようとするバーナバスのタペストリーの向かいです。公式の場所項目は、必要なものを強く考えながら、その壁の前を3回行き来すると入れると説明しています。ハリーが求めたのは、実技を学べる、人に見つかりにくい練習場所でした。

現れた室内には防衛の本、探知の道具、呪文で倒されたときに受け止めるクッションなどがあります。単なる空き教室の発見ではなく、生徒が練習できる環境まで与えられます。しかし、部屋へ入る条件を知る人が存在や活動を外で話すことまでは防ぎません。

初回は武装解除を、相手と組んで繰り返す

最初の実技ではハリーを指導役として選び、団体の名も決めます。「防衛協会(Defence Association)」なら略してD.A.になりますが、ジニーは同じ略称で「ダンブルドア軍団(Dumbledore’s Army)」とする案を出します。魔法省が恐れているのはダンブルドアが軍隊を作ることだから、という意味を込めた名です。ダンブルドア自身がこの場で命名・指揮したわけではありません。

ハリーが最初に扱うのはエクスペリアームスです。ザカリアスは初歩的すぎるという態度を見せますが、ハリーは前年にヴォルデモートへ使い、命を救われた呪文だと答えます。派手な攻撃から始めるのではなく、相手の杖を奪う基礎を練習させる方針です。

生徒たちは相手と組み、ハリーは部屋を回って助言します。相手がいないネビルにはハリー自身が付き、チョウはハリーが近くへ来ると緊張して失敗します。第18章の解説には、基本の重要性とネビルがハリーの相手を務めることも示されています。同じ呪文を一度聞いて全員が同時に使えるようになる授業ではなく、それぞれの失敗へ対応する練習です。

初回を終えると次の日時を決め、目立たないよう少人数ずつ寮へ戻ります。後の集まりでは盾の呪文や守護霊へと進みます。守護霊の形を出せても、実際の吸魂鬼がいる恐怖の中で成功させることとは難しさが違い、ハリーはそこも念頭に置いて指導します。

練習の成果は、ネビルの上達にも現れます。公式の原作場面紹介では、ベラトリックス脱獄後に努力を強め、盾の呪文をハーマイオニーの次に習得したと説明されています。彼のその後の抵抗はネビルの見せ場で追えます。

日程が変わっても、大勢が集まって伝言しなくてよい

隠れた練習場があっても、毎回そこへ集まる日時を伝える必要は残ります。授業やクィディッチの練習は人によって違うため、日程調整だけでも活動は止まりかねません。

ハーマイオニーは偽のガリオン金貨へ変幻自在術(Protean Charm)をかけ、連絡に使います。公式特集が説明するこの金貨の役割は、ひそかな予定共有です。さらにLexiconの原作章参照付き解説は第19章に対応させ、周囲の番号が次の集会の日時に変わり、金貨が温かくなると説明しています。

署名簿の呪いは、密告を不可能にはしない

活動を支えたもの できること 発覚との関係
必要の部屋 人目を避けて実技を練習する 参加者が存在や活動を話すことまでは封じない
偽のガリオン金貨 集会日時を目立たず共有する 連絡装置であり、密告者を罰する物ではない
署名した羊皮紙 裏切った参加者に呪いが発動する 告白の後に発動しても、既に伝わった情報は消えない

呪いがかかっていたのは金貨ではなく、ハーマイオニーが用意した署名用の羊皮紙です。公式のマリエッタ特集は、密告した人の顔に吹き出物が現れ、「SNEAK」の文字になると説明しています。

マリエッタは参加時にこの呪いを知らされていません。チョウに誘われて加わり、後にアンブリッジへ活動を明かすと、呪いが発動します。実際に情報を伝えられてしまった以上、強力な罰があっても軍団の秘密は守り切れていません。

マリエッタの母は魔法省に勤めていました。公式特集は家族への忠誠も背景として論じますが、それだけで密告の動機を全部説明し切っているわけではありません。ここで確実に追えるのは、参加、密告、顔への発動という順番です。

密告の後は、名前の書かれた紙も証拠になる

公式の原作場面解説によると、ドビーの警告で参加者はアンブリッジが来ることを事前に知ります。しかし、パンジーが必要の部屋から名前の一覧を取り上げます。そこには「ダンブルドア軍団」と書かれていました。

この紙は、参加者を集めた記録であり、密告に対する呪いを仕込んだ物でもあります。ところが敵の手に渡ると、組織の存在と名前を示す証拠へ役目が変わります。顔の呪いだけに注目すると、同じ羊皮紙が発覚後に別の危険を生んだことを見落とします。

校長室では、初回の会合と禁止後の活動が争点になる

ドビーが知らせたとき、軍団は守護霊を練習していました。生徒たちは逃げ出しますが、ハリーはドラコに捕まり、アンブリッジに校長室へ連れていかれます。そこにはファッジ、ダンブルドア、マクゴナガル、キングズリーらがおり、ハリーは会合について答えることになります。

第27章の章別解説では、ダンブルドアの合図でハリーが活動を認めず、マリエッタも証言のため呼ばれます。彼女の顔には既に呪いの文字が現れており、アンブリッジが事情を説明します。

ここでダンブルドアは、ホッグズ・ヘッドでの会合は教育令が出る前だったと指摘します。酒場で集まったことの証拠だけでは、後の禁止に違反したとそのまま言えません。さらにキングズリーがマリエッタの記憶を変えたことで、彼女は過去の継続的な集まりを認める答えをしなくなります。この働きかけは、原作第27章の解説でも明記されています。

それでも、パンジーが回収した名簿は残ります。書かれていた団名を見たファッジは、ダンブルドアが軍隊を育てたと受け取ります。ダンブルドアは責任を自分へ引き寄せ、ハリーを処分の中心から外します。授業を運営した事実の説明ではなく、追及の場で校長が生徒をかばって引き受けた責任です。

ダンブルドアは連行に応じず、フォークスと去る

ファッジ側はダンブルドアを魔法省へ連れていこうとしますが、彼は応じません。校長室で呪文が交わされ追手が倒れると、ダンブルドアはフォークスとともに姿を消します。逮捕されて大人しく学校を去った結末ではありません。

生徒が使った団名は、魔法省が抱いていた恐れと結びつき、校長自身への証拠と受け取られました。発覚の順番を追うと、密告、逃走の警告、紙の押収、証言と禁止令の時点の争い、校長の責任引受けがそれぞれ別の働きをしています。

映画では、密告者に当たる役割がマリエッタからチョウへ変更されています。原作の「署名時には知らない呪いが、マリエッタの密告後に発動する」という順番に、映画のチョウの場面をそのまま当てはめることはできません。ほかの変更は映画と原作の違いで整理しています。

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よくある質問

ダンブルドア本人が結成した?

発案と募集はハーマイオニー、指導はハリーです。ダンブルドア本人が生徒を指揮して始めた軍隊ではありません。

偽金貨が密告者を罰した?

偽金貨は日時の連絡装置です。密告後に顔へ発動する呪いは署名用の羊皮紙にかけられていました。

原作で密告したのはチョウ?

原作では友人のマリエッタ・エッジコムです。映画ではチョウがその役割を担います。

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