進撃の巨人 トロスト区奪還作戦|大岩で穴を塞ぐまで

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この記事の結論

  • 第13話でエレンが大岩を運び、穴の封鎖に成功
  • 暴走したエレンをアルミンが覚醒させる
  • 護衛・囮が運搬を支え、封鎖直後はリヴァイも加勢

トロスト区奪還作戦は、巨人化したエレンが大岩で扉の穴を塞ぎ、成功する。ただしエレンは一度暴走し、ミカサを襲って動けなくなる。アルミンが意識を呼び戻し、兵士たちが巨人を引き付けたことで、運搬を始められた。

誰が何をして成功につなげたのか、補給所の奪還から穴の封鎖、その直後のエレン救出までを追う。対象はTV第1期。以下、作戦の結末を含む。

奪還までの全体像

段階 起きたこと 次へ進むための条件
巨人の侵入 トロスト区で防衛戦が始まる 住民の避難と兵士の生存
補給所へ集結 ガス不足で移動が難しくなる 本部に群がる巨人への対処
エレンの正体が発覚 巨人から人間の姿で現れる 味方が彼をどう扱うかの判断
岩で扉を塞ぐ案 ピクシスが作戦を指揮する 巨人化したエレンの制御
暴走と立て直し エレンがミカサを攻撃する アルミンの働きかけと精鋭班の護衛
穴の封鎖 エレンが岩を運び切る 運搬中に巨人を近づけない

第8話の補給所奪還と、第11〜13話の大岩運搬は、同じトロスト区でも目的が異なる。前者で兵士の移動手段を取り戻し、後者で新たな巨人の侵入を止める。

トロスト区はどこか

トロスト区は、訓練を終えたエレンたちが初陣を迎える街だ。第1話で襲われた故郷のシガンシナ区とは別の街で、超大型巨人の再出現により破壊された扉から巨人が侵入する。

シガンシナから逃れた後、訓練を経たエレンたちはトロストで再び超大型巨人の襲撃に遭う。最初の故郷の崩壊を繰り返すように見える場面で、今度は兵士として動くことになる。

防衛と奪還で仕事が変わる

巨人の侵入直後は、住民を逃がし、生き残ることが急務だった。一方、奪還作戦には、破壊された扉を塞いで流入を止めるという具体的な到達点がある。

街の中で敵を倒しても、穴が開いたままなら増援が入り続ける。エレンの力を戦闘だけでなく土木的な仕事へ使う発想が、ここで突破口になる。

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エレンを味方にできるか

補給から大岩の封鎖まで第8話補給所を奪還兵士がガスを補給▶第9〜11話作戦を決断アルミンの説得ピクシスが指揮▶第12話暴走から覚醒アルミンが働きかける▶第13話穴の封鎖に成功エレンが大岩を運ぶ第1期の各話番号。第12話の覚醒後、第13話で運搬が進む。

先に必要だった補給

公式第8話では、アルミンが巨人を補給所へ誘導し、本部の周囲の巨人に対処する案を出す。ジャンたちも残存部隊を率いて本部へ向かう。

立体機動で戦う兵士は、勇気だけで移動できるわけではない。ガスを補給できる拠点が必要だ。エレンの巨人化が全軍の作戦になる前に、兵士たちの移動手段を取り戻す段階がある。

MBSの第8話の場面紹介では、アルミンの案によって本部内の巨人を倒し、兵士たちがガスを補給して壁上を目指す結果まで確認できる。ジャンたちは本部へたどり着き、ミカサは謎の巨人のうなじから現れたエレンの生存を確かめる。兵士が動けるようになった直後に、次は「その巨人は誰だったのか」という問題が表面化する。

人間か巨人かという対立

第9話では、人間の姿に戻ったエレンをキッツらが危険視する。味方の目の前で起きたことが、ただちに味方の信頼へ変わったわけではない。

第10話でエレンは上半身を巨人化させ、ミカサとアルミンを砲撃から守る。しかし、目の前で人間が巨人に変わる光景は、包囲した兵士たちの恐怖も強める。敵の巨人を倒したことだけでは、安全な味方だと認めてもらえなかった。

そこで説得を任されたのがアルミンだ。MBSの第10話紹介は、二人の信頼を受けてキッツ・ヴェールマンへ言葉を尽くし、その声がピクシスへ届く流れを説明する。砲弾を防ぐエレン、力の使い道を言葉で示すアルミンという二つの働きが、処分から作戦への転換を支える。

ピクシスが作戦へ変える

ピクシスはエレンを処分するかどうかだけで判断を終えず、穴を塞ぐ作戦に組み込む。第11話の紹介は、大岩を運ぶ役が巨人化したエレンであることを明記する。

ピクシスは兵士たちへエレンの存在を明かし、作戦を宣言する。部隊は、巨人を引き付ける囮班と、エレンを守る精鋭班に分かれる。ミカサは開始直前に精鋭班へ変更され、エレンと移動を始める。

囮班が街の隅へ巨人を誘導している間に、エレン側は大岩へ近づく。大きな力を一人用意するだけではなく、運搬役が岩へ到達できるよう、別の場所でも兵士が危険を引き受ける配置だった。

暴走した作戦の立て直し

巨人化できても制御できない

作戦開始後、エレンはミカサへ拳を振り下ろす。さらに自分の顔面を殴り、動けなくなる。公式第12話紹介が示すのは、巨人化の成功と任務の遂行が別段階だということだ。

ミカサの呼びかけにも反応しないエレンを前に、部隊は計画どおり岩を運び始めることができない。動けない巨人体へさらに巨人が近づき、運搬の開始前から護衛側が対応を迫られる。

イアンが守る対象を決める

現場の精鋭班を率いるイアンは、巨人が接近する中で判断を担う。エレンをただ見張る役ではなく、運搬が再開できる状態を維持する役だ。

第12話では3体の巨人が接近し、イアンが現場指揮の判断に苦慮する。司令が作戦を決めた後も、現場では「今いる巨人にどう対処するか」という問題が残っていた。アルミンがエレンに近づいて働きかける場面と、周囲で護衛が続く場面は並行して進む。

アルミンが意識を戻す

アルミンは、動かなくなったエレンの背中へ乗る。巨人の弱点とエレンが現れた場所を結び付けて考え、うなじの中央から少しずらした位置へ硬質ブレードを突き刺す。MBSの第12話紹介が伝えるのは、遠くから励ますだけではなく、巨人体の中にいるエレンへ接触しようとする具体的な判断だ。

過去の幸せな記憶へ閉じこもりかけていたエレンは、アルミンの呼びかけに応えて覚醒する。第13話で大岩の運搬が始まるまでには、「どこに本人がいるかを考える」「接触して呼びかける」「本人が意識を取り戻す」という立て直しがあった。

冒頭で巨人に食べられそうになったアルミンを、エレンが救った。その後はアルミンが作戦を再始動させる。二人の役割は、一方が守り続ける固定した関係ではない。

穴を塞げた理由を追う

エレンと護衛側の仕事エレン・大岩を持ち上げる・破壊された扉へ運ぶ・岩で侵入口を塞ぐ精鋭班・同期たち・巨人を引き付ける・進路を塞ぐ巨人と戦う・運搬するエレンを支える運搬が始まった後の役割。

仕事 担った人物・部隊 欠けると止まる段階
作戦の決断 ピクシス エレンを任務へ投入できない
意識への働きかけ アルミン 大岩の運搬が始まらない
現場の指揮と護衛 イアンら精鋭班 運搬中のエレンへ巨人が迫る
大岩の運搬 巨人化したエレン 侵入口を封鎖できない

この四つは、作戦の途中で別々の人物が担う仕事だ。エレンの腕力だけでなく、作戦を始める決断、本人の覚醒、周囲の護衛がそろって運搬が進む。

岩を運ぶ間は戦い方が違う

岩を持つエレンに、普段と同じ機動や攻撃を求めることはできない。護衛側が巨人を引き付け、運搬の通り道を保つことが必要になる。

第13話の公式あらすじは、イアンをはじめ精鋭班が自分たちへ巨人を引き付ける行動を記す。MBSの同話紹介では、ジャンたちも戦いに加わり、ミカサがエレンの進路を塞ぐ巨人を倒す場面も挙げられる。

巨人化したエレンが目立つ作戦だが、運搬中は周囲の兵士が敵を引き受けている。最初の補給所ではエレンの巨人体を利用して兵士が助かり、大岩の運搬では兵士がエレンの前進を支える。二つの局面で、助ける側と助けられる側が入れ替わる。

第8〜13話の見返し方

公式の回 表題 作戦を追う目印
第8話 心臓の鼓動が聞こえる 補給所へ向かう提案
第9話 左腕の行方 人間へ戻ったエレンへの疑い
第10話 応える 砲撃から二人を守る巨人化
第11話 偶像 ピクシスが示す大岩の運搬
第12話 傷 暴走とイアンの現場判断
第13話 原初的欲求 意識回復から穴の封鎖へ

この表の役割は、物語全体の年表とは違う。大岩を動かすまでの条件が、どの回で問題になったかを確認する索引になる。

第11話だけを見れば作戦の狙いは分かるが、なぜエレンを味方として使うことが難しかったかは第9〜10話も必要だ。逆に成功の場面だけなら、第13話が目印になる。

穴を塞いだ直後、なぜリヴァイが現れる?

エレンは岩を運び切るが、任務の成功と本人の安全は同時には確保できない。MBSの第13話紹介では、エレンの身体が巨人体と同化しつつあり、取り出すことが難しい状況を説明する。さらに周囲へ巨人が集まってくる。

そこに現れて巨人を倒すのがリヴァイだ。大岩を運んだのはエレン、運搬を支えたのは精鋭班や同期たち、封鎖直後の危機に加勢するのがリヴァイ、と役割を区切ると、場面ごとの働きを取り違えずに追える。

穴の封鎖は、外から巨人が入り続ける状態を止める達成点だった。すでに街にいる巨人まで、岩を置いた瞬間にすべて消えるわけではない。成功直後にも救出と戦闘が続くことが、その違いをよく示している。

奪還後にも判断が続く

穴が塞がっても、エレンの扱いはその場で全て決まらない。公式人物紹介には、審議所での判断を経て、調査兵団へ一時的に所属する流れがある。

トロストで証明されたのは、エレンの力が作戦に役立つことだ。彼をどの組織が管理し、次に何へ使うかは、その後の物語へ続く。

作戦の結末

大岩の封鎖は成功する。途中の暴走から立て直せたのは、アルミンがエレン本人へ働きかけ、護衛側が周囲の危険へ対処したからだ。その後もエレンの救出が必要になり、リヴァイが加勢する。

補給所の奪還で兵士が動けるようになる第8話、処分の危機を越えて作戦が決まる第9〜11話、暴走から覚醒・運搬へ進む第12〜13話。成功の場面だけでなく、そこへ至る三つの段階をつなげると、人間側の判断と連携が大岩を動かした経過が見える。

第1期公式人物紹介・各話紹介と、放送局MBSの場面解説を参照した。原作全コマとの対応、全犠牲者の死因、岩の重量や運搬距離までを検証した記事ではない。

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よくある質問

穴を塞いだのは誰? 作戦は成功した?

巨人化したエレンが大岩を運び、第13話で穴の封鎖に成功する。アルミンの働きかけ、イアンら精鋭班や同期たちの戦闘が運搬を支えた。

暴走したエレンはどう戻った?

アルミンが巨人体の背中へ乗り、うなじ中央から少しずらして刃を刺し、中のエレンへ呼びかける。第12話で覚醒し、続く第13話で大岩を運び始める。

リヴァイは大岩を運んだ?

運んだのはエレン。封鎖後、エレンを巨人体から助け出しにくい状況で巨人が集まり、リヴァイが加勢して巨人を倒す。

トロスト区とシガンシナ区は同じ?

別の街。この記事は第1期のトロスト区で侵入口を大岩で塞ぐ作戦を扱い、後のシガンシナ区での奪還作戦とは区別する。

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