呪術廻戦 受肉体一覧|過去の術師の器・時代・結末を整理

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この記事の結論

  • 死滅回游の受肉体で器の人物が分かるのは伏黒津美紀(万)と来栖華(天使)の2人だけ
  • 死亡した泳者の受肉体6人のうち3人は宿儺が殺した。高専側が殺したのは2人だけ
  • 日車・髙羽は覚醒タイプの現代人。裏梅は千年生きたのではなく受肉して戻った存在

死滅回游に呼び戻された過去の術師のうち、器になった現代人の名前が作中ではっきり分かるのは、伏黒津美紀(万)と来栖華(天使)の2人だけだ。鹿紫雲一も石流龍も烏鷺亨子も、誰の体に入っているのかは最後まで語られない。

もうひとつ、並べてみて初めて見えることがある。死亡した泳者の受肉体6人のうち、3人は宿儺に殺されている。高専側の術師が命を奪ったのは2人だけだ。この記事では受肉体を「生前の時代・器・結末」の3つの軸で一覧にし、彼らの運命を分けたものを読む。呪術廻戦は原作完結済みなので、結末まで含めて整理する(最終話までのネタバレを含む)。

受肉体はどうやって生まれたのか

受肉体が生まれるまで過去の術師が羂索と契約契約によって自分を呪物にする▼現代人が呪物を取り込む器の体に過去の術師が受肉する▼器の人格は眠る現代の知識は器の脳から引き出せる▼例外は来栖華と天使体を奪わずに一つの体で共存する▼泳者として死滅回游へ

受肉体とは、過去の術師が現代人の体に入り込んで生き返った存在だ。仕組みを作ったのは羂索で、過去の術師と契約して呪物にし、それを現代人に取り込ませた。

受肉すると、ふつうは器の人格は眠った状態になり、体は受肉した側が使う。ただし器の脳にある知識は引き出せるので、数百年前の術師でも現代の言葉や常識に困らない。例外は来栖華で、天使は体を奪わずに来栖と一つの体に共存している。羂索の計画全体は羂索の目的の整理で扱っている。

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受肉タイプと覚醒タイプの違い

受肉タイプと覚醒タイプ受肉タイプ・中身は過去の術師・現代人の体を器として使う・器の人格はふつう眠る・例:鹿紫雲・石流・万・天使覚醒タイプ・中身は現代人のまま・羂索に脳をいじられ術式が目覚めた・自分の人格のまま泳者になる・例:日車寛見・髙羽史彦同じ泳者でも、中身が過去の術師か現代人かで別物

死滅回游の泳者は、全員が受肉体というわけではない。泳者には2種類ある。

  • 受肉タイプ:中身が過去の術師。鹿紫雲・石流・万・天使など
  • 覚醒タイプ:中身は現代人のまま。羂索に脳をいじられて術式に目覚めた者で、元弁護士の日車寛見や元芸人の髙羽史彦がこちら

日車や髙羽を「受肉体」と呼ぶ解説を見かけるが、2人は現代人だ。秤金次は高専の術師で、泳者として参加していても受肉とは関係がない。

死滅回游の受肉体一覧

泳者として登場した受肉体を、生前の時代・器・結末で並べる。器や時代が作中で示されていないものは、推測で埋めずに「不明」とした。

受肉体 生前の時代 器(現代人) 術式・特徴 誰とどう決着したか 結末
鹿紫雲一 約400年前 不明 呪力が電気の性質を持つ。切り札は一度きりの幻獣琥珀 秤との戦いを経て高専側につき、新宿決戦で宿儺に挑む 宿儺に斬られて死亡
石流龍 約400年前。仙台藩の術師 不明 泳者の中で呪力出力最強。代表技はグラニテブラスト 仙台結界で乙骨に負けを認めて得点を譲る 仙台に来た宿儺に挑んで死亡(死滅回游編)
烏鷺亨子 平安時代。藤氏直属の暗殺部隊の隊長 不明 「空」を布のように操る。技は宇守羅彈 仙台結界で乙骨に片腕を失って敗れる 以後の描写がなく、生死は描かれていない
ドルゥヴ・ラクダワラ 平安より前。作中最古の術師 作中で断定できない 2種の式神が通った跡を自分の領域にする 仙台結界で乙骨と戦う 乙骨に倒されて死亡
万 平安時代 伏黒津美紀(乗っ取り) 構築術式。領域展開は三重疾苦 宿儺(伏黒の体)と戦う 死亡。最期に呪具・神武解を作って宿儺に遺す
天使 約千年前 来栖華(共存) 邪去侮の梯子。術式を消す力 伏黒のふりをした宿儺にだまされる 来栖は右腕を奪われるが生存
レジィ・スター 情報源で揺れる 作中で断定できない 再契象。レシートなどに書かれた契約内容を具現化する 伏黒と戦う 伏黒に敗れて死亡
黄櫨折 不明 不明 体の一部を爆弾に変える 死滅回游から逃げようとする 泳者を狩っていた羂索に殺される
大道鋼 不明 不明 呪力をほぼ使わない剣豪 桜島結界で真希と関わる 生存
三代六十四 不明 不明 相撲をとるためだけの領域を作る 桜島結界で真希と関わる 生存

器の列を見ると「不明」がほとんどだとわかる。器の人物まで描かれたのは、物語の主要人物と関係がある津美紀と来栖だけだった。天使と来栖の関係は来栖華と伏黒恵の関係で整理している。

死滅回游の外にいる受肉体

泳者以外にも受肉体はいる。こちらは死滅回游より前から物語に関わっていた。

受肉体 器・成り立ち 結末
両面宿儺 虎杖悠仁に受肉し、のちに伏黒恵の体へ移る。器の虎杖が人格を保ち続けたのはきわめて異例 新宿決戦で敗れて死亡
裏梅 千年前の術師が受肉した存在。器は氷見汐梨(コミックスの追加情報で判明) 宿儺の敗北後、首から凍りついて死亡
呪胎九相図(脹相・壊相・血塗) 呪霊と人間の混血。明治期に加茂憲倫(羂索)が関わって生まれた 壊相と血塗は八十八橋で虎杖・釘崎に倒され、脹相は新宿決戦で死亡

裏梅は「平安時代から千年生き続けた側近」と思われがちだが、実際は宿儺と同じく受肉で現代に戻ってきた側だ。器の氷見汐梨については氷見汐梨とは誰かにまとめてある。裏梅の最期が自害なのか縛りによるものなのかは、解釈が割れている。なお羂索も他人の体を渡り歩くが、脳を入れ替える術式によるもので、受肉とは仕組みが違う。

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誰に倒されたかで見ると見えるもの

死亡した泳者の受肉体6人を、倒した相手で分けるとこうなる。

倒した相手 受肉体 状況
宿儺 鹿紫雲・石流・万 石流と万は死滅回游編で、鹿紫雲は新宿決戦で
乙骨 ドルゥヴ 仙台結界。同じ結界の石流と烏鷺は殺さずに決着
伏黒 レジィ 泳者同士の戦い
羂索 黄櫨 逃げようとした泳者を、呼び出した本人が始末した

仙台結界で乙骨は石流・烏鷺・ドルゥヴの3人と戦ったが、命を奪ったのはドルゥヴだけだった。見逃された形の石流は、そのあと仙台に現れた宿儺に挑んで殺されている。生き残りが確認できる大道と三代は、宿儺と交わらなかった桜島にいた。

ここからは読者側の解釈になるが、受肉体の生死を分けたのは強さの順位ではなく、宿儺の通り道にいたかどうかだったと読める。呪力出力最強を名乗った石流も、宿儺と戦うために高専と手を組んだ鹿紫雲も、宿儺と向き合った時点で終わった。そして黄櫨の最期が示すとおり、羂索にとって泳者は呼び戻した命ではなく、計画のための駒でしかなかった。

よくある誤解を作中の描写で正す

流通している説明 実際に言えること
日車寛見と髙羽史彦は受肉体 2人とも覚醒タイプの現代人
裏梅は平安から生き続けた 千年前の術師が氷見汐梨に受肉した存在
羂索も受肉体の一人 脳を入れ替える術式で、受肉とは別の仕組み
石流は新宿決戦で死んだ 死んだのは死滅回游編。仙台に来た宿儺に殺された
烏鷺は乙骨に殺された 片腕を失って敗れ、得点を譲って去った。以後は描写がない
レジィ・スターやドルゥヴ・ラクダワラは本人の名前 器の名前だとする説もあり、作中で断定できない

二度目の人生を何に使ったか

受肉体の多くは、生前に満たされなかった何かを求めて戻ってきた。鹿紫雲は宿儺と戦わせることを条件に高専側についたし、石流は乙骨との戦いに満足して負けを認めた。一方で烏鷺は、生前に部下を宿儺に八つ裂きにされており、宿儺を前にして怯えきっていた。

宿儺を生前から知る平安の烏鷺が怯え、知らずに挑んだ400年前の鹿紫雲と石流が命を落とした。一覧を時代の列で読み直すと、この対比が浮かび上がる。天使の人格が最後にどうなったかは、最終話まで描かれていない。術式そのものを横並びで見たい人は呪術廻戦の術式一覧もあわせて読んでほしい。

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よくある質問

呪術廻戦の受肉体とは何?

過去の術師が現代人の体に入り込んで生き返った存在だ。羂索が過去の術師と契約して呪物にし、現代人に取り込ませた。ふつうは器の人格が眠り、体は受肉した側が使う。

日車寛見や髙羽史彦は受肉体?

違う。2人は羂索に脳をいじられて術式に目覚めた覚醒タイプの現代人だ。死滅回游の泳者には受肉タイプと覚醒タイプの2種類がいる。

器が誰か分かっている受肉体は?

死滅回游の泳者では、万の器の伏黒津美紀と、天使の器の来栖華の2人だけだ。泳者以外では宿儺(虎杖から伏黒へ)と裏梅(氷見汐梨)の器が分かっている。

生き残った受肉体はいる?

生存が確認できるのは桜島結界の大道鋼と三代六十四だ。来栖華も生存しているが、天使の人格の行方は描かれていない。烏鷺亨子は乙骨に敗れた後の描写がなく、生死は分からない。

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