チェンソーマン あらすじ|第一部から最終回まで全232話を整理
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この記事の結論
- 全232話・24巻で完結。第一部は97話、第二部は135話で第二部のほうが長い
- 物語は「食べた悪魔の名前が消える」ルールで始まり、ポチタが自分を食べて終わる
- アニメは2026年10月時点でレゼ篇(原作5〜6巻)まで。刺客篇は制作決定・時期未定
『チェンソーマン』は全232話・全24巻で完結している。内訳は第一部が1〜11巻の97話、第二部が12〜24巻の135話で、実は第二部のほうが長い。第二部は少年ジャンプ+で2022年7月に始まり、2026年3月25日の第232話で最終回を迎えた。
そして全232話を通して読むと、この物語は一本のルールで始まって、同じルールで終わっていることが分かる。チェンソーマンに食べられた悪魔は、その名前ごと世界から消える。第一部ではマキマがこの力を手に入れようとし、第二部では死の悪魔が食べられて「死」が消え、最後はポチタがこの力を自分自身に向けて「チェンソーマン」という概念を消した。
この記事では、第一部から最終回までを編ごとに区切り、巻の目安・中心の出来事・その編で失われたものを表で並べる。あわせて、アニメが原作のどこまで来ているかを2026年10月時点で整理する。※最終回までのネタバレを含む。
チェンソーマン全232話の流れを一枚で
まず全体の骨組みを数字で押さえておく。
| 区分 | 収録巻 | 話数 | 掲載 | 主人公 | 単行本の刊行期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第一部(公安編) | 1〜11巻 | 第1〜97話(97話) | 週刊少年ジャンプ | デンジ | 2019年3月〜2021年3月 |
| 第二部(学園編) | 12〜24巻 | 第98〜232話(135話) | 少年ジャンプ+ | 三鷹アサ/デンジ | 2022年10月〜2026年6月 |
第一部の完結から第二部の単行本12巻まで、1年半以上の間が空いている。最終24巻は2026年6月4日に発売された。
「第二部は学園編」と呼ばれることが多いが、学校が話の中心にあるのは前半までだ。各巻の内容紹介を追うと、後半はチェンソーマン教会、公安の計画、老いの悪魔、核兵器で強化された戦争の悪魔と、舞台が学校の外へ一気に広がっていく。「学園編」は第二部全体の名前としては狭すぎるというのが、最終巻まで並べてみたときの実感である。
あの場面を『チェンソーマン』でもう一度
解説で振り返った場面は、作品で読み返すといちばん伝わります。
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第一部(公安編)のあらすじ|1〜11巻・第1〜97話
1〜2巻:デンジがチェンソーマンになり公安へ
父の借金を背負い、チェンソーの悪魔・ポチタと一緒にデビルハンターとして働く少年デンジ。雇い主のヤクザに裏切られてゾンビの悪魔に殺されるが、ポチタが心臓となってデンジを蘇らせ、デンジは「チェンソーマン」になる。
そこへ現れたのが公安のマキマだ。デンジは公安対魔特異4課に入り、血の魔人パワー、早川アキと組むことになる。2巻ではコウモリの悪魔との戦いが描かれ、人類の敵である銃の悪魔の存在が語られる。
3〜5巻:永遠の悪魔、特異4課への襲撃、サムライソード
3巻では空間を閉じ込める悪魔に追い詰められ、4課の中に亀裂が走る。4巻ではデンジの心臓を狙う一味の襲撃で4課が大きな被害を受け、デンジとパワーは岸辺のもとで訓練を受ける。5巻でアキは姫野が使っていた悪魔と向き合い、デンジはサムライソードと再戦する。TVアニメ第1期が描いたのはここまでだ。
5〜6巻:レゼ篇
デンジの前に現れた少女レゼとの甘い時間が、爆弾の悪魔の襲撃へと反転する。劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が映像化したのがこの範囲である。
7〜9巻:世界中の刺客と地獄
7巻でデンジは「チェンソーの悪魔」としてテレビで報じられ、その心臓を狙って各国から刺客が集まる。8巻ではクァンシとの攻防のさなかにサンタクロースが動き、地獄の悪魔との契約によってデビルハンターたちが地獄へ送られる。そこで待っていたのが闇の悪魔だった。9巻では多くの仲間が倒れたあと、銃の悪魔との決戦を前にアキの心が揺れる。
10〜11巻:マキマとの決着
銃の悪魔との戦いの結果、アキは銃の魔人となり、デンジは彼と戦うことになる。さらにパワーもマキマの手で命を落とす。マキマの正体は支配の悪魔で、ポチタの「食べた悪魔の名前を消す」力を支配し、世界をよりよく作り替えようとしていた。
デンジは最後にマキマを倒す。マキマは公安の岸辺のもとで少女ナユタとして生まれ変わり、デンジはナユタを家族として引き取る。ここで第一部は終わる。
パワーとの別れには約束が残る。パワーは最後に、生まれ変わった自分を見つけてほしいとデンジに託し、デンジは「いつか見つけに行く」と約束して別れる。この約束は最終回で回収される。
第二部(学園編)のあらすじ|12〜24巻・第98〜232話
12〜13巻:三鷹アサの死とヨル
第二部は新しい主人公・三鷹アサの話から始まる。クラスに馴染めない高校生のアサは、第98話で正義の悪魔と契約した委員長に殺され、戦争の悪魔ヨルと体を共有する形で生き返る。ヨルの目的はチェンソーマンを倒すことだ。
一方のデンジは、ナユタと暮らしながら高校に通い、「自分がチェンソーマンだとバレたい」と思っている。13巻ではアサの友人をめぐる事件のなかで、アサが秘密を打ち明ける。
14〜16巻:水族館デート、落下の悪魔、究極の2択
14巻はアサとデンジの水族館デート。15巻では落下の悪魔が現れ、人の心の傷をえぐる。16巻ではデンジが「普通の生活」と「チェンソーマンとして生きること」のどちらかを選べと迫られる。
17〜19巻:チェンソーマン教会と公安の計画
17巻でチェンソーマン教会の施設が制圧され、「恐怖の大魔王」をめぐる計画が明らかになる。18巻ではデンジとナユタが暴徒に追い詰められ、ナユタが一人で立ち向かう。19巻ではナユタが行方不明になる。
第144話ではサムライソードが再登場しており、第一部の因縁も第二部の後半に持ち込まれている。
20〜21巻:ナユタの死と黒いチェンソーマン、老いの悪魔
20巻でナユタが死ぬ。デンジは暴走し、黒いチェンソーマンとなって荒れ狂う。同じ巻では老いの悪魔が強大な力を見せる。老いの悪魔は、自分をチェンソーマンに食べさせることで「老い」そのものを消そうとした存在として描かれる。21巻ではデンジが脱出を目指すなか、死の悪魔の降臨が迫る。
第一部の最後で手に入れた「新しい家族」は、ここで失われる。ナユタが第一部と第二部をつなぐ存在だったことは、ナユタとマキマの性格の違いで整理している。
22〜23巻:キガちゃんは死の悪魔だった
22巻(第198話)で、第二部で暗躍してきたキガちゃんの正体が死の悪魔だと明かされる。キガちゃんは飢餓の悪魔と偽チェンソーマンを動かし、来るべき日に向けた計画を進めていた。そして偽チェンソーマンがデンジとヨルの前に現れる。
23巻では、死の悪魔が「シーちゃん」としてデンジに協力を求める。戦争の悪魔の計画を止めるため、デンジは複数の選択肢の間で迷い、核兵器で強化された戦争の悪魔との大規模な戦いが始まる。
四騎士(支配・戦争・飢餓・死)が誰で、それぞれどう決着したかは黙示録の四騎士一覧で整理している。
24巻(最終巻):概念が消えていく世界と最終回
最終巻でチェンソーマンは「鎧」の姿で戦争の悪魔と向き合い、デンジはヨルにアサの体を返せと迫る。死の悪魔が食べられたことで「死」が消え、戦争の悪魔とチェンソーマンの戦いは終わらなくなる。
最後にポチタは自分自身を食べ、「チェンソーマン」という概念が消えた新しい世界を作る。第232話のデンジは第1話と同じ貧しい生活の中でゾンビの悪魔に襲われるが、この世界ではパワーが現れてゾンビの悪魔を倒し、デンジと契約する。二人は公安にスカウトされ、デビルハンターとして組む。そして悪魔を討伐しに訪れた学校で、デンジはアサと出会う。
最終回の受け止めがなぜ大きく割れたのかはチェンソーマン最終回の受け止めで、連載中に張られた伏線は第二部の伏線まとめで扱っている。この記事は「何が起きたか」の順番に絞る。
各編で失われたもの一覧
あらすじを編ごとに並べると、チェンソーマンは編が終わるたびに何かを失う話として読める。次の表は、その編の終わりで何が失われ、それがその後どう扱われたかをまとめたものだ。
| 編 | 巻の目安 | 中心にいる悪魔・敵 | 編の終わりで失われたもの | その後どうなったか |
|---|---|---|---|---|
| 始まり | 1巻 | ゾンビの悪魔 | デンジの命(ポチタが心臓になる) | 最終回で同じ場面がやり直される |
| 特異4課襲撃〜サムライソード | 3〜5巻 | サムライソードの一味 | 4課の仲間たち | サムライソードは第144話で再登場 |
| レゼ篇 | 5〜6巻 | 爆弾の悪魔(レゼ) | レゼとの約束 | 2025年に劇場版として映像化 |
| 刺客〜銃の悪魔 | 7〜9巻 | 各国の刺客、銃の悪魔 | 多くのデビルハンター、アキ | アキは銃の魔人となりデンジと戦う |
| マキマとの決着 | 10〜11巻 | 支配の悪魔(マキマ) | パワー、マキマ | マキマはナユタに生まれ変わる/パワーとは「見つけに行く」約束 |
| アサとヨル | 12〜16巻 | 正義の悪魔、落下の悪魔ほか | アサの命(ヨルと体を共有) | 最終回の世界で学校で出会い直す |
| 教会と公安 | 17〜21巻 | チェンソーマン教会、老いの悪魔 | ナユタ | デンジは黒いチェンソーマンとして暴走 |
| 最終決戦 | 22〜24巻 | 死の悪魔、戦争の悪魔 | 「死」、そして「チェンソーマン」 | 世界がまるごと書き換わる |
右端の列を縦に読むと、第一部で失われたものの多くが、最終回の世界で別の形で取り戻されていることに気づく。パワーとの約束、ゾンビの悪魔の場面、アサとの出会い。最終回は唐突なリセットに見えるが、表の上では、各編で失ったものに一つずつ答えを返している。これがこの記事の読み方だ(作中で作者が説明したものではなく、筋を並べたうえでの解釈である)。
「食べると消える」ルールでたどる結末
物語の結末を理解する鍵は、チェンソーマンに食べられた悪魔の名前が世界から消えるというルールにある。第二部では、このルールが実際に何度も使われた。
| 食べられた(食べられようとした)悪魔 | 消えたもの | 元に戻ったか | 物語上の意味 |
|---|---|---|---|
| 耳の悪魔 | 世界中の「耳」 | 戻った(吐き出したことで復活) | 吐き出せば元に戻ると示された |
| 老いの悪魔 | 「老い」(消そうとした) | ― | 悪魔の側が自分の消滅を望んだ例 |
| 死の悪魔(キガちゃん) | 「死」 | ―(続けて世界が書き換わる) | 戦争の悪魔との戦いが終わらなくなる |
| チェンソーの悪魔(ポチタ自身) | 「チェンソーマン」という概念 | 戻っていない | 世界そのものが作り直される |
注目したいのは最後の行だ。リアルサウンドの考察記事は、新しい世界にも「チェンソー」とは表記の違う「チェーンソー」という道具が残っていること、そしてアサが存在しないはずの「チェンソーマン」という言葉を口にしてしまうことを指摘している。つまりポチタの消去は完全ではなかったかもしれない。ここは作中で説明されておらず、読者の解釈に委ねられている部分だ。
悪魔それぞれの能力と登場時期はチェンソーマン悪魔一覧で整理している。
第一部と第二部の違い
同じ作品でも、第一部と第二部は物語の作りが大きく違う。
| 比べる点 | 第一部(公安編) | 第二部(学園編) | 第二部がそうでなかったら |
|---|---|---|---|
| 主人公 | デンジ | 三鷹アサ(とヨル)、デンジ | アサがいなければ、デンジを外から見る視点が無い |
| 物語の軸になる悪魔 | 支配の悪魔マキマ | 死の悪魔・戦争の悪魔 | 四騎士が揃わず、第一部の延長で終わる |
| チェンソーマンの力 | マキマが手に入れようとする | 世界を変えるスイッチとして使われる | 「食べると消える」が最後まで試されない |
| 家族 | アキ・パワーと暮らし、失う | ナユタと暮らし、失う | 第一部の喪失の繰り返しにならない |
| 終わり方 | マキマを倒しナユタを引き取る | ポチタが自分を食べ世界が書き換わる | ― |
第一部は「デンジが何を守るか」の話で、第二部は「チェンソーマンの力を世界に使うと何が起きるか」の話だった、とまとめられる。読み方としては、第一部のマキマが実行できなかった計画を、第二部はかなりの部分まで実際にやってみせた。そしてそれを止めたのが、力の持ち主であるポチタ自身だった。
主要キャラクターの結末
最終回の時点での主要キャラクターの扱いを、確認できる範囲で並べる。
| キャラクター | 第一部の結末 | 第二部での出来事 | 最終回の新しい世界 |
|---|---|---|---|
| デンジ | マキマを倒しナユタを引き取る | ナユタを失い黒いチェンソーマンに | チェンソーマンにならずパワーと組む |
| ポチタ | デンジの心臓として残る | 力が世界を変える争いの中心に | 自分を食べて消える |
| パワー | マキマに殺される | ― | デンジを救い契約する |
| マキマ/ナユタ | 倒され、ナユタに生まれ変わる | ナユタが20巻で死亡 | 本記事では断定しない |
| 三鷹アサ | ― | 委員長に殺されヨルと体を共有 | 学校でデンジと出会う |
| ヨル(戦争の悪魔) | ― | チェンソーマンを狙い、最後は全面衝突 | 結末ははっきり描かれていない |
| キガちゃん(死の悪魔) | ― | 22巻で正体判明、23巻で協力を求める | 食べられて「死」が消える |
ヨルについては、最終回で消えたのかアサの中に残ったのかが描かれていない。ここは「作中で明かされていない」としか言えない。
アニメは原作のどこまでか(2026年10月時点)
| 映像作品 | 公開・放送 | 原作の範囲 | 続きを原作で読むなら |
|---|---|---|---|
| TVアニメ第1期(全12話) | 2022年10月11日〜12月28日 | 1巻〜5巻(サムライソード戦まで) | 5巻のレゼ篇から |
| 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』 | 2025年9月19日公開 | 5〜6巻のレゼ篇 | 7巻から |
| アニメ『チェンソーマン 刺客篇』 | 2025年12月21日に制作決定・時期は未発表 | レゼ篇の続編と発表 | ― |
劇場版レゼ篇は公開から185日で興行収入107.9億円を超えた。続編の刺客篇は、公式サイトの発表では「レゼ篇の続編」で、デンジの心臓を狙う刺客たちがティザービジュアルに描かれている。原作の7巻で各国の刺客がデンジを狙う流れと重なるが、どこまでを映像化するかは発表されていない。
つまりアニメはまだ第一部の折り返し地点にいる。第二部はもちろん、マキマとの決着も映像化されていない。どの順番で見ればいいか、刺客篇がTVなのか劇場版なのかといった点はチェンソーマン 見る順番で整理している。
全232話を読み終えて分かること
チェンソーマンを最初から最後まで並べると、第1話と第232話が同じ場面で向かい合っている。ゾンビの悪魔に襲われる貧しい少年。違うのは、そこにポチタではなくパワーがいることだけだ。
第一部でデンジは家族を手に入れて失い、第二部でもう一度手に入れて失った。最終回はそのどちらも「無かったこと」にしたように見える。けれど編ごとに失ったものを並べた表で見たとおり、新しい世界には、パワーとの約束も、アサとの出会いも、形を変えて残っている。
全232話は、「食べると消える」力で世界から何かを消し続けた物語であり、最後にその力そのものを消して、デンジに普通の生活を返した物語だった。これを救いと読むか、積み重ねの否定と読むかが、今も読者の間で分かれている。
※本記事は2026年10月時点の情報をもとにしています。巻数・話数は単行本と公式発表で確認できるものに限り、確認できない話数は書いていません。
参考・出典
本文の事実関係は以下の公式情報・資料で確認しています。
あの場面を『チェンソーマン』でもう一度
解説で振り返った場面は、作品で読み返すといちばん伝わります。
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よくある質問
チェンソーマンは何巻・何話で完結しましたか?
全24巻・全232話で完結しています。第一部が1〜11巻の第1〜97話、第二部が12〜24巻の第98〜232話です。第二部の最終回は2026年3月25日に少年ジャンプ+で掲載され、最終24巻は2026年6月4日に発売されました。
チェンソーマンの最終回はどんな結末ですか?
ポチタが自分自身を食べ、「チェンソーマン」という概念が消えた新しい世界になります。デンジは第1話と同じようにゾンビの悪魔に襲われますが、今度はパワーに救われて契約し、二人は公安のデビルハンターになります。
キガちゃんの正体は何ですか?
死の悪魔です。22巻(第198話)で正体が明かされ、23巻では「シーちゃん」としてデンジに協力を求めます。最終盤で死の悪魔が食べられたことで、世界から「死」が消えました。
ナユタは第二部でどうなりましたか?
20巻で死亡します。その死をきっかけにデンジは暴走し、黒いチェンソーマンとなります。第一部の最後に引き取った家族を、第二部で失う形です。
アニメは原作のどこまで進んでいますか?
2026年10月時点で、TVアニメ第1期が原作1〜5巻、劇場版レゼ篇が5〜6巻を描いています。続編の刺客篇は2025年12月に制作が発表されましたが、時期は発表されていません。
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