オーバーロードの主要6か国一覧|王国・帝国・法国・魔導国の違い

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この記事の結論

  • 王国・帝国・法国・魔導国は別々の国家。ナザリックはアインズの本拠地を指す。
  • 王国のカルネ村・エランテル・王都と、ローブル聖王国を区別する。
  • 主要6か国を、指導者だけでなく交渉や戦争の目的・時点の変化から比較。

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王国、帝国、法国、魔導国は、同じ国の別名ではない

『オーバーロード』で混同しやすいのが、「王国」と「聖王国」、そして「ナザリック」と「魔導国」の関係だ。前の二つは異なる国家を指す。後の二つも、本拠地の名前と、アインズが王として統治する国の名前という違いがある。

本記事ではTVアニメ第4期までに筋へ関わる主要国家を、聖王国については劇場版公式紹介の導入まで含めて整理する。世界に存在する全ての国を列挙する地理辞典ではなく、人物の所属と、戦争や交渉がどの国の問題なのかを確認するための一覧だ。

国・呼称 主な人物 物語で最初に押さえる違い
リ・エスティーゼ王国 ガゼフ、ラナー、クライム、ザナック、ランポッサ三世 カルネ村やエ・ランテルと結び付き、ナザリックの力に直接向き合う王国
バハルス帝国 皇帝ジルクニフ、宮廷魔術師フールーダ 王国と例年戦い、ナザリックとの交渉や同盟を進める帝国
スレイン法国 特殊部隊・陽光聖典 第1期の村襲撃で他国に見せかけ、王国戦士長ガゼフを狙う国
アインズ・ウール・ゴウン魔導国 王アインズ、宰相アルベド アンデッドとNPCの力で統治を進め、周辺国の判断を変える新たな国家
ドワーフの国 交渉へ赴くアインズ、道案内のゼンベル、工匠たち 第4期でルーン武器の技術と、奪われた都市の問題を巡り接触する相手
ローブル聖王国 聖王女カルカ、レメディオス、ケラルト、ネイア 魔皇ヤルダバオトの侵攻を受け、魔導国に助けを求める国

表の人物が全員、国家の最高指導者という意味ではない。たとえばクライムは王女付きの兵士、ネイアは聖騎士団の従者だ。国家の意思を決める人と、現場で危機を経験する人の両方を置いている。

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リ・エスティーゼ王国――村、都市、王都を分けて見る

第1期のカルネ村は王国の辺境にあり、ガゼフは王国の戦士長である。村が襲われたとき、彼は危険を察しながらも救うために戦う。アインズと接点ができても、主人公の配下へ所属が変わったと考える場面ではない。

王国の中でよく出るエ・ランテルは、モモンとナーベが冒険者として活動を始める城塞都市だ。一方、ラナーやクライムが動く王都は別の場所である。町での依頼、辺境の村の防衛、王都の八本指対策を同じ現場として重ねると、人物が移動する意味が分からなくなる。

王都では、王族のラナーと、冒険者チーム蒼の薔薇のラキュースが友情を通して協力する。王国の住人であることと、王族直属の兵士であることは別だ。クライムと蒼の薔薇を同じ軍組織の名簿に入れない方が、協力の関係を追いやすい。

第3期第10話では、帝国がナザリックを国と認め、エ・ランテル近郊がその領土だと主張する。王国にとって未知の集団が強いという話から、自国の土地を巡る紛争へ問題が変わる。アインズの力を知るガゼフと、例年の戦争の口実と見る貴族では、受け止め方も異なる。

第4期第2話では、先の戦争による損失とエ・ランテルを奪われた影響を受け、ザナックが国の立て直しを図っている。後半の侵攻を理解する前提にもなるので、王国の状態を第1期のまま固定しないことが大切だ。

バハルス帝国――皇帝の利害と魔術師の願いは一致しない

バハルス帝国を率いるのはジルクニフだ。公式人物紹介では、多くの貴族を粛正したため「鮮血帝」と呼ばれる一方、才能があれば平民も取り立て、改革によって国力を高めた皇帝と説明される。

帝国は王国に例年攻め込み、小規模な戦争を仕掛けてきた。第3期第12話紹介では、王国側が数で上回っていても、帝国側には職業軍人の精鋭がそろうとされる。国の強さを人口やその場の兵数だけで比べると、戦う集団の違いを見落とす。

主席宮廷魔術師フールーダは、何代もの皇帝に仕えた重要人物だ。ただし関心の中心は魔術の深奥であり、自分を導く師がいないことを悩んでいる。国家の安全を考える皇帝と、未知の魔法を求める魔術師が、同じ強者を同じ理由で見るとは限らない。

第3期では、ワーカー侵入の責任を巡ってアウラとマーレが帝国へ現れ、ジルクニフ自身がナザリックを訪ねる。第4期第3話になると、戦争に勝った側の帝国でも、アインズの力を見た騎士が戦意を失い、皇帝が対抗同盟を探るという状況になる。

「王国に勝った国だからアインズにも対等」という関係ではない。対王国の戦果と、ナザリックに対して自由に行動できるかは違う問題であり、ジルクニフの交渉はその間で進む。

スレイン法国――村を襲う姿と、背後の所属を分ける

スレイン法国は、第1期のカルネ村の事件で王国と対立する国として現れる。第3話では騎士団のように見えた襲撃者が、第4話で他国の騎士を装った法国の特殊部隊・陽光聖典だと説明される。

その真の狙いは、王国最強と名高い戦士長ガゼフの抹殺だった。村人が直接襲われているという目の前の被害と、作戦で最終的に狙う人物が別にいるという二層になっている。

ここで「帝国の兵が村を襲った」と、見かけの所属をそのまま国別の行動履歴に書き込むと、事件の前提を取り違える。また、陽光聖典は国家そのものの別名ではなく、法国に属する特殊部隊だ。

本記事では、この接触で確認できる所属と標的までを扱う。法国の全ての部隊、宗教上の立場、後期原作に出る対外関係を、この事件一つから推定して埋めることはしない。第1期の村の襲撃を、後の別事件と同じ計画だと断定しないことも必要になる。

魔導国――安全な生活と、人々の安心は同じではない

魔導国の王はアインズで、アルベドは第4期第2話で宰相として王国へ遣わされる。本拠地ナザリックの階層を管理する組織が、そのまま全ての国土の区分になったわけではない。

第4期第1話は、魔導国が安全で飢えのない場所となる一方、住民が恐怖と不安を抱え、町の活気が失われているという状態を示す。NPCの能力と休まず働くアンデッドが生活を支えても、支配する側への感情まで自動的に変わるわけではない。

そこでアインズは冒険者組合を訪れ、国の導き方を探る。さらに第4話では、できるだけ友好的な国際関係を考えるアインズと、世界征服を進めるデミウルゴスやアルベドの認識のずれも示される。

魔導国の行動を見る際には、王の個人的な希望、配下が理解する方針、外から見える行動を分けるとよい。同じ国の中に優秀な実務者がそろっていることと、全員が同じ説明を共有していることは別なのである。

ドワーフの国――技術と都市の危機が交渉を生む

第4期でアインズが興味を持つのは、ルーン武器を作る工匠の存在だ。人間とドワーフの交流が長く絶え、国の場所もはっきりしないため、滞在経験のあるゼンベルを案内に向かう。

この国には複数の地下都市があり、アインズが見つけたフェオ・ライゾは既に放棄されている。第6話では、王都をフロスト・ドラゴンに奪われ、さらにクアゴアの攻撃で現在の拠点も危機にあることが説明される。

一方、クアゴアの指導者リユロも、強大な力を得たドワーフと、自分たちを支配するドラゴンの間で策を考える。地下にいる勢力を一まとめに「ドワーフ側」として数えると、誰が都市を奪い、誰が助力を求めているのかが逆になる。

ドワーフの国との接触は、王国との領土対立や帝国への謝罪要求とは入口が異なる。技術への関心と、危機からの救援が会談を生む点が、この国を比較する際の目印になる。

ローブル聖王国――王国とは別の国で、救援先への偏見を抱える

ローブル聖王国を率いるのは、聖王女と呼ばれるカルカだ。劇場版の公式導入では、長大な城壁に守られていた国が、魔皇ヤルダバオトと亜人連合軍の侵攻で危機へ陥る。

レメディオスは聖騎士団長、妹のケラルトは神官団長である。二人ともカルカを支えるが、役職も仕事も同一ではない。従者ネイアは聖騎士に憧れつつ弓の才能を持ち、解放軍で斥候を任される人物として紹介される。

レメディオスは対抗する力を求め、聖騎士団とネイアを伴って魔導国へ向かう。しかし聖王国の人々にはアンデッドへの嫌悪があり、レメディオス自身も強い差別意識を持つ。必要な救援先と、好意を持てる相手が一致しないことが、物語の出発点になる。

この導入を、第4期で王都への侵攻を受けるリ・エスティーゼ王国と混ぜないようにしたい。カルカ、聖騎士団、神官団の話はローブル聖王国の側であり、ラナー、ザナック、ガゼフの王国とは人物も危機の形も異なる。

国の名を確認した後は、現場、所属、判断の目的を見る。王国の村を救った人物が王国へ領土を主張し、帝国に勝利をもたらした強者がその帝国の脅威にもなる。国別の一覧が役立つのは、こうした関係の変化を、最初の敵味方だけで固定しないためでもある。

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よくある質問

王国と聖王国は同じ国ですか?

別の国です。ラナーやガゼフが関わるリ・エスティーゼ王国と、カルカを元首とするローブル聖王国を区別しています。

ナザリックと魔導国は同じ意味ですか?

ナザリック地下大墳墓は本拠地の名前、アインズ・ウール・ゴウン魔導国はアインズが王として治める国家の名前です。

エ・ランテルは王都の別名ですか?

別の場所です。モモンが冒険者登録をする城塞都市と、ラナーやクライムが動く王都を分けて整理しています。

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