ドラゴンボール セルが来た未来はトランクスと同じ?二台のタイムマシンと分岐を整理
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この記事の結論
- セルが奪った機械と、青年が使う機械を区別
- 来訪・研究所・帰還後の三か所のセルは別の対処が必要
- 帰還する青年は強さと奪取の知識を持ち、殺された別の青年と結末が異なる
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本編へ来たセルがタイムマシンを奪った未来と、セルゲーム後にトランクスが帰る未来は、同じ結末をたどる一つの世界ではありません。前者ではセルがその世界のトランクスを殺して機械を奪い、後者では過去で強くなったトランクスが、奪いに来たセルを倒します。
この区別は、未来が何個あるかを先に暗記するより、二台のタイムマシンを誰が使ったか、セルが三か所でどう処理されたかを追うと分かりやすくなります。機械が似ていることと、乗ってきた人物の経験が同じことは別です。
この記事では原作の人造人間・セル編を範囲とし、第357話の古い機械の発見、第362〜365話のセルの経路と研究所、第419〜420話の未来での決着を中心に整理します。章番号付き公式紹介と、複数の非公式の時間軸解説を照合しています。全ての原作場面を直接読んだ記録ではなく、『超』のザマスによる分岐やゲームの歴史改変は含めません。
二台の機械は、まず所有者と搭乗者で分ける
| 識別するもの | 青年トランクスが使う機械 | 古くなって発見された機械 |
|---|---|---|
| 誰が使っていたか | 悟空へ薬と警告を届ける青年 | 別の未来のトランクスが持っていた機械をセルが奪う |
| 本編へ来た搭乗者 | 青年トランクス | 卵へ退化したセル |
| 来訪の時点 | フリーザ親子を倒して悟空を待つ | その初来訪より前に既に到着していた |
| 発見時の状態 | 青年が現在の行き来に使っている | 古くなった別の機械として見つかる |
| その後の確認 | 青年は修業とセルゲームを経験する | セルの来歴と、別の未来の事件を知る手掛かりになる |
公式の青年トランクス紹介は、ブルマから古いタイムマシン発見の連絡が入り、約四年も前に何者かが来ていたと知ることを、第357話の出来事として説明しています。青年が最初に悟空へ警告してから、人造人間が現れるまでの三年とは異なる時間です。
つまり、古い機械は「青年が少し前に使って放置した物」というだけでは説明できません。現在やり取りしている機械とは別の一台があり、誰かが先に来ていたことが、目に見える手掛かりになります。
非公式のタイムマシン解説でも、この二台目の発見がセルの出現へつながる問題として扱われています。世界の番号は解説ごとに違っても、動いている青年の機械と、以前に別の搭乗者が持ち込んだ古い機械を分けると、出来事の対応を見失いにくくなります。
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セルが機械を必要とした理由は、吸収相手の不在
セルが過去へ行く目的は、悟空へ警告したり、歴史を救ったりすることではありません。完全体へ進化するため、人造人間17号と18号を吸収することです。ところが、セルのいた未来では、その二人はトランクスに倒されていました。
そこでセルは、その世界のトランクスを殺し、タイムマシンを奪って、吸収できる17号と18号がいる時代へ向かいます。公式の青年トランクス紹介は、第364話の来歴の説明として、この目的と奪取を結び付けています。
ここで殺されたトランクスと、悟空たちのそばにいる青年を同一の人生としてつなぐと、青年が生きたまま自分の死亡結果を経験したような、おかしな読み方になります。セルが話すのは、そのセルのいた歴史で起きた事件です。本編にいる青年が、これから必ず同じやり方で殺されることが確定したわけではありません。
また、セルの未来のトランクスが、何によって17号と18号を倒したかは、方法まで自動的に決まりません。停止コントローラーを使ったという解説や推測はありますが、公式の人物紹介が確認するのは「倒していた」という結果です。強さだけで倒した、特定の装置が絶対に使われた、と補わず、結果と方法を分けます。
卵への退化と、地中での成長が到着順をずらす
公式のセル第1形態紹介は、セルがタイムマシンへ乗るため卵に退化し、地中で三年かけて孵化することを、第362話の説明として記しています。人の大きさのまま席へ座って来たのではありません。
そのため、セルが機械で到着した時と、ジンジャータウンで人々を襲う姿が現れた時は同じではありません。古い機械が示す以前の到着と、後から姿を見せるセルの間には、成長に必要な時間があります。
これが、読者が怪物としてセルを見るより前に、別の機械が過去へ来ていた理由です。機械を発見した日を到着日としたり、セルが初めて人前へ現れた日を時間移動の日としたりすると、順番が混乱します。
ただし、成長に時間が必要だったことから、「セルがそのために自分で目的の年へ設定を変更した」とまで断定することはできません。マンガ道場の解説には設定変更や故障という可能性が挙げられ、別の個人考察には、トランクスが何を調べるため設定していたかという異なる推測もあります。目的の年が選ばれた理由と、到着後に成長した事実は、別の問題です。
本編の研究所で育つセルも、過去へ来たセルとは別
混同しやすいのは、すでに外で活動しているセルを知った後、研究所にもセルが見つかることです。同じ個体が瞬間的に研究所へ戻って幼体になったわけではありません。本編の時代で開発されている、その歴史のセルです。
公式の青年トランクス紹介は、第365話で、この次元のセルの誕生を防ぐため研究所を破壊すると説明します。公式のクリリン紹介も、トランクスと研究所のセルの幼体を破壊し、この次元での誕生を阻止することを記しています。
本編へ侵入済みのセルと、研究所でこれから成長するセルは、対処の仕方も違います。前者には、その時点で戦う力をつけて対応しなければなりません。後者は、まだ研究設備の中にいる段階で、誕生を防ぐことになります。
| セルを区別する場所 | 状態と行動 | セル編での結果 |
|---|---|---|
| 別の未来から本編へ来る個体 | トランクスを殺し、機械を奪って来訪 | 完全体となり、最後は悟飯に倒される |
| 本編の研究所にいる個体 | まだ幼い段階で開発されている | トランクスとクリリンが施設ごと破壊 |
| 青年が帰還した未来の個体 | その未来で成長し、機械を奪おうとする | 準備していた青年が倒す |
セルの姿の数を増やすための分類ではありません。既に来た脅威、まだ育つ前の脅威、自分の故郷で後に来る脅威という三つの対処を区別する表です。研究所を壊したから、現在暴れているセルまで消えるという意味ではありません。
帰還したトランクスは、強さと知識の両方を持つ
セルゲーム後、本編を訪れていた青年は蘇生され、自分の未来へ帰ります。そこで17号と18号を倒し、さらにタイムマシンを奪おうとするセルにも対処します。公式紹介は、この最後の二段階を第419〜420話へ対応させています。
トランクスが勝てる理由を、機械を使って過去を変えたので敵が自然に消えた、と考えてはいけません。敵はその未来に残っており、青年自身が倒しています。本編で得た強さを故郷の戦いへ持ち帰ったのです。
加えて、青年はセルの目的を知っています。別の歴史のセルがトランクスを殺し、機械を奪ったことを、過去で知っているためです。アニヲタWikiのセル解説も、帰還後のセルは襲来を予期され、不意打ちに失敗する個体として分けています。
同じように17号と18号が倒された後でも、セルの存在を知らないまま機械を持っている場合と、セルの奪取を知って備える場合は同じではありません。所有者、襲う側の目的、所有者の知識、結果を対応させると、二つの未来の違いが具体的になります。
四つの世界という説明を、全経路の確定図にしない
非公式の時間軸解説には、さらにもう一つの過去を置き、四つの世界として整理するものがあります。セルに殺された方のトランクスが以前に行った過去を、本編の過去とは別に考えるためです。
しかし、その過去で誰が何を知り、セルゲームがどう進んだかまで、本編の出来事と同じ精度で描かれているわけではありません。アニヲタWikiは、大全集と超全集の説明の違いも紹介していますが、ここではその書籍本体を直接確認したとは扱いません。解説中にも、停止装置の入手や、セルが知られず成長する可能性などの推測が含まれます。
別の個人考察では、目的の年のずれを、機械の故障、別の調査目的、さらに別のセルの来訪で説明しています。互いに異なる仮説を足し合わせれば、一見詳しい図は作れます。しかし、それは確認された歴史を一枚にしたことにはなりません。
この疑問に答えるうえで必要なのは、全ての世界へ唯一の番号を付けることではありません。二台の機械を、青年が使う物とセルが奪った物へ分け、三か所のセルを来訪・開発・帰還後の襲来へ分けることです。それだけでも、セルに殺されたトランクスと、セルを倒すトランクスを、同じ結末へ押し込めずに読むことができます。
参考・出典
本文で参照した情報・資料は以下のとおりです。資料の種類と確認範囲は本文に示しています。
- [ウィークリー☆キャラクター紹介!第5回目は「セル第1形態」!]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト
- [ウィークリー☆キャラクター紹介!第140回目は「トランクス(青年)」!]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト
- [ウィークリー☆キャラクター紹介!第214回目は人造人間・セル編の「クリリン」!]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト
- セル(ドラゴンボール) – アニヲタWiki(仮)
- ドラゴンボールのタイムマシンを徹底解説!複雑な時間軸の仕組みやセルの矛盾もスッキリ解決 | マンガ道場
- ドラゴンボールの人造人間&セル編の4つの時間軸世界とブルマのタイムマシンの仕様を考察してみた! – 氷河期攻略ミニマリスト
- 未来でセルに殺されたトランクスが、タイムマシンでメカフリーザ来襲の1年前に行こうとしていた理由は?【ドラゴンボール】
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よくある質問
セルに殺されたのは、本編に来た青年?
本編へ来たセルがいた別の歴史のトランクスです。本編を訪れた青年は復活後に帰還し、自分の未来のセルを倒します。
研究所のセルを壊すと、現在のセルも消える?
研究所で育つその歴史の個体と、別の未来から侵入した個体は別です。幼体破壊と、来訪済みセルへの対処は分けます。
4つの世界の全てが本編で描かれる?
もう一つの過去に関する説明には推定が含まれます。解説ごとの番号や未確認の経路を公式確定とせず、二台と三個体の確認できる識別を優先します。
