ドラゴンボール バーダックは原作に登場する?TVスペシャル・漫画・映画の違い
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この記事の結論
- バーダックはTV特番が先で、後に原作307話の回想へ登場
- 原作の短い登場と、特番の全設定採用を同一視しない
- マイナス・映画・後年の超は、父母の描写と対象時点を分ける
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バーダックは原作漫画にも登場します。ただし、原作で最初から長い物語を持っていた人物ではありません。1990年のテレビスペシャル『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』で登場し、その後、原作第307話のフリーザの回想へ描かれた、という順番です。
さらに後年、鳥山明による『DRAGON BALL-(マイナス) 放たれた運命の子供』や、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』で、悟空を地球へ送り出す父親としての姿が描かれます。テレビ特番で強く印象に残る戦士像と、妻ギネと息子の無事を案じる姿の違いは、どの作品を見ているかで分ける必要があります。
この記事でいう「原作」は、まず通常版全42巻の『ドラゴンボール』を指します。後年の鳥山明の描き下ろし漫画も同じ一話へ混ぜず、掲載された作品名を添えます。公式紹介と記名の作品解説、複数の非公式レビューを照合した記事であり、テレビ特番・映画全編や原作全ページを直接確認した記録ではありません。惑星ベジータと悟空の出発に関するネタバレを含みます。
作品の中の年代と、登場した順番は別
| 作品 | バーダックを知るうえでの位置 | 特に分けたい点 |
|---|---|---|
| 1990年のテレビ特番 | 人物として最初に大きく描かれた物語 | 原作をそのまま映像化した過去話ではない |
| 原作第307話・通常版26巻 | フリーザの回想で登場 | 特番全体の設定を説明する長編ではない |
| 2014年刊『銀河パトロール ジャコ』収録の『マイナス』 | 鳥山明が描く悟空の地球出発の前日譚 | 原作第307話に後から全ページが加えられたものではない |
| 2018年の映画『ドラゴンボール超 ブロリー』 | 父母と幼い悟空の別れを映像で描く | 1990年特番の全場面を再現する映画ではない |
物語の中では、どれも悟空が地球で成長する前の時期に関わります。しかし、読者や視聴者に発表された順番は同じではありません。原作の冒頭以前の時代だからといって、その出来事の詳しい物語も、原作第1話より先に発表されていたという意味にはなりません。
Daizenshuu EXのバーダック史と、Real Soundの逆輸入キャラクター解説は、テレビ特番が先にあり、後から原作へ登場したという点で一致します。原作に出るか、最初の登場媒体が何か、詳細な過去編がどこにあるかは、三つの異なる質問です。
この区別を置くと、「アニメのオリジナルキャラクターだった」と「原作にも姿がある」は矛盾しません。前者は出発点、後者はその後の登場を指しています。
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原作第307話に登場することと、特番全体の採用は違う
バーダックの原作登場は、悟空と対峙したフリーザの回想です。Real SoundとDaizenshuu EX、Kanzenshuuの人物項目は、第307話に短く姿が描かれることを一致して紹介しています。前二者は二コマの登場と説明します。
この登場は、悟空の父もフリーザに立ち向かったというつながりを、悟空本人とフリーザの対決へ重ねるものです。しかし、短い回想だけで、テレビ特番の仲間の全経歴、予知の仕組み、出撃した星での行動まで、原作が改めて全て説明したことにはなりません。
そのため、「原作には一切登場しない」と切り捨てるのも、「特番で見た全てが原作第307話に書いてある」と扱うのも不正確です。姿の登場を確かめたいなら原作の回想、本人を主人公とする長い話を知りたいなら特番という、確認したい内容による使い分けが必要です。
鳥山明が特番をどう受け止めたかについても、非公式の制作史にはインタビューの紹介があります。ただし、ここではそのインタビュー原本を直接読んだものとはしません。作者の感想の長い引用を根拠に、どこまでが唯一の正史かという結論へ広げることは避けます。
テレビ特番は、侵略する戦士が裏切りと滅亡へ向き合う話
1990年の特番で描かれるバーダックは、最初から地球を守る善良な父親という立場ではありません。フリーザの配下で星を侵略するサイヤ人の戦士であり、周囲の命を奪う側にもいます。この始まりを落とすと、後半だけを取り出した英雄像になってしまいます。
Real Soundの紹介と、ドラゴンボールの謎考察の特番解説は、未来の映像を見る能力と、フリーザの裏切り、惑星ベジータの滅亡を知る流れを説明しています。仲間がフリーザ軍に倒されることも重なり、バーダックは反逆を訴え、最後には一人で立ち向かいます。
ここでの予知は、悟空の父親なら誰でも持つ家族の能力として説明されるものではありません。特番の中で起こる出来事に関わる能力です。後の映画でフリーザを疑う姿を見て、同じ予知能力が全場面で働いていると決め付けないことが大切です。
特番には仲間への思いと、サイヤ人としての怒りがあり、息子とのつながりも結末へ重なります。それでも、家で妻と相談して安全な行き先を探す物語と、同じ行動の順番ではありません。何を知って反逆し、誰に何を託すのかを分けると、後年の父親像との違いが具体的になります。
『マイナス』は、悟空を送り出す側の物語を加える
『銀河パトロール ジャコ』は鳥山明の漫画で、少年ジャンプ公式サイトも作品と作者を紹介しています。その単行本に描き下ろしの『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』が収録されることは、2014年のアニメ!アニメ!の発売記事でも告知されました。
同記事は、悟空が地球へ送られるまでのエピソードと、悟空の母の初登場を紹介しています。Real Soundは、ここでバーダックが息子の未来を案じる父として新たに描かれる点を説明しています。
このため、『マイナス』を「原作第307話の二コマを少し拡大しただけ」と考えると、描かれる範囲の違いが分かりにくくなります。回想によって父の存在を示す役割から、地球へ送り出す父母側の行動を描く役割へ広がっているからです。
また、鳥山明の漫画であることを理由に、『マイナス』と通常版全42巻を同じ収録内容の本だと案内してはいけません。人物の出自を知る質問と、作品や本の中の掲載位置を確かめる質問は別です。この記事は商品版の比較ではありませんが、どの物語にその場面があるかは、読者の探し物に関わるため分けています。
映画『ブロリー』では、危険を疑って息子を逃がす
2018年12月14日公開の映画『ドラゴンボール超 ブロリー』でも、バーダックとギネが描かれます。非公式の映画鑑賞記と人物の版別解説は、フリーザによる帰還命令をバーダックが不審に思い、カカロットだけでも逃がすことを考える流れで一致しています。
Kachoの鑑賞記は、帰還を急がせる理由への疑念、ギネへの説明、子供をポッドで送り出す段階を分けて記しています。ドラゴンボールの謎考察も、映画では親として息子を避難させる行動が描かれると整理しています。細かな演技の全てをここで再現するものではありませんが、危険を察し、先に行動する父親という点を確認できます。
| 比較する点 | テレビ特番の中心となる流れ | 『マイナス』と映画で強調される側面 |
|---|---|---|
| 危険を知る入口 | 予知の映像や仲間への裏切り | フリーザへの疑いと、家族を守る判断 |
| 行動の中心 | 反逆を訴え、フリーザへ立ち向かう | 息子の生存を考えて地球へ送り出す |
| 父と息子のつながり | 戦士としての最後へ、未来の悟空が重なる | 幼い息子を見送る父母の行動として描かれる |
| 同じにしない点 | 予知能力を後の全作品へ持ち込まない | 後年の家族描写を特番の全場面へ遡って足さない |
この比較は、映画のバーダックには反逆が一切ないという意味ではありません。Kachoの鑑賞記も、フリーザの攻撃へ抵抗するものの惑星が滅びる流れを記しています。変わるのは、最後に抵抗するという接点があっても、そこへ至る情報と、息子の出発への関わりが同じではない点です。
父母の関係が後年描かれても、全て同じ場面ではない
後の漫画『ドラゴンボール超』では、ギネの人物紹介が、バーダックの妻であり、ラディッツとカカロットの母であることを明記しています。公式サイトは『超』第77話・第81話・第84話の場面を示し、出産、カカロットの名前、地球への送り出しを説明しています。
これは家族の関係を確認する公式資料ですが、記事の題名にある『超』生残者グラノラ編という範囲を落としてはいけません。その紹介に描かれた会話を、1990年のテレビ特番や原作第307話で直接語られた台詞として引用することはできません。
バーダックを調べる時は、最初の登場媒体、原作への短い登場、後から加わる家族の物語を順に分けると整理できます。原作に出る人物でありながら、よく知られる長い過去編はテレビから始まった人物でもある。その二つを両立させ、各作品で何が描かれたかを確認することが、父親像の違いを混同せず読むための答えです。
参考・出典
本文で参照した情報・資料は以下のとおりです。資料の種類と確認範囲は本文に示しています。
- Daizenshuu EX – General – Tidbits – The History of Bardock
- Bardock – Kanzenshuu Dragon Ball Wiki
- ドラゴンボール、BLEACH、テニスの王子様……アニメから原作に逆輸入されたジャンプ漫画のキャラたち|Real Sound|リアルサウンド ブック
- ドラゴンボール超 バーダックってこんな性格だったっけ? | ドラゴンボールの謎考察
- ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー
- 『銀河パトロール ジャコ』|少年ジャンプ公式サイト
- 鳥山明の最新作「銀河パトロール ジャコ」が4月4日発売 悟空の母親が初登場 | アニメ!アニメ!
- 映画「ドラゴンボール超 ブロリー」とのコラボイベントを開催!<br/>「SUPER KANSAI KOYASAN ADVENTURE」<br/>冬の高野山にドラゴンボールのキャラクターがアプリ上で登場! | プレスリリース | 東映アニメーション株式会社
- [ウィークリー☆キャラクター紹介!第74回目は『ドラゴンボール超』生残者グラノラ編の「ギネ」!]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト
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よくある質問
バーダックは原作に出ない?
第307話・通常版26巻のフリーザの回想に登場します。ただし最初の登場はテレビ特番で、原作の短い登場と長い過去編は別です。
マイナスは通常版26巻に入る?
鳥山明の漫画ですが、銀河パトロールジャコ単行本に収録された描き下ろしです。原作307話の回想とは別作品として確認します。
予知能力は全てのバーダックで同じ?
テレビ特番での能力を、後の映画の危険察知へ自動的に適用してはいけません。媒体ごとの描写として分けます。
