ワンピース デービーバックファイトのルール|仲間を奪う仕組みと原作・アニメの違い

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この記事の結論

  • 原作の3回戦はドーナツレース・グロッキーリング・コンバット
  • アニメはコンバットの前に3競技が増え、ロビンも奪われる
  • 競技ごとに妨害・反則の扱いが異なり、最終戦の賭けも媒体で違う

見直したい競技は?

投票するとみんなの結果が見られます

デービーバックファイトは、勝った海賊団が相手の仲間などを得る、人取り合戦だ。原作のルフィたちの勝負は3競技。テレビアニメでは競技が増え、チョッパーだけでなくロビンも奪われるため、両者を分けて追う必要がある。

デービーバックファイトは何を賭けるゲーム?

舞台は、空島から戻った麦わらの一味が訪れたロングリングロングランド。フォクシー海賊団の船長が挑戦を申し込み、ルフィが受けたことで勝負が始まる。公式の33巻紹介は、船長同士の合意で行う海賊のゲームと説明している。海賊島で生まれ、優れた船乗りを獲得することが目的だ。

金品だけを賭ける賭博とは違い、負けた側は自分たちの船員を失う。フォクシーが欲しがったのは、船医であり、姿を変えられるチョッパーだった。自分が出ていない競技の敗北によっても、所属を変えられてしまうところが、この勝負の怖さになる。

対戦を受けるまでの経緯をアニメで確かめるなら第208話。トンジットと愛馬シェリーが再会したところへフォクシーが現れ、シェリーを撃つ。怒ったルフィが挑戦に応じるため、競技の説明を聞いて慎重に選んだ参加ではない。

敗戦時の3箇条

33巻第306話で掲げられる敗戦後の規約は、次の3点だ。

  • 奪われた仲間や印を取り戻す手段は、デービーバックファイトだけに限られる。
  • 勝者に選ばれて引き渡された者は、相手船の船長に忠誠を誓う。
  • 奪われた印は、再び掲げてはならない。

ここでいう印には、海賊団を示す旗が関わる。船員を取られた場合は人の帰属が変わり、印を取られた場合は、それまでの旗を使い続けられなくなる。単に試合の点数が減るという罰ではない。

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原作はドーナツレース・グロッキーリング・コンバットの3回戦

3コインと出場者の割り当て

原作では、両船長が誓いを立ててから、3枚のコインを海へ投げて勝負を始める。3回戦の出場者は合わせて7人以下で、各人が出場できるのは1回。いったん決めた出場者は変更できない。ナミ・ロビン・ウソップ、サンジ・ゾロ・チョッパー、ルフィという割り当てで、7人を3つの競技に振り分けている。

この制約があるため、最初のレースで奪われたチョッパーの代わりに、出番の終わった仲間を第2戦へ入れることはできない。ゾロとサンジが2人で戦うのは、相手が強いからというだけでなく、人取りの結果と登録変更禁止が重なるためだ。勝ったときに仲間を奪い返す選択は、人数を元に戻すことにもつながる。

公式ストーリーが整理する原作の勝負は、次の順番になる。

順番 競技 麦わら側の出場予定者 勝負の結果
1 ドーナツレース ウソップ・ナミ・ロビン 敗北し、チョッパーを奪われる
2 グロッキーリング ゾロ・サンジ・チョッパー チョッパーを欠いた2人が勝ち、取り戻す
3 コンバット ルフィ フォクシーをノックアウトし、一味が勝利

ドーナツレース:速さだけでは決まらない

最初の競技は、タル船で島を一周するレース。ウソップ、ナミ、ロビンが組み、船を進める。ナミたちはサンゴ礁の迷路を抜け、衝撃を使った加速で先頭へ出る。しかしゴール目前、フォクシーのノロノロビームによる妨害を受けて敗れる。

アニメ第209話の紹介は、凶器や妨害も認められるレースとしている。ナミたちが航海技術で先へ出ても、競走そのものに参加していない船長の能力で足を止められる。フォクシーの戦い方を知るには、後のルフィとの一騎打ちだけでなく、この最初の介入から見ると分かりやすい。

グロッキーリング:仲間を失うと次の戦力も減る

グロッキーリングは、ボールを付けた相手の選手をゴールへ入れる競技だ。2015年の公式特別編集版の告知が、この勝利条件を説明している。相手を殴り倒すだけで決着する格闘戦とは違い、狙うべきボール役とゴールがある。

相手は巨体を持つグロッキーモンスターズ。アニメ第211話は、ゾロとサンジが敵3人を前にしながら、けんかをして協力できない様子を紹介する。第212話では、相手が凶器を持ち出す反則をしても、審判が見逃している。

ドーナツレースが妨害も認める競技だったのに対し、ここでは凶器が反則として扱われる。そのため、デービーバックファイト全体を一括して「何をしてもよい」と説明すると、競技ごとの違いが消えてしまう。ゾロとサンジは、相手側に有利な運営にも対処し、共闘して勝つ。原作の流れでは、この勝利でチョッパーを取り戻す。

コンバット:船長が仲間を守る最終戦

原作の第3戦は、ルフィとフォクシーのコンバット。フォクシーはノロノロビームで動きを鈍らせ、船内の仕掛けも利用する。ルフィは接近して殴れば勝てるという状況にならず、相手の能力と用意された舞台の両方に苦しむ。

公式ストーリーでは、ルフィが隠し持っていた鏡の破片でビームを跳ね返したことが、形勢逆転のきっかけとして示される。フォクシーをノックアウトし、勝負は麦わらの一味の勝利で終わる。第1戦で敗れた原因でもあるビームへ、最終戦で対策を出した決着だ。

アニメは6競技。コンバットの前に勝負が増える

テレビアニメでは、原作の3競技にローラーレース、ドッジボール、だるまさんがころんだを加えている。原作のコンバットが終わってから追加3種目が始まるのではなく、コンバットを後ろへ置いた構成だ。

アニメでの順番 競技 該当回
最初の第1戦 ドーナツレース 第209〜210話
最初の第2戦 グロッキーリング 第211〜212話
最初の第3戦 ラン・ローラー・ラウンド 第213〜214話
再戦の第1戦 ヒット・アンド・デッドボール 第215話
再戦の第2戦 どっち・タッチ・だるまさん 第216話
再戦の最終戦 コンバット 第217〜219話

第3戦がローラーレースに変わる

アニメ第213話では、第3戦としてローラースケートのレースが始まる。麦わら側は人数が1人足りず、ルフィが2度出場することになる。しかしルフィはスケート靴で立つこともできず、得意な格闘と違う技能を求められる。

人数が足りないのは、アニメではグロッキーリングに勝ったあとも、チョッパーを取り戻していないためだ。ルフィがその報酬として選んだのは、トンジットの愛馬シェリーだった。原作では第2戦の勝利でチョッパーが戻るが、アニメでは帰還が次の勝負まで持ち越される。

第214話の紹介では、レースは5本勝負であり、先に2本を取られて第3ラウンドを迎える。監督役のサンジは、相手のチキチータをマタタビでコース外へ誘う作戦を使う。ルフィ自身も、ようやくスケート靴で立つことに成功する。3回戦というゲーム全体の回数と、この競技内の5本勝負は別の数え方だ。

再戦のドッジボールでロビンも奪われる

ローラーレースを終えると、麦わらの一味はチョッパーを取り戻す。ここで最初の3コインゲームはいったん終わるが、第215話ではフォクシーが再び勝負を求め、ルフィが受けてしまう。チョッパーを救うために始めた勝負が、奪還後の再挑戦によって続くわけだ。

再戦の第1戦はドッジボール型のヒット・アンド・デッドボール。麦わら側が攻勢をかけ、敵をフォクシー1人まで減らすが、次の第216話の冒頭では、その第1戦に敗れてロビンを奪われたことが示される。

だるまさんがころんだから、賭けを広げたコンバットへ

第216話の第2戦は、どっち・タッチ・だるまさん。ロビンを取り返そうとする一味が、オニ役のトンジットへ向かって走り出す。しかしこの競技を経てチョッパーも再び相手側へ移り、第217話の最終戦を迎える時点では、ロビンとチョッパーの2人を取り戻さなければならなくなっている。最初のゲームで救った仲間を、再戦で失う流れだ。

続く第217話は、勝てばロビンとチョッパーを取り戻せる一方、負けると一味全員が子孫の代までフォクシー海賊団へ忠誠を尽くす、という条件を紹介している。これはアニメ版の最終戦の賭けだ。通常の1試合ごとの人取りと、ここで上積みされた条件を同じものとして扱わないほうが、何を失う危険が増したのかが見える。

第218話では、ルフィが船内へ入り、ゴリラパンチャー13号などの罠に襲われる。第219話で船長同士の打ち合いが決着する。原作と同じくフォクシーとの戦いが締めくくりを担うが、その前までに奪われた仲間と、負けた場合の条件は同じではない。

読み返す巻・見直す話の範囲

公式がデービーバックファイト編として示す原作の範囲は、32巻の第304話から34巻の第321話まで。33巻には第306〜316話が収録されるため、ゲーム名を冠する33巻だけで、挑戦前から次の展開までのすべてを読めるわけではない。

テレビアニメの競技を見直すなら、挑戦を受ける第208話からコンバットの決着となる第219話が目安になる。公式の編別分類は第207〜228話とさらに広く、ゲーム後の記憶をめぐる話や青雉の登場も入る。「デービーバックファイト編22話」と「6競技を描く回数」は区別して探せる。

ルフィの勝敗だけを調べたい場合はルフィの戦績、一味が元々いつ仲間になったかは麦わらの一味の加入順で確認できる。本稿が追うのは、その正式加入とは別に、ゲームの勝敗で仲間を取られ、取り返す過程だ。

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