ハンターハンター クロロの盗賊の極意|盗む条件と栞の役割

※本記事には広告・PRが含まれます。

この記事の結論

  • 能力の取得には、目撃・質問と応答・表紙の手形への接触を一時間以内に満たす基本条件がある。
  • 栞は本を閉じた使用と、開いた別ページとの二能力併用を可能にする。
  • 番いの破壊者は元の使い手の死後も残る例外。追加条件の未公表部分と進化後性能は断定しない。

クロロが使う能力で、この中で好きなのは?

投票するとみんなの結果が見られます

クロロの「盗賊の極意(スキルハンター)」は、他人の念能力を本に収めて使う能力だ。ただし、盗むまでの手順と、盗んだ後の使用条件は別にある。「栞のテーマ(ダブルフェイス)」が変えたのは主に後者で、本を閉じたままの使用と、二つの能力の併用を可能にした。

この記事では、ヨークシン編で示された基本の仕組み、34巻の栞、39巻No.406で語られる進化への準備を分けて整理する。能力名の名簿ではなく、クロロがどの段階で何を満たす必要があるのかを見るための解説だ。

盗む条件・使う条件・栞の役割の全体像

確認する段階 本文で扱う中心の疑問
能力の取得 相手からどう盗むか
通常使用と栞 本を持つ手と、併用できる数がどう変わるか
死後の念 能力や効果が残る例外は何か
進化の準備 No.406の盗みは何を目的にしているか

能力を盗むための四つの条件

基本の取得条件は、三つの行動と、それらをまとめる時間制限で構成される。HUNTER×WORLDの能力解説でも、この四項目が整理されている。

  1. 相手の念能力を実際に見る。
  2. 相手に能力について質問し、答えを得る。
  3. 本の表紙の手形と相手の手のひらを合わせる。
  4. これらを一時間以内に行う。

戦闘で一つの技を目撃しただけでは足りない。能力についての応答を引き出し、手のひらを本へ合わせるところまで進める必要があるため、相手を殺さずに距離を詰め、会話や接触の機会も作らなければならない。相手が条件を知っていれば、質問に答えないだけでも取得を妨げられる。

ヨークシンでゼノとシルバを相手にした戦いは、その難しさが出る例だ。クロロは相手の強力な技を見ても、自由に質問し、相手の手を取れる状況にはない。勝敗をつけることと、能力を盗むことが同じ目標ではないと分かる。

一方、ネオンの占いを盗む場面では、戦闘以外の接近が重要になる。能力を披露してもらい、話を聞き、警戒を解く過程を踏める相手は、殺し合いの最中の敵とは条件が違う。クロロの取得能力は、格闘の強さだけでなく、交渉や身分の偽装と結びついている。

ただし、全ての取得場面で四条件の達成が一コマずつ描かれているわけではない。画面にないやり取りを具体的な台詞や順番で補ったり、「この時に握手したはず」と断定したりすることはできない。

盗んだ後にも本を持つ条件が残る

能力を盗めば、クロロはそれを本に収めて使用でき、元の持ち主はその能力を使えなくなる。ここで本は単なる記録帳ではない。基本の運用では、使うページを開いて右手で保持することが必要になる。

この条件は、能力の種類によって不便さが変わる。本を持つだけで足りる技なら左手で戦えるが、両手を使わなければ成立しない技とは相性が悪い。また、別の能力に切り替えるにはページを変える必要があるため、数多くの技を持つことと、それらを同時に使うことも同義ではない。

元の能力に付いている条件まで消えるわけでもない。密室で使う能力、対象へ触れて使う能力、操作する物の性質が決まった能力なら、取り出した後にその条件を満たす必要がある。クロロ自身の本の制限と、盗んだ技が要求する制限を重ねて見ることが大切だ。

たとえば「人間の証明(オーダースタンプ)」は人形を動かす技だが、何を人形として扱うかには元の能力者の捉え方が関わる。クロロがそう呼べば全ての死体を自由に動かせる、という仕組みにはならない。技を奪うことは、その技を自分の都合のよい別能力へ書き換えることではないのである。

栞を挟むと何が変わるのか

34巻No.351で説明される栞は、挟んだページの能力を、本を閉じた後も使えるようにする。集英社の34巻の正規試し読みでも、この説明と、本を持たずに両手を使う場面を確認できる。

本の状態と手の使い方を対応させると、次の三通りになる。

本と栞の状態 その時に使える能力 手の使い方
ページAを開き、栞を使わない A 右手で本を保持
Aへ栞を挟み、本を閉じる A 両手を使える
Aへ栞を挟み、別のページBを開く AとB 本を保持する手が必要

栞は一枚なので、A・B・Cへ同時に置くことはできない。この枚数の制限が、能力の組み合わせを考える起点になる。二能力の効果を見かけた時は、どちらが栞側で、どちらが開いたページ側なのかを分けると追いやすい。

複製した人形を動かす場合

「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」は両手を使う複製能力だ。そこで栞を使って両手を空け、複製を作った後に本を開き、操作する側の能力へつなぐ。技を二つ持っているだけではなく、手を空ける工程と操作へ移る工程がある。

ヒソカ戦の能力比較でも、右手を使うかどうかから組み合わせを整理している。

栞のために増えた条件は公表されているか

クロロは、両手を使う能力を得たことで栞を開発し、その結果、能力を盗む時や使う時の条件も増えたと説明する。しかし、この場面では追加条件の中身を列挙していない。

分かるのは、栞が無償の便利機能ではないというところまでだ。「相手へ全能力を説明することが必須」「戦う場所を先に決めることが条件」といった説は、ヒソカ戦の振る舞いから考えられる仮説であり、公表された取得条件の項目へ混ぜられない。

能力者が死ぬと消える原則と、死後の念の例外

盗んだ能力は、元の能力者が死亡すると本から消えるのが原則とされる。だから、取得の際に相手を殺すことは、普通の戦闘のように単純な近道にはならない。

一方、34巻の「番いの破壊者(サンアンドムーン)」は例外として説明される。元の持ち主である流星街の長老が亡くなっても能力が残り、死後に強まる念として作用する。ここから「盗んだ能力は死後も全て残る」と一般化することはできない。

番いの破壊者は、左手で太陽、右手で月の印を付け、その印同士が触れると爆発する。左手の刻印だけなら本を右手に持ったまま行えるが、右手の刻印を押す段階では手を空ける必要がある。両手を使うかどうかは、同じ一能力の中でも行う動作によって変わる。

さらに、複製した人形へこの刻印を付けると、複製能力を解除しても人形が消えずに残る。通常なら複製を維持するために使う枠から別の能力へ移れるため、以前の工程で作った人形と、今使っている操作や変身が一緒に見えることになる。

これは栞が三枚に増えたのではなく、死後の念による刻印が複製物の消滅も妨げるという組合せだ。使用中の能力を数える時には、目に見える作用の数をそのまま本で発動中のページ数に置き換えず、「複製する」「印を付ける」「別能力へ切り替える」という時間の順序まで追う必要がある。

この章の死亡規則と例外はHUNTER×WORLDの説明と前述のヒソカ戦解説を参照した。栞の仕組みを紹介するNo.351の無料試し読みとは、確認した資料の範囲が異なる。

No.406の進化は、栞と同じ話ではない

王位継承戦では、クロロがさらに強い能力を得るため、盗賊の極意の進化を狙うことが語られる。No.406の作品解説では、従来の取得手順に入る前に国宝級の宝を盗む必要があり、カキンの三種の神器が標的になったと整理されている。

栞は、本に収めた能力の使い方を広げたものだった。対してこちらは、求める能力を本へ収めるための準備に関わる。どちらも条件の追加と結びつくが、同一の機能ではない。

この段階の説明から、進化後の全性能や、従来の四条件がどう変化するかまでは確定できない。「宝を盗めば誰からでも無条件に盗める」「栞が増える」といった結果を付け足さず、クロロが次の取得に必要な準備を進めている、と捉えるのがよい。

旅団全員の能力と生死を探す場合は幻影旅団メンバー一覧、能力名から他の使い手を引く場合は念能力一覧を参照できる。

参考・出典

関連するテーマ:ハンターハンター 念能力一覧|系統別のキャラと能力名

予想投票 ─ 受付中ハンターハンターの予想
ランキング →

コメントを残す