ワンピース アラバスタ内乱の決着|偽の国王・時計台の爆弾と雨が降るまで

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この記事の結論

  • 偽の国王の工作が総攻撃を招き、コーザが真相を知った後の停戦も潜入者に壊された
  • 時計台で導火線を切っても時限爆発は残り、ペルが砲弾を空へ運んだ
  • クロコダイルの敗北後、雨の中でビビの声が届き、武装解除と偽国王の説明へ進む

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アラバスタの内乱は、クロコダイルを倒す戦いと、広場の人々を死なせないための行動が同時に進んで決着する。コーザは真相を知って白旗を掲げるが、潜入工作員の銃撃に阻まれる。時計台の砲撃を止めても時限爆弾は残り、ペルが空へ運ぶ必要があった。

最後に雨が降り、ビビの声が両軍へ届く。偽の国王によって作られた対立が、誰の行動でどこまで解けたのかを追うと、敵の敗北、爆発からの救出、停戦の成立を混同せずに読める。アラバスタ編の結末までのネタバレを含む。

ボン・クレーの偽国王が、総攻撃の引き金を作った

干ばつへの怒りを、国王への敵意に変える

反乱軍を率いるコーザは、干ばつに苦しむ人々のために国王へ反旗を翻した人物だ。クロコダイルはダンスパウダーを利用し、国王が雨を奪っているように見せて、国王と国民を対立させていた。公式のアラバスタ編紹介は、この対立を国の乗っ取りへ利用する計画を説明している。

決定的な工作が、Mr.2・ボン・クレーによるコブラへの変身だ。偽のコブラはナノハナに現れ、ダンスパウダーで三年間の雨を奪っていたと言う。さらにMr.1とミス・ダブルフィンガーが巨大船を町へ突っ込ませ、火を放つ。

アニメ第107話の公式紹介では、この一件の後にコーザがアルバーナへの総攻撃を決意し、チャカが迎撃を命じる。人々が見たのは、国王の顔をした人物の言葉と、町が襲われる光景だった。本物のコブラの意思とは異なる出来事が、両軍を決戦へ動かしている。

クロコダイルの目的や、その後の活動全体はクロコダイルの歩みで扱っている。

国の乗っ取りと、古代兵器を得る目的

王国の混乱そのものが、クロコダイルの最終目的ではなかった。公式のアラバスタ編紹介では、彼はコブラを捕らえ、古代兵器プルトンの在りかを問いただす。国王への不信を広げて内乱を起こす一方で、王家が守る秘密へ近づこうとしていた。

ここで提示されるのが、両軍の集まる宮前広場へ砲弾を撃ち込む計画だ。アニメ第118話の公式紹介では、クロコダイルは午後4時半、30分後だと告げる。既に争っている人々を、決められた時間に同じ場所で襲う仕掛けである。広場で叫び続けるだけでは砲弾は止まらず、首謀者との対決とは別に砲撃手を探す必要が生まれた。

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コーザの白旗は、潜入工作員の銃撃で阻まれる

真相を知った指揮官だけでは、戦場を止められなかった

宮殿へ来たコーザは、全ての黒幕がクロコダイルだったと知る。ビビの命令で国王軍が白旗を掲げ、その中央でコーザが反乱軍を鎮めようとした。ここで、二つの軍を敵同士にしていた前提が崩れ、停戦に向かう動きが生まれる。

ところが、国王軍に潜入していたバロックワークスの工作員がコーザを撃った。第120話の公式紹介にあるのは、本物の国王がコーザの停戦を拒んだという場面ではない。国王軍の中にいる敵が、停戦に動く反乱軍の指導者を撃つ場面である。

倒れたコーザは、それでも戦うなと声を出す。しかし塵旋風で視界が悪くなり、両軍に潜入した工作員同士が撃ち合って戦闘を再開させた。第121話が示すこの妨害により、真相が一人へ伝わっただけでは、戦場全体の認識を変えられなかったことが分かる。

ビビは止めようとし続けるが、クロコダイルに宮殿から突き落とされる。彼女を救うのが、ペルに乗って到着したルフィだ。この合流によって、クロコダイルとの戦いをルフィが引き受け、ビビたちは広場への砲撃を止めるために動けるようになる。

時計台の砲撃を止めても、時限爆発は残っていた

クロコダイルは、国王軍と反乱軍が集まる宮前広場へ砲弾を撃ち込もうとしていた。ビビたちは砲撃手を探し、時計台にいると突き止める。しかし場所が分かっても、時間内に上まで届かなければ止められない。

ビビの推測をウソップの信号で仲間へ伝える

第122話の時点で、ビビから砲撃まで10分だと知らされた仲間たちは、町で砲撃手を探し始める。広場ではなお両軍の戦いが続き、一行は各地の敵との戦闘を終えたばかりだった。

22巻の第203–205話の章別解説によると、砲撃場所を思いついたビビがウソップへ伝え、ウソップは信号を上げて仲間を集める。ビビが示したのは、子どものころの砂砂団の秘密基地でもあった時計台だ。第124話の公式紹介は、たしぎ率いる海軍の援護によって仲間が集まり、砲撃30秒前に文字盤が開くと、大砲とMr.7、ミス・ファーザーズデーが現れるところまでを説明している。

飛べるペルを呼べば済む状況でもない。ペルはミス・ファーザーズデーに撃たれており、ビビたちの集結に間に合っていなかった。また、別の高い階へ先に上がっていたサンジとゾロからも、そのまま大砲へ近づくことはできない。第205話の解説では、頂上へ通じる階段は1階からで、残り時間の短さが障害となる。

仲間の連携でビビが時計台へ届く

第125話の公式紹介では、ナミの案でウソップ、サンジ、ゾロ、チョッパーを発射台にし、ビビを時計台の上へ送る。仲間が敵を倒すだけでなく、ビビを目的の場所へ運ぶために役割をつないでいる。

23巻の第206–207話の章別解説は、この連携を細かく追っている。ウソップ、チョッパー、ビビが重なるところへナミがサイクロン=テンポを使い、上にいたサンジが、ビビを乗せたチョッパーをさらに蹴り上げる。次に高い位置にいたゾロが受け持つ。

だが、狙撃手たちにも気づかれる。ゾロは銃撃を受けながら二人を上へ送り、チョッパーがビビを投げることで最後の高さへ届かせた。ビビはMr.7とミス・ファーザーズデーを倒して砲撃を止める。全員が一緒に階段を上がる代わりに、既に別々の高さにいる仲間と、それぞれの技をつないだ突破だった。

ビビは大砲の導火線を切り、砲撃を止めた。ところが、砲弾自体に時限式の起爆装置がある。発射されなければ安全、という仕掛けではなかった。爆発まで十数秒を残す状況で、砲弾を広場から遠ざける必要が残ったのである。

ここでペルが現れ、砲弾を持って空高く飛び上がる。

爆発を避けても、両軍は戦い続ける

ペルによって大惨事は回避されたが、爆発を目にした両軍は、まだ戦いをやめない。

なお、公式のDr.ポツーン紹介には、爆弾で重傷を負ったペルを歩けるまで治療したとあり、生存が明らかになる。この救出を、死亡が確定した場面として数えることはできない。生存が判明した人物の整理はワンピースの生死一覧で確認できる。

雨が降り、ビビの声が届いてから武器が捨てられる

ルフィの勝利と、ビビの呼び掛けが届く瞬間

地下の聖殿では、ルフィがクロコダイルとの戦いを続けている。最初の対決で砂の体を殴れず敗れたルフィは、再戦で水を使い、砂の能力を弱めて攻撃を当てた。だが再び体の水分を奪われ、干からびた状態にされる。第123話の公式紹介では、外れた水を偶然浴びて復活し、王家の墓へ向かう。

一方、墓の地下でクロコダイルはロビンへ石碑の解読を求めるが、プルトンの文字はないとの返答を受け、彼女を鉤爪で貫いた。コブラは地下聖殿を崩す仕組みを動かす。ルフィがたどり着いたのは、首謀者だけでなく、倒れたロビンとコブラもいる、崩壊し始めた場所だった。

この最後の戦いでルフィが使うのは、血で濡れた拳と足である。第124話の公式紹介もこれを明記している。水の樽がなくなれば砂の体に一切届かないのではなく、自分の流した血を使って打撃を当てられるようになった。ただしクロコダイルは毒針を使い、ルフィも毒に苦しみながら戦っている。触れる条件を得たことと、無傷で戦えることは別だった。

ルフィは毒針を折り、ゴムゴムの暴風雨(ストーム)で岩盤を突き破ってクロコダイルを地上へ吹き飛ばした。国を奪おうとした首謀者への、戦闘上の決着だ。

そして雨が降り始め、ビビの声が人々へ届く。第126話の公式紹介は、砲弾の爆発を見ても戦いをやめなかった両軍から、雨の中でビビの声が届き、戦いが鎮まるところまでをつないでいる。

偽国王の事実が明かされ、戦後の確認へ進む

雨と呼び掛けの後には、武器を捨て、起きたことを説明する行動が続く。チャカは国王軍へ武器を捨てるよう命じる。イガラムは少年カッパに、ナノハナに現れたコブラが偽物だったことを話させた。第127話の公式紹介にある、この証言が序盤の偽国王の工作へつながる。

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よくある質問

白旗を掲げたのに、なぜ戦闘が再開した?

国王軍内の工作員がコーザを撃ち、さらに塵旋風の中で両軍に潜入した工作員が撃ち合ったためです。

ビビが導火線を切った後、なぜペルが必要だった?

発射は止まっても砲弾には時限式の起爆装置が残っていたため、爆発する場所を広場から離す必要がありました。

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