ハリーポッター魔法省の組織図|7部門と階層で整理
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この記事の結論
- 魔法省は建物の階層がそのまま組織の序列になっている
- 闇祓い局は独立組織ではなく、魔法法執行部の中に置かれた一部門
- 最下層には神秘部と法廷があり、どちらも省の表向きの業務から外れている
- この構造を知ると、ヴォルデモート側が魔法省を乗っ取った意味が変わる
魔法省は組織図を公開していない。だが構造は建物そのものに出ている。
階層が、そのまま序列になっている。 上に大臣がいて、下へ降りるほど専門的で、いちばん深いところに神秘部と法廷がある。エレベーターで降りるという行為が、組織のどこへ向かっているかを示す作りになっているわけだ。
上から順に並べて整理する。
魔法省の階層と部門
| 階 | 部門 | 担当 |
|---|---|---|
| 1階 | 魔法大臣室 | 省全体の指揮。大臣と側近 |
| 2階 | 魔法法執行部 | 法の執行全般。闇祓い局を含む最大部門 |
| 3階 | 魔法事故惨事部 | 事故対応と、マグルへの記憶処理 |
| 4階 | 魔法生物規制管理部 | 魔法生物の分類と管理 |
| 5階 | 国際魔法協力部 | 他国の魔法界との折衝 |
| 6階 | 魔法運輸部 | 煙突飛行ネットワーク、移動キーなど |
| 7階 | 魔法ゲーム・スポーツ部 | クィディッチなどの競技運営 |
| 8階 | アトリウム | 玄関ホール。出入口にあたる |
| 9階 | 神秘部 | 表に出ない研究。無言者が所属 |
| 10階 | 法廷 | 裁判が行われる場所 |
注意したいのは、8階が玄関であるという点だ。訪問者は8階から入り、上へ登って各部門へ向かう。9階と10階だけが玄関より下にあり、外から来た人間が普通に降りていく場所ではない。
魔法法執行部が突出して大きい
7つの部門のうち、規模でも権限でも別格なのが魔法法執行部だ。
この中に置かれているのが闇祓い局である。闇祓いを独立した組織だと思っている人は多いが、実際には法執行部の一部門にすぎない。警察のなかの特殊部隊、と考えると位置づけが近い。
ほかにも、魔法の不適切な使用を取り締まる部署や、マグル製品の不正使用を扱う部署がここに属している。ホグワーツの生徒が休暇中に魔法を使うと警告状が飛んでくるのも、この部門の仕事だ。
組織として大きいということは、押さえられたときの影響も大きいということでもある。
神秘部と法廷が最下層にある意味
玄関より下にある2つは、性質が違う。
神秘部では、愛や時間、死、予言といった、魔法界が説明しきれていないものが研究されている。ここで働く者は無言者と呼ばれ、何をしているかを語らない。予言の記録が保管されているのもこの階だ。
法廷は裁判の場で、ウィゼンガモットが開かれる。ここで人の処遇が決まる。
この2つが玄関より下に置かれているのは、偶然の配置ではないだろう。知られてはいけないものと、裁かれる場所が、来訪者の視線から最も遠いところにまとめられている。省の表向きの機能から外れたものほど、深いところに沈んでいる構造になっている。
誰が大臣だったのかで、省の性格が変わる
組織図は変わらなくても、頂点が変われば動きは変わる。
コーネリウス・ファッジの時代、魔法省はヴォルデモートの復活を認めないことに力を注いだ。事実を扱う組織が、事実を否定する側に回った時期だ。ルーファス・スクリムジョールに代わると強硬路線になるが、今度は見栄えを優先して無実の人物を捕らえるようになる。
そして最終的に、魔法省は内側から乗っ取られる。大臣が操られ、組織はそのまま動き続けた。制度を壊す必要すらなく、頂点だけ挿げ替えれば全部門が使える。 法執行部という巨大な暴力装置を持っていたことが、そのまま裏目に出た形だ。
戦後はキングズリー・シャックルボルトが大臣となり、立て直しが図られる。ヴォルデモート側がなぜ省を狙ったかはヴォルデモートとは何者かと合わせて読むと分かりやすい。
魔法省は「魔法界の政府」ではあるが万能ではない
もうひとつ押さえておきたいのが、魔法省がホグワーツを直接支配していない点だ。
学校には校長と理事会があり、省とは別系統で動いている。だからこそ、省が学校に人を送り込む場面は異常事態として描かれる。省が教育に手を伸ばした瞬間に空気が変わるのは、本来そこが管轄外だからだ。
登場人物がどの立場にいるのかは登場人物一覧で整理している。
建物の形が、この物語の政治を語っている
魔法省の構造を眺めていると、この作品が官僚組織をどう見ているかが分かる。
上には大臣がいて、その下に巨大な執行部門がある。玄関より下には、公開されない研究と、人を裁く場所が沈んでいる。外から見える範囲と、実際に力が動いている範囲がずれている。
ハリーが省に足を踏み入れる場面が毎回どこか不穏なのは、この構造のせいだ。案内板に書かれた部門名を読みながらエレベーターで降りていくとき、読者は組織の奥へ連れていかれている。階層を頭に入れてから読み直すと、あの移動の意味が変わってくる。
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よくある質問
魔法省にはいくつ部門がある?
主要な部門は7つで、魔法法執行部・魔法事故惨事部・魔法生物規制管理部・国際魔法協力部・魔法運輸部・魔法ゲーム・スポーツ部・神秘部にあたる。建物の階層がそのまま部門の並びになっている。
闇祓いはどこに所属している?
魔法法執行部のなかに置かれた闇祓い局に所属する。独立した組織ではなく、警察組織のなかの特殊部隊にあたる位置づけだ。
神秘部では何をしている?
愛・時間・死・予言といった、魔法界が解明しきれていない領域の研究が行われている。所属する者は無言者と呼ばれ、業務内容を口外しない。予言の記録もここに保管されている。
魔法省はホグワーツを支配している?
していない。学校には校長と理事会があり、省とは別系統で運営されている。省が学校へ人を送り込む場面が異常事態として描かれるのは、本来そこが管轄外だからだ。


