【徹底解説】セルポ星人の正体と元ネタ|ダンダダン宇宙人のモデルは実話UFO事件?

はじめに
『ダンダダン』に登場する宇宙人といえば、物語序盤からオカルンを襲撃する不気味な存在 「セルポ星人」。
異様に細長い身体、無表情な顔、執拗な追跡…。そのデザインは読者に強烈な印象を与えました。
しかし「セルポ」という名前には、実は実在のUFO事件をモデルにした可能性があると言われています。
本記事では、セルポ星人の正体を追いながら、①都市伝説「セルポ計画」との関係、②冷戦期アメリカのUFO研究、③『ダンダダン』での演出意図を徹底解説していきます。
セルポ星人とは?(作品内での基本情報)
外見的特徴
- 全身が異様に細長く、痩せこけたシルエット
- 顔はのっぺりとして無機質、眼だけが強調される
- 人間的な表情はなく、感情を読み取れない
- 生理的嫌悪を誘う「異形の人型宇宙人」デザイン
物語上の役割
セルポ星人は、オカルンに襲いかかる最初の宇宙人であり、「妖怪側」と並行して存在するオカルトのもう一方=宇宙人陣営の象徴です。
ターボババアが妖怪ホラーの入り口だとすれば、セルポ星人はSF・UFO怪談の入り口といえます。
元ネタ候補①:アメリカの「セルポ計画」
セルポ計画とは?
「セルポ計画(Project Serpo)」とは、2005年頃にインターネット掲示板を通じて流布したUFOコンタクト陰謀論。
内容は以下の通りです。
- 1947年、ニューメキシコ州ロズウェルにUFOが墜落
- 米政府は生存していた異星人と接触
- その後、地球人12名が「セルポ星」へ交換留学のように派遣された
- 彼らはセルポ星で約10年間を過ごし、一部は帰還したとされる
都市伝説としての広がり
「ロズウェル事件」+「交換留学」という物語性から話題になり、陰謀論・UFOファンの間で爆発的に拡散しました。
ただし裏付けは一切なく、政府文書もフェイクであることが指摘されています。
ダンダダンとの接点
- 名称そのまま 「セルポ」 を使用
- 「地球人と宇宙人の接触」テーマをコミカルかつホラーに換骨奪胎
- “実在するかもしれない”感が作品のリアリティを補強
元ネタ候補②:冷戦期のグレイ型宇宙人
グレイ(Gray Alien)との類似
セルポ星人の外見は、典型的な「グレイ型宇宙人」を思わせます。
- 大きな黒い瞳
- のっぺりとした顔
- 細長い四肢
- 感情の読めない表情
グレイは、アメリカを中心にアブダクション(拉致)体験談に頻出する宇宙人像で、冷戦期以降のUFOカルチャーを象徴します。
デザインの心理効果
- 人型に近いが微妙にズレている → 「不気味の谷」効果
- 感情が読めない → 共感不能性の恐怖
- 身体の細長さ → 人間的規範からの逸脱
これらは、ダンダダンの“恐怖と笑いの混在”に最適化されたキャラ造形です。
セルポ星人が象徴する「現代の怪談」
妖怪と宇宙人の二項対立
『ダンダダン』は「妖怪=日本古来のオカルト」と「宇宙人=現代的オカルト」を並列させることで、オカルト文化の総合格闘技のような世界観を築いています。
セルポ星人はその宇宙人側の最初の代表であり、作品全体の軸を提示するキャラです。
恐怖の質の違い
- 妖怪 → 土着的・伝承的・人間心理に根ざす
- 宇宙人 → 科学的・テクノロジー的・未知の外部から侵入
この二重構造により、『ダンダダン』は国内外の読者に響く“普遍的な恐怖”を提示しているといえます。
演出分析:セルポ星人が怖い理由
1. 追跡のしつこさ
セルポ星人は執拗に追ってくる存在として描かれます。
この「逃げても無駄」という設定は、都市伝説や怪談の典型的パターン(=追跡型怪異)に重なります。
2. 笑いとの接続
一方で、妙に人間臭い仕草や掛け合いの間にセルポ星人が割り込むことで、ホラーとギャグの振れ幅が生まれます。
ターボババアと同じく、「怖いけど笑える」=『ダンダダン』のトーンを示すキャラです。
3. デザインの記号性
- 背景に馴染むモノトーンの外見
- 動きがカクカクしていて、逆にリアルさを感じる
- “夢に出てきそうなシンプルさ” が逆に不気味
セルポ星人と「セルポ計画」考察
『ダンダダン』のセルポ星人がProject Serpoに直結しているかは断定できません。
しかし、
- 名前の一致
- 宇宙人との接触テーマ
- 陰謀論的な“半分本当っぽい”ニュアンス
これらから、作者が意識的に参照した可能性は高いでしょう。
特に『ダンダダン』は「オカルト文化の寄せ集め」的要素を意図的に取り込み、“信じるか信じないかはあなた次第” の精神をエンタメ化しています。
セルポ星人はその代表例といえるのです。
海外ファンの受け止め方
英語圏では “Serpo Alien” と呼ばれ、実在UFO事件とリンクした面白さが話題に。
日本の妖怪よりも、宇宙人はグローバルに通じやすく、ダンダダンが海外人気を得る要因のひとつにもなっています。
まとめ
- セルポ星人の名前は「セルポ計画」という都市伝説的UFO事件が元ネタの可能性が高い
- デザインは典型的なグレイ型宇宙人をベースにしつつ、作品のトーンに合わせて誇張
- 追跡型の恐怖と、ギャグ的な滑稽さを両立させた演出が『ダンダダン』らしさを際立たせる
- 妖怪と宇宙人の二項対立を提示する「象徴キャラ」として序盤に配置されている
- 海外ファンにも理解されやすく、国際的な人気獲得に寄与
セルポ星人は単なる脇役ではなく、『ダンダダン』の世界観を一瞬で理解させるキーフィギュアなのです。
よくある質問(FAQ)
Q1. セルポ計画は本当にあったの?
A. 実際の政府文書や証拠は存在せず、2005年にネット掲示板で広まったフェイク情報と考えられています。
Q2. セルポ星人はグレイと同じ存在?
A. 外見はグレイ型に近いですが、名称や設定は「セルポ計画」由来の要素を加えたオリジナルと考えられます。
Q3. 『ダンダダン』でセルポ星人は再登場する?
A. 詳細はネタバレになるため省きますが、物語序盤で強烈な印象を残す役割を担っています。
Q4. なぜ海外ファンに人気?
A. 「セルポ」という名称が実在のUFO都市伝説とリンクしており、海外UFOファンにも理解されやすいからです。



